日経新春杯 2021 予想：本命07バレリオ

日経新春杯2021の予想

中京11R 芝2200ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：北西4m/s想定

展開予想

　この時期の競馬はホンマ難しいわ…。訳わからん馬の好走が多い印象で昔からこの時期は仕上げの差が出易いとは思っているが終わってからも理解できないケースが多い。土曜も荒れ方がヤバかったからなあ…。川田とか痛いところあるんちゃうんかとか思うぐらいには直線に入っての伸びが無いケースが多い。豊も万全ではないだろうし…という感じなのかな。ノリも負傷で後退してたし、明らかに最終はやってなかった（のちに馬のハ行判明なので正しかったと）し。まあこの時期はあまり本気でやらずに穴狙いで遊ぶぐらいがちょうど良いかな。馬場は中京は読みにくいけど基本時計は掛かっていると思う。標準では出ていると思うがペースが速くてラップが落ち込んでいるケースも多いのでややタフよりなのかなという感じはするんだけどね。

　展開予想だが逃げ馬が微妙。ミスディレクションが大外枠を引いてしまったのでこれが主張するために推してハナをというところ。ただ内からダイワキャグニーもある程度は主張するのでこの２頭にロサグラウカあたりも軽ハンデでハナを狙う可能性もあるかな。恐らくだがミスディレクションが何とか行き切ってペースをスローに落とし込む形になるんじゃないかなと思っている。61-59ぐらいの感じで見ておきたい。ベースはかなりのスローとするが、ダイワキャグニー辺りが思い切って行ってほしい気持ちも強いんだけどねえ…。

予想

◎07バレリオ
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△03サトノソルタス
△09ヴェロックス
×02ロサグラウカ08サトノインプレッサ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎バレリオ

　本命はバレリオに。まあ正直言うと枠の並びを見て多分スローになるだろうなという見立てになったので、少し攻め方を変えたという形。

　バレリオのイメージとしてまずタイセイトレイルよりトップスピード戦では上の評価をすべき、というところかな。東京の2400ｍ戦ではあるがメトロポリタンＳでは62.5-58.2と超々スローからの12.6 – 12.0 – 11.0 – 11.0 – 11.6とＬ３最速タイの流れの中で中団外からタイセイトレイルを目標にしながら直線でしぶとく伸びてＬ１でクビ差ほど前に出た。タイセイトレイルをこの展開で目標にして差し切るってのは結構難易度が高いし、実際タイセイトレイルは以前だがアル共でもトップスピード戦で２着の実力馬。これを相手に決め手の質量で上回ってきたならひとまずスローのトップスピード戦では互角以上に戦えると思っているし、展開の想定という点でもスローなので噛み合う可能性は高いと思う。

　後はポテンシャル戦でも前半ゆったり運べれば安定する。２走前の丹頂Ｓではボスジラ相手には完敗も３着以下は完封。60.7-60.5と平均だが12.2 – 12.1 – 12.2 – 11.6 – 12.4とＬ２最速の流れで中団外からボスジラを目標にしながらしっかりと２列目の中目で食らいついて少し接触があった物のＬ２の地点では食らいついてきた。Ｌ１はちょっと甘くなったがこの辺からも2600はちと長いかもというところ。前走のアル共は距離というよりは59.9-60.1と平均で12.9 – 12.6 – 12.6 – 11.3 – 11.2 – 12.4と中弛みの流れで前目を取って脚を使ってというのもあったし、４角で少し包まれてブレーキ気味から直線外への道を塞がれて交わされてという競馬になった。タイセイトレイルがやれているわけでこの馬自身がパフォーマンスを落としているとなるとペースや中弛みの面だと思うけどね。

　前走で人気をかなり落としているけど敗因ははっきりレースの中にあったと思うし、今回は前半無理をせずにという陣営のコメント。ポジションは出来れば無理のない範囲で取ってほしいが、ここはアドマイヤビルゴがいるのである程度３～４角で豊が動いてくる可能性は高いと思うし、その中で上手く中団中目ぐらいで温存しながら運べればスローの末脚比べで浮上してくる馬だと思う。単勝12番人気は人気を落としすぎかな。

○？

▲？

△サトノソルタス

　こちらは逆にスローからのギアチェンジ戦では強いので内枠を引いたのはこの馬にとってプラス材料。金鯱賞が63.6-58.0と極端なドスローからの12.4 – 11.8 – 11.2 – 11.1 – 11.5のラップ推移。Ｌ３でも速いラップをという中で２列目の外から直線ダイワを目標にしつつＬ２でも差を詰めてしっかりとＬ１で２着を単独確保してきた。この展開のサートゥルは強敵だしこの形を今回はある程度期待できるんじゃないかなと。ロングスプリントではちょっと甘くなりがちなのでＬ２最速になってほしいね。

△ヴェロックス

　ん～まあ悩んだけどヴェロックスは押さえておくか…という感じ。正直土曜の川田見てたらとてもじゃないが…て感じだが。ただ今回は恐らくスロー想定なので先行決め打ち川田自体は良いと思う。中日新聞杯は61.6-58.5と超スローからの12.3 – 11.9 – 11.5 – 11.1 – 11.8とＬ２最速で好位外から勝ちに行ってＬ２ではそれなり、Ｌ１で甘くなったのでちょっと気になるがスローのトップスピード戦ではそれなりのパフォーマンスは見せている。恐らく今回もそこそこ前で競馬するし、詰めは甘くなるだろう、勝ち切れないだろうとは思っているが連下なら。

×ロサグラウカ

　大穴でロサグラウカを。もしかしたら逃げの手もあるかな？というのは。まずダイワキャグニーがある程度主張するだろうからこれの外から様子を見て進めていって楽に行けそうならハナという選択を取ればいいし、ダイワが思ったより主張すれば控えて２列目内も可。前目なら面白い馬で、５走前のグレイトフルＳでは中山2500ｍだがドスローから11.9 – 11.9 – 11.5 – 11.4 – 12.1と後半２段階加速的な競馬で逃げて押し切った。ここの３着がヒシヴィクトリーで４着がモズベッロだから結構はハイレベル。スローで後半型の競馬を前目で展開するのが好走パターンだし、51kgで相手関係も混戦だと思っているのでこれならヒモ穴で。

×サトノインプレッサ

　ダービーのイメージかな。61.7-58.4と超スローから12.3 – 11.8 – 11.3 – 11.3 – 11.7と後半のロングスプリント的な競馬で中団内内で上手く立ち回ったとはいえしぶとく最後まで差し込んできてヴェルトライゼンデ比較なら健闘のアタマ差４着がある。後半特化でいいぐらいなので恐らくスローのロングスプリントが理想なんだろうと。その点では今回はチャンスかな。外からアドマイヤビルゴが動く形になれば早めの仕掛けもあると思うので。

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「北条直人の競馬ブログ」より