小倉記念 2020 予想：本命05サトノガーネット

time 2020/08/16

folder 2020重賞まとめ予想

小倉記念2020の予想

小倉11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、超超高速馬場想定
風向想定：北西2m/s想定

展開予想

　まず馬場は言うまでもないだろう。ここ数年ここまで極端な高速小倉ってのは無かったと思う。それぐらい酷く高速状態にある。時計的にも57秒前後、56秒も視野に入れないとッてレベルやね。風向は北西から2m/s程度。ＨＳが追い風になる。

　展開予想だがカオスかな。超超高速馬場なので恐らくある程度各馬が意識的に前を狙う。ミスディレクションがハナを狙うだろうが、これを外からサマーセント、タニノフランケル辺りが競って行く。ランブリングアレーは豊がどこまで？というのもあるが、多分そこまで前には行かないだろうと思う。その内のショウナンバルディのほうが主張しそうだしね。馬場が軽い中で逃げたい馬がどの程度いるかというのもあるが、サマーセントとミスディレクションのハナ争いかな。流れると思うけど、質的にそこまで基礎スピードを持っている馬もいないので59-58ぐらいで一応見ておく。後半型の競馬になりそうなのと、馬場を考えても恐らくロングスプリント能力が求められる可能性が高いかな。正直荒れそうな気配しかしない。

予想

◎05サトノガーネット
○？
▲？
△01ノーブルマーズ
△10レイホーロマンス
×06サラス08サマーセント
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎サトノガーネット

　もう正直まともに予想しても難しいわ。多少の高速状態はもちろん想定していたが、近年でも屈指の超超高速馬場状態。ここまでくればというのはあるし、追い切りも結構走っていたのでこの辺りでの激変を期待。

　そもそも最大の評価のポイントは高速馬場でのロングスプリント性能の高さにある。これは昨年中日新聞杯勝ちになる。60.8-58.4とかなりのスローからの12.1 – 11.8 – 11.3 – 11.6 – 11.6とＬ３最速ではあるが11.3という程度。これで後方からの競馬になっているが早めの仕掛けという流れの中で後方外、３～４角でペースが一気に上がる所で外目からロスを作りながら追いかける形で直線に入ってくる。そのままＬ２の伸び自体は地味なんだがＬ１で前が落ちたところでぐんときてラストドラフトを捕えている。何よりも評価したいのはロングスプリントの強敵アイスストームを外から捕えているところなんだよね。これは今として見るとかなり高いパフォーマンスだと思う。

　一方で、有酸素運動があまり得意ではない。特に前半のパワー型基礎スピードを求められた前走のエプソムＣでは47.2-48.6とハイペースで後方、追走に苦労して11.9 – 12.1 – 11.8 – 11.9 – 12.8のラップ推移で直線で絶望的な位置になってしまった。それでもそれなりには伸びているが、ポテンシャル戦では常に分が悪い。

　この馬を狙う条件として超高速馬場で前半は無理なく入れること、それと向こう正面ぐらいからの動きでロングスプリントの適性を求められることだと思う。ここまで極端に軽い馬場というのはこの馬にとってはお誂え向きだと思うので、状態面の不安はあるが追い切りからも問題ないとみて９番人気なら思い切って狙いたい。

○？

▲？

△ノーブルマーズ

　内枠を引いたのと、すぐ外にミスディレクションがいるのでそれを行かせながら余裕をもって好位を確保できそうなのは良い。恐らく２列目内までは難しいだろうと思っているが、３列目でも向こう正面で流れてくれれば問題ないと思う。高速馬場自体は問題なくて、昨年の小倉記念でも60.4-58.4とスローから11.5 – 11.5 – 11.6 – 11.6 – 12.2のポテンシャル戦で２列目外外から勝負に行ってしぶとく３着を確保してきた。ただタニノフランケルとは僅差だったし、スローで外からいい位置を取れたというのもある。良い枠の並びだけど、ここまで超高速馬場だと質的に少し不安がある。本質的に2000は少し短い馬だとは思うからね。

△レイホーロマンス

　いつも狙っているノーブルマーズとレイホーロマンスをセットで連下で。レイホーロマンスも高速馬場でのロングスプリント性能はそこそこ持っている。というか適性の幅が広い馬やね。小倉記念４着時が超超高速馬場で60.0-56.9と質的に相当なレベルのものが求められたが、その中で11.7 – 11.7 – 11.1 – 10.9 – 11.5のラップ推移で後方から中団中目のスペースを押し上げながらジリジリとなだれ込んできた。この感じなら超超高速馬場で末脚の絶対量をしっかりと上げてきていると思うので。

×サラス

　後は微妙なところを。サラスは本来なら嫌いたい馬なんだけど、超超高速馬場で状況が変わってきた。まず４走前のパールＳが良い。ここはハイレベル戦だったが、47.3-45.8でスローから12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.1 – 11.6と４Ｆ戦気味で、ここでスカーレットカラーが抜けたところをＬ１でぐんぐん外から伸びてきて２着争いまで持ってきた。エンジンの掛かりが遅いんだけど、ロングスプリント性能は結構良いものを持っていると思う。ここ２走の内容が悪いので、状態面がカギだがこの馬場状態でこのメンツ、少しだけ押さえておく。

×サマーセント

　マーメイドＳが60.8-60.3と平均から12.1 – 11.7 – 11.4 – 12.2 – 12.9とＬ３最速の流れで番手からしぶとく踏ん張っての勝利。軽量もあったが時計が掛る馬場で基礎スピードを活かしてきた感じなので、超超高速馬場だと後半質的にどこまで上げられるかがカギ。正直微妙かもしれんが、この枠の並びならそこまでコーナーで外を回さずに済みそうというのもある。ランブリングアレーと悩んだけどこちらを押さえる。