京都牝馬ステークス 2021 予想：本命11アフランシール

time 2021/02/20

folder 2021重賞まとめ予想

京都牝馬ステークス2021の予想

阪神11R 芝内1400ｍ
馬場想定：良、かなりの高速馬場想定
風向想定：西南西6m/s想定

展開予想

　まず馬場だが普通に先週はかなり高速状態だったと思う。今週も高速馬場と見ておいてまず問題ないかな。風速がきつくて6m/s想定。そして西南西なのでＨＳで向かい風になるというのもあるし、もっと言えばＢＳではもろに追い風になるのでその意識は持っておいた方が良いと思う。前半から飛ばす馬へのアシストになりそう。

　展開予想だが、ひとまず内からカリオストロが主張していく形だろう。それを見ながら外からイベリスが主張していく形でこの２頭のハナ争い。恐らくイベリスが取り切ってカリオストロは控えるんじゃないかなと思う。２列目内で、外から番手を狙いそうなのがアンリミット、ビッククインバイオやメイショウショウブといった所。風の問題もあるし前半はスピードに乗ってという感じで想定しておきたいし、馬場も軽いので時計も出るだろう。33.5-34.8ぐらいで1:19.7ぐらいを想定しておく。基本的に基礎スピードを持っていない馬は苦しいとみておきたい。

予想

◎11アフランシール
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△04イベリス
△16リバティハイツ
×07アイラブテーラー13メイショウショウブ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎アフランシール

　ここは荒れそうなのでそういうつもりで大穴狙いと行きたい。展望の段階でアフランシールには注目していたんだが、欲を言えばもう少し内枠が欲しかったのは間違いないところ…。それでも秋山だしこの枠の並びなら上手く中団内目～中目まで持って行ってくれるかなという期待も込めて。

　まず根本的に1400のスピード勝負が合っているし、軽い馬場なら速いラップも踏めるのが強み。３走前の新潟日報賞勝ちが印象的かな。新潟1400らしい33.8-34.7とややハイという程度で流れているものの11.1 – 11.9 – 12.0 – 11.2 – 11.5と中弛みからの再加速で好位から直線で外に誘導してからの追い出しもしっかりと食らいついて２列目からＬ１で一気に抜け出す競馬。ギアの上げ下げも上手かったし、内で包まれてしっかりと動いてＬ１まで速いラップをある程度維持しての好時計勝ち。この内容なら少し緩んでも対応できるというのが一点。

　そのうえで、東京1400で負けはしたがフリーウェイＳが優秀。超高速馬場で34.6-34.0とややスローだったが11.1 – 11.1 – 11.1 – 11.3 – 11.6と中盤が淀みなくコーナーで速いラップと府中にしてはコーナー勝負になっている。ここで好位の外外で脚を使う羽目になった中でジリジリとなだれ込む競馬は出来た。この辺の立ち回り次第ではもっと時計を詰められたと思うし、個人的にはもう少しペースが上がったほうがやりやすかったと思う。

　今回は阪神1400だしスタート直後から追い風を受ける形になる可能性が高いので、そこで前がペースを引き上げてくれれば内のスペースまで潜り込める可能性も高くなるし、仮に緩んでも再加速は出来るのでそういう器用さもある分内に突っ込みやすいだろうと。33.5-34.8ぐらいの想定だがこの流れで自身で好位内に入って34秒前半ぐらいで入ってくれれば面白いと思う。後半も34秒台前半でまとめる素質を持っている馬だし、後はコーナーでの立ち回りを攻められる秋山の腕に期待。秋山は流れたレースの方が良さが出易いと思うので。

○？

▲？

△イベリス

　ん～まあ悩ましいところだけど、阪神カップの形に持ち込めれば…やね。その点では今回はカリオストロが北村友一なので控えてくれる可能性は結構あると思うし、今の阪神だと前目で内目で粘り込む馬は無条件で押さえてもいいレベルだからね。前走阪神Ｃは相手も手ごわかったし34.0-34.3と平均で11.1 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.6と淡々としたラップを踏んでＬ２までは先頭をキープしていた。Ｌ１は甘くなりがちなので難しいが高速馬場はセントウルＳでも離されたとはいえ３着と実績があるし19秒台を視野に入れられる馬ではある。まあ1400は本来ちょっと長いとは思うけど、超高速に近い今の馬場で風向きや内有利の馬場なら連下で押さえたい。

△リバティハイツ

　この馬は難しいところはあるが、軽い馬場でのロングスプリント性能そのものは見せているんだよね…。過去になるが安土城Ｓでダイアトニックにクビ差まで迫る内容。これが33.9-34.3と平均で11.3 – 11.4 – 11.5 – 11.3 – 11.5とコーナーでもラップを維持しつつＬ２再加速でも11.3という程度。これで後方内内で脚を温存していたのが噛み合ったとはいえ直線でダイアトニックが外からスムーズに出し切った中でその内から捌いて食らいついてＬ１まで一緒に伸びて３着以下を離してのクビ差２着。この競馬ができるのであればだし、時計面でも1:19.6としっかりと目途を立てている。基本的に阪神1400で時計勝負だと淀みにくいのでロングスプリント性能が高くないと時計を詰め切れない。阪神1400で差し込むイメージは出来る馬なんだけど、今の馬場と直線での向かい風も含めると内有利になる可能性が高い以上は重くは狙いたくない、という感じかな。いい馬なんだけど。

×アイラブテーラー

　ここはちょっと悩んだがアイラブテーラーにした。一つはこういう状況で岩田ならイン突きに絞ってくれそうだなと。もう一つは２走前のタンザナイトＳが悪くなかった。ここが同じように内回りの阪神1200で33.5-34.6の流れで後方内内で脚を温存しながら直線、少し捌くのに苦労しながらＬ１の坂の登りで捌いてしぶとく差し込んできた。後半型の競馬で良さが出ているし1200でも後半型の方がいい馬だからね。最近崩れる時が酷いので扱いが難しいけど、軽い馬場でも速いラップを踏めたのは収穫だし、ヒモで拾う分にはかな。西南西の風で６m/sを考えれば向かい風の直線は内から壁を作りながら進められるほうが良いかなというのに加えて馬場もまだ内有利だからね。

×メイショウショウブ

　後は愛馬メイショウショウブ。これはもう願掛けみたいなもんだが…阪神Ｃ３着だけやれればここなら最上位なんだけどね。あの時はグランが化け物過ぎただけで、この馬の時計でも普通に標準レベルにはあるんだよ。33.9-34.2で平均だがグランが後半を引き上げたせい。実質２着で測れば33.9-35.0とかなりのハイでペースを引っ張って11.1 – 11.3 – 11.4 – 11.3 – 11.5とこれもＬ１でグランが千切ったからで実際Ｌ１は12.3と落ちているはず（メイショウショウブはＬ２までは先頭にいたからね）。馬場が軽ければもう少しＬ２の再加速も引き出せるしＬ１も踏ん張れるだろうと。引退レースだったとはいえレッツゴードンキを抑え切るのはそう簡単じゃないし、まともな状態なら条件が揃えば勝負できる。今回は外枠を引いたし手術明けで状態面の課題もある。近走の内容も良くない中で押さえまでとしたのはその辺。内枠が欲しかったなあ…この枠の並びでカリオストロやイベリスらが引っ張る所を２列目内辺りで進められたら違うんだけどなあ。