共同通信杯 2021 予想：本命08レフトゥバーズ

time 2021/02/14

folder 2021重賞まとめ予想

共同通信杯2021の予想

東京11R 芝1800ｍ
馬場想定：良、やや高速馬場想定
風向想定：南3m/s想定

展開予想

　土曜を見る限り馬場は相変わらず掴みづらいところはあるが、出る時は出る、という感じ。高速馬場に近い感じではあると思う。風向は南風でちょうどスタンドにぶち当たる形になる。このケースではなぜかＨＳで向かい風になることが多いイメージなので3m/sレベルだと少し意識したいかな。府中の南風は逃げ馬苦戦という傾向が出ているので注目しておきたい。

　展開予想だが、逃げ馬が全く読めない…。内からディオスバリエンテがとりあえず先行するだろうし、タイソウなんかもある程度前をというところだろう。これに対して逃げそうな馬が本当にいなくて、今回はカイザーノヴァあたりでも無理なく前をという感じになってくるかもしれんね。ペースはこの形だと上がってこないと思うし恐らく団子だろう。48.5-46.0ぐらいと想定しておく。直線ではレースでも上がり34.0ぐらいでは収めてくると思うので、瞬間的な鋭さ…トップスピードの質とギアチェンジ、坂の登りの加速といった適性を最優先して予想したい。

予想

◎08レフトゥバーズ
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△07エフフォーリア
×01ディオスバリエンテ12カイザーノヴァ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎レフトゥバーズ

　本命はレフトゥバーズにした。１戦しかしていなかったので展望では触れなかったが面白い競馬をしていた一頭。

　新馬戦しかないのでこれをしっかり評価したいが、ペース自体も47.6-46.9なので平均ペース。当時は府中も時計が掛かっていたし、その中で12.1 – 12.4 – 11.9 – 11.1 – 11.5とＬ２最速のトップスピード戦だしＬ３が11.9と遅いので中団馬群の中で進めていたこの馬はここでギアチェンジを相当求められている。Ｌ３ではまだ４列目までで前とは大体３馬身。これをＬ２で捕えてきた。また映像的な話になるがＬ１で左手前に換えてから迫力をキープして突き放す競馬、最後は流していた。

　総合的に見ても抜けているなという中で、緩くもないある程度時計が掛かる馬場でＬ２で11.1を３馬身差から捕えてきているなら推定でも10.6ぐらいは使えている。この瞬間的なトップスピードの質とギアチェンジの性能は非凡だし、しかも流れた中で使えているのである程度のペースなら対応してくる。1800なのでスローがベースにはあるが、ここでどういう競馬ができるかかなり楽しみやね。あんまり新馬戦だけで言いたくないけど、桜花賞～NHKマイルで期待できる馬だと思っている。血統的にもグランアレグリアに近いんだよね。

○？

▲？

△エフフォーリア

　まあ正直ドスローで良さが出ていた感じはあるけど、百日草特別はなかなか。63.4-58.9とドスローからの13.0 – 12.2 – 11.1 – 11.3 – 11.3のラップ推移で外に寄れながらのスタートにはなったがそれでも好位の内目にはスッと入ってきたし、３～４角で包まれて緩い流れからの加速で進路確保で後手を踏みながらも坂の登りのＬ２の入りでしっかりと進路確保から反応してきた。スパッと切れるというよりはロングスプリントがという性能だと思うが、このメンバー構成ならある程度の位置を狙えそうだし、包まれても要所でのギアチェンジそのもの、坂の登りの加速そのものは対応してくると思うので連下で狙いたい。

×ディオスバリエンテ

　後は悩ましい枠を押さえておこうと。ディオスバリエンテに関しては正直新馬戦だけでは判断しづらい面もあるが、それでも相手関係強敵で、長距離的な競馬ではあるがパフォーマンスは評価したい。中山1800で50.8-47.5と超スローでも12.8 – 12.1 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 11.9と向こう正面でペースが上がっての２段階加速になっているので割と長距離的な適性が求められたと思う。好位で勝ちに行ったボーデンを目標にしながらＬ１で捕え切って３着以下は４馬身以上千切ってきたと。ここの２，３，５着が既に勝ち上がっているので未勝利戦としてはかなりハイレベルだし、当日の時計比較で見ても３勝クラスの常総Ｓが1:49.3で勝ち馬上がりが35.7と考えるとタフな馬場としてはかなり優秀な競馬をしていると思う。個人的にはもっと長い距離で見たい馬だと思っているんだけど、パフォーマンスを評価して。

×カイザーノヴァ

　外枠を引いたのでスローでゆったり様子を見ながらコントロールしつつ番手外～２列目外というのが狙える条件ではあるなと。前走の朝日杯ＦＳの場合は45.2-47.1と超高速馬場で古馬マイルGIレベルの基礎スピードの質を求められて追走できなかった。それでも後半で脚を温存していた分はあったにせよ外からしぶとく差し込んできていたというのは一定の評価が必要だと思う。今回は展開が読みにくい中で外枠というのは面白いし、個人的には後半型のバランスでクローバー賞、朝日杯とパフォーマンスを上げてきた印象が強いので、1800の延長でも狙って良いんじゃないかな、という感じ。