キーンランドカップ2020の予想

札幌11R 芝1200ｍ
馬場想定：稍～不、かなりタフな馬場想定
風向想定：南東3m/s想定

展開分析

　明日はまとまった雨が降るとのことなので、馬場悪化は避けられんだろう。恐らくかなりタフな馬場状態で10秒きるかどうかぐらいのラインで考えておいたほうが良いんじゃないかな。風向は南東から3m/s想定で、ＢＳが向かい風になるので前半で前がそこまで引っ張るかどうか？という問題も出てくる。まあ風速自体は知れてるけど。

　展開予想だが、ひとまずイベリスが包まれたくないといっているので恐らくこの枠なら主張する。カッパツハッチやダイメイフジも先行、外のアスタールビーがどうかだが雨の影響も大きそうなので思い切っていくかもしれない。前はそれなりに引っ張りそうで、その後ろでダイアトニックやヤマカツマーメイド辺りが好位を取っていくイメージ。ペースは34.5-35.5ぐらいの感じでとりあえず。

予想

◎01ダイアトニック
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△05メイショウショウブ
△16ヤマカツマーメイド
×08カッパツハッチ12ライトオンキュー
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ダイアトニック

　本命は割と迷わなかった。そもそもタフな馬場の方が安定すると思っているというのはある。ここまで馬場が悪化しそうな想定ではなかったので展望では触れなかったが、個人的に京都金杯の内容はかなり評価している。良馬場でもかなり時計が掛っていた状況で、47.1-46.9と平均で流れている中で12.2 – 11.9 – 11.9 – 11.4 – 11.7のラップ推移。Ｌ２最速で一足をというところで中団内内から進めながらギアチェンジでスッと反応してＬ２で伸びてきている。逆にＬ１が甘かったように個人的にはこの辺からも本質的にマイルは長いが力の要る馬場で流れた中での反応が良かったのが印象的。

　それが結局1200への短縮で嵌った要素。特に前走の函館スプリントＳでは33.4-34.1とややハイで流れていて 12.0 – 10.4 – 11.0 – 11.2 – 11.1 – 11.8とＬ３－２の加速で番手からスッと反応してダイメイフジに食らいついてＬ１で突き抜けた。1200で前半の基礎スピード面をしっかりと活かせているし、そのうえであの位置から後半の決め手が一枚上。この辺で踏まえても1200の総合力の高さはトップレベルだと思う。

　敢えて言えばここまでタフな馬場で前半が激流だと流石にそれについて行く形でバランスを崩す可能性は出てくる。豊なのでそこまでがっついて前に行かないとは思っているけど、前半は３列目～中団ぐらいでも良いので様子を見ながら入ってほしいかな。58kgではあるが、ここは力で捻じ伏せてほしい。

○？

▲？

△メイショウショウブ

　ノリで内枠で重い印を打ちたくて仕方がないけど、今回は△までと決めていた。まあこれは近走が池添云々抜きにやっぱりラストが甘すぎるのと、一度呪いを解き放ってやろうという気持ちもあるｗ

　ただ、今回はダイアトニックの後ろを狙えるのと、本質的に本当に良い脚が一瞬しかないタイプなので３～４角はコースロスなく仕掛けを待ちながら直線で一足をというパターンのほうが良い。ダイアトニックが抜け出す前提なら勝ち負けまでは難しいと思うけど、いい条件。阪神Ｃが33.9-34.2でもグランを除けば33.9-35.0でかなりのハイ。これを11.1 – 11.3 – 11.4 – 11.3 – 11.5とＬ２の再加速ラップでここまでは踏ん張っていたことを踏まえても1200はフィットするはず。ここ２走は外からの競馬でコーナーでロスというパターンではあった。UHB賞はそれでも中弛みだったのでもうちょっとやれると思っていて、これがいまいちだったのも重い印を外す要因としては大きい。ただノリに替わったときは絶対に外さないと決めている馬なので、連下では狙う。

△ヤマカツマーメイド

　フィリーズレビューはやはり高いパフォーマンス。阪神1400で33.2-36.0と超ハイ、11.0 – 11.6 – 11.5 – 12.0 – 12.5のラップ推移で好位で積極的に進めてＬ２の地点で捌いて抜け出す脚を見せてきた。ここまでの激流でもついて行って余裕があるぐらいなので個人的には1200への短縮はプラスになると思う。ただやはりこの路線の３歳勢がちょっと物足りないところもあるので、強く狙うところまでは…というところかな。

×カッパツハッチ

　UHB賞逃げ粘り組からかカッパツハッチを拾う。UHB賞は33.8-35.0とかなりのハイだが12.3 – 10.5 – 11.0 – 11.8 – 11.5 – 11.7とＬ３で11.8と大きく落としすぎた。ショウナンアンセムが主張してきたのも誤算だったと思うしその中で厳しい流れに持ち込んだが３角途中で一気に緩めたことで外からの押し上げが楽になった。Ｌ２で再加速できているし個人的には前目の馬に妙味があると思っているのでこの馬を拾いたい。

×ライトオンキュー

　悩んだけど、この馬場条件でとなったときに昨年のキーンランドＣぐらいやれればというところまでだと思うんだよね。基本的に後半のロングスプリントがベストなのは間違いないと思っていて、京阪杯が34.2-34.6と平均から12.1 – 11.0 – 11.1 – 11.3 – 11.4 – 11.9と京都らしいコーナーである程度速いラップをという流れの中で中団外から脚を温存して３～４角コースロスがあっても直線ラストまでしぶとく伸びて自身で35.1-33.7と後半に速いラップを連続してきたと。こういう競馬がベストなので、タフな馬場で消耗したときに？とは思う。が33.2-36.0と超ハイで後方外目からジリジリと伸びてきた昨年のキーンランドＣだけやれれば今回も圏内は期待できるだろうという点で押さえたい。

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