京都記念 2021 予想：本命04ラヴズオンリーユー

time 2021/02/14

folder 2021重賞まとめ予想

京都記念2021の予想

阪神11R 芝内2200ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：東南東2m/s想定

展開予想

　阪神は時計はそうでもないけどラップ的にかなり速いケースが多いので恐らく高速馬場だとは思う。程度に関してはまだ何とも言えないけど、流れれば出ると思う。風向は東南東2m/s想定で、これは阪神の立地だとＨＳでもろに追い風になる。まあもちろん2m/s程度なのでそこまでの影響はないと思うが参考程度に。雨がどうかなと思っていたが、どうも開催中はもちそうやね。

　展開予想だが、これが地味に難しいかな。とりあえずステイフーリッシュが内からある程度主張して外から来る馬を行かせる形を狙いつつ。外からダンビュライトが主張して、これにジナンボーがどこまで競って行くのか、この２頭が内に切っていきながらステイの前に来るイメージかな。１角までの距離が長いのである程度は前半も流れる可能性もあるし、松若ダンビュライトが攻めてペースを引き上げて単騎もある。この辺はちょっと幅を持たせたいところやね。ペースは恐らくスローの可能性が高いとは思うが極端ではないし、前述した通り振れ幅もある。一応ベースは60.5-59.0ぐらいを置くが、場合によっては59後-59半ばぐらいのバランスまで想定する。ペースによっては11秒台前半ぐらいは出ていい馬場だと思うけどね。

予想

◎04ラヴズオンリーユー
○？(note版のみ)
★？(note版のみ)
△10ジナンボー
×02ステイフーリッシュ07ワグネリアン
３連複：◎軸○★△×BOX
３連複：◎○軸★△×流し
３連単Ｆ：◎○→◎○★△→◎○★△×

◎ラヴズオンリーユー

　ん～…本当のことを言えばセンテリュオの回避はかなり痛い。ただ、仮にセンテリュオが出てきたとしても土曜の馬場ならラヴズオンリーユーだと思いたいんだけどね。正直抜けた単勝オッズだが、信頼度がそれに値するかは分からん。ただ、個人的にこの馬のベストバウトを引き出しやすい条件が揃ったと思っているので、オッズとか無視して予想家として本命を打ちたい馬。

　ベストバウトはオークスなのは自分の中では全く揺るぎがなく、この馬のパフォーマンスは馬場に相当依存するだろうと思っている。この時のオークスが超超高速馬場状態でペースも59.1-59.2と平均といってもどちらも59秒台というなかなかこの時点での３歳牝馬の2400ｍ戦とは思えないバランス。12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.6 – 12.3とＬ３最速だが11.4という程度で超高速馬場としてはこれでもラップは遅い方、恐らくこの馬場でのポテンシャル勝負でかつ前半の基礎スピードも高いレベルで求められたうえでの競馬だったと思う。それで中団外から３～４角でロスを作りながら加速の流れで脚を使って直線エンジンが掛かってからＬ２以降前が減速ラップを踏むところでジリジリと伸び始めてＬ１で抜け出していたカレンブーケドールを捕え切った。後半のポテンシャルに関しては抜きんでていて、軽い馬場でこういう単調な形に近いってのがフィットしているんだと思う。

　また軽い馬場ならロングスプリントでもそこそこやれていると。エリ女３着でも昨年の方。阪神2200ｍで明確に高速馬場。ノームコアが59.3-59.0と単騎で平均を刻む形だが、実際は番手で60秒前後なので60-58前半ぐらいだろうと思う。その中で３～４角で離れたノームコアを捕えに各馬が動いているので実質はスローロングスプリントだっただろうと。中団外から動こうとするのだが４角辺りで反応が鈍くて先にラッキーライラックに抜け出されてしまう。そこからＬ１にかけてジリジリと伸びてくるが、実質スローのロングスプリントではサラキアの物量に敵わずの３着。ただこういう競馬でも明確に高速馬場なら高いパフォーマンスを見せてきている。

　崩れているのは有馬記念、物足りなかった鳴尾記念２着、府中牝馬Ｓといずれもタフな馬場状態にある。基本的に軽い馬場で良さが出てきている馬なのは間違いないし、しかもベストは前後半である程度バランスを求められる競馬。仮にスローのロングスプリントだとセンテリュオは厄介だったがそれでも高速馬場ならエリ女で余裕で先着しているし、問題なかったと思っている。まして後半特化で手ごわいセンテリュオが回避してくれたのであればこのメンツで負けないでほしいというのが正直な感想やね。単調な流れになって縦長で３～４角で前を追いかけに勝負してくれたら突き抜けてもいいと思っている。この世代のオークス組は強いはず。

○？

★？

△ジナンボー

　本来なら対抗に据えたい馬の候補筆頭ではあったが、ちょっと追い切りが気になったかな。休み明け自体は走る方なので気にしてなかったけど、少し重さを感じたので評価を少し下げる。とはいえ今回の条件だと本来なら…と思う。大阪杯は６着に敗れているが、内容が良い。阪神の2000で60.4-58.0とかなりのスローペースだが、11.6 – 12.1 – 11.7 – 11.3 – 11.2 – 11.7と向こう正面で少しペースアップしたダノンキングリーに食らいついてという形から中弛みで取り付かれ、そこからのロングスプリントの競馬で一つ外から勝負に行く形になった。ラストはその分だけ甘かったが、正直後半のロングスプリント＋中盤のポテンシャルと後半型が強く求められた中で一定の対応をしてきたのは良い材料。個人的には流れたほうが良いと思っていて、一度新潟記念で２着したときが58.6-58.9と平均、12.5 – 12.0 – 11.3 – 11.1 – 12.0と中弛みからの再加速を先行策から馬場の良いところに誘導しているうちに内からユーキャンスマイルに一気に来られたがＬ１で食らいついてカデナを２馬身差つける形での２着と健闘していたからね。前半の基礎スピードはある程度求められた方が良いタイプだと思うので、ダンビュライトがある程度流れをつつくならそれに付き合ってほしいかな。スローでも内目を確保できれば、このメンツなら…というところ。

×ステイフーリッシュ

　流れてしまえば面白いかなと思うが、スローに振れたときに後半のロングスプリント勝負は適性的に合わないのでそこやね…阪神内回りが安定しないのはその辺で、昨年大阪杯でも60.4-58.0とかなりのスローからの11.6 – 12.1 – 11.7 – 11.3 – 11.2 – 11.7と向こう正面ペースアップからのロングスプリントで好位の外目で立ち回っていたが４角で置かれ始めて中団から直線での伸びというのもなくジリジリ。速いラップを連続するのは得意ではないので、前半でペースを作れるかどうかが重要なんだがその辺がポイントやね。ＡＪＣＣは不良馬場で12.1 – 12.0 – 12.4 – 12.2 – 13.3とＬ４最速と仕掛けも早くなったのでちょっと甘くなったがこの相手関係なら押さえは必要かな。出来れば厳しい流れに積極的に乗ってほしいね。

×ワグネリアン

　正直大阪杯の５着はあまり評価できない。60.4-58.0とかなりのスロー、11.6 – 12.1 – 11.7 – 11.3 – 11.2 – 11.7のラップ推移で割と分散しての後半のロングスプリントなのでこれで内内を立ち回れたのは噛み合ったはずなんだよね。これでやっとこさ下がってきたジナンボーを差すレベルという時点でちょっとパフォーマンスが落ちてきていると思う。前走の宝塚記念に関してはタフな馬場での実質パワー型基礎スピード特化戦で先行して崩れるのは仕方ないと思っているが、それはそれとして大阪杯は物足りん。それと豊はロングスプリントの競馬だとどうしても３～４角でロスが多くなる分だけ…というのはある。性能的にエンジンをかけ切って良さが出てというタイプならいいんだけど、今のワグネリアンは上手く立ち回ってこないとなかなか圏内までというのは簡単ではないからね。相手関係は楽なはずだが、それでも今のワグネリアンだとこのレベルの評価までかな。人気の一角にはどうしてもなるし。