小倉２歳ステークス 2020 出走予定馬：メイケイエール＆武豊騎手想定

time 2020/09/03

folder 2020重賞まとめ出走予定馬

第40回小倉２歳ステークス(GIII)出走予定馬展望

日程：2020年9月07日(日)
コース：小倉芝1200ｍ

予想用・出走予定馬一覧

メイケイエール（武豊騎手想定）

　新馬戦では小倉の1200ｍ戦で先行策から抜け出し５馬身差の圧勝を果たしたメイケイエールが武豊とのコンビで小倉２歳ステークスに出走予定だ。開催最終週の小倉で時計も掛かりだしてきた中でも同じようなパフォーマンスを見せられるかが焦点。新種牡馬ミッキーアイル産駒、父に重賞初制覇を届けることが出来るか？

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　新馬戦だけで判断というのは難しいけど、ラストまで大きくラップを落としていないという点は評価していいと思うし、５馬身差が示す通りであの新馬戦の中では抜けていた。後はそのレベルがどうなのか…？というところやね。

新馬戦１着

小倉芝1200ｍ良 17頭１枠１番
1:09.4 33.9-35.5 H^2
11.9 – 10.5 – 11.5 – 11.8 – 11.8 – 11.9

　新馬戦を振り返るしかないのでこれをしっかりと見ておきたい。小倉の1200ｍ戦で時計は1:09.4。これ自体は平凡。ラップ推移的に見てもペースはかなりのハイで流れて早めに減速が来てＬ３では11.8。ここからＬ１までラップを落とさなかったという点での評価はできるかなと。

　１番枠からや五分のスタート、そこから軽く促しながら楽に２列目の内に入っていくが、少し掛かり気味になる。そのまま２列目の内で掛かりながらコントロールして３角。３角半ばではもう前がしんどくなってペースダウンしていてここで２列目内で巻き込まれてしまう。ブレーキしつつも４角で外に誘導すると直線馬なりで先頭に立って後は追うこともなく流しての圧勝。

　着差以上に強かったとみていいと思う。個人的には馬柱だけを見たときには平凡だなと思っていたけど、ゲートがそこまで良くなくて二の足が速くて取り付けた。33.9では遅いというぐらいで掛かり気味にスペースを潰して行ったし、スペースがなくなったので３～４角中間で前が失速したところでブレーキを踏まされる形になった。減速しながら外への誘導となったが、そこからは馬なりで前が落ちていく中で勝手に押し出されて先頭に立ったしそのまま馬なりのままでも減速を最小限にとどめての突き抜けと見ても、正直ここは相手が弱すぎたと思う。

　まあ、実際に全体のレベルはかなり低かったとみていい。同日の九州産の２歳未勝利戦ですら1:09.2なのでこれより遅い。また３歳未勝利では1:08.3なので、相手が弱すぎたというのは決して言い過ぎではないと思う。全体のレベルがかなり低かった中でゲートがいまいちでそこから取りついてしまったのが逆にしんどくなったかなと。スムーズに走れなかった中で余裕を最後まで見せていたので、時計以上の評価を下していいと思う。ラストもまだ余力があって減速していないし、正直追い切りみたいな感じになってしまった印象。底が全く分からなかった。

小倉２歳ステークス2020への展望

　まあゲートはもう少し改善してほしいところだが、少なくとも前走の時計はかなり難しい形になってのものなので詰めてくる可能性は大いにある。もちろん馬場が違うので字面ではそこまで変わらないかもしれんが、スムーズな競馬ができなかった中で馬なりで突き抜けたので、あの馬場なら全体のレベルが高ければ８秒台ぐらいの決着にはなったんじゃないかな。３～４角で巻き込まれたのが時計を遅くした要因だと思っているし、ラストも流しているので時計が遅いこと自体はそこまで気にしなくていい。

　後は相手関係かな。開幕週の超超高速馬場とはいえ1:07.5と強烈な時計をたたき出してきたフリード、タフな馬場で消耗せずにしぶとく突き放したモントライゼといった強敵もいるし、アールラプチャーなんかは開催後半の小倉で８秒台まで入れてきているし、と決して簡単な一戦ではない。ただ、底知れなさは間違いないし新馬戦の時計から伸びしろが大きい馬なのは確かだと思う。とりあえず△ぐらいで警戒しておきたい一頭かな。