エルムステークス 2020 予想：本命08ウェスタールンド

time 2020/08/09

folder 2020重賞まとめ予想

エルムステークス2020の予想

札幌11R ダ1700ｍ
馬場想定：良、やや高速ダート想定
風向想定：南南東3m/s想定

展開予想

　週の頭だと雨っぽいと思っていたら全く降らないっぽいということで想定からガラッと変わってしまったかな。札幌なのでそれでも時計はそれなりに出ているけどという感じ。良でも普通に流れれば43秒台の決着かな。風向は南南東で、スタンド前が追い風気味、向こう正面が向かい風となる。

　展開予想だが、行くのはリアンヴェリテになると思うが押して押しての形。これを見ながらアルクトス辺りは思ったより前を取ってくるかもしれない。ハイランドピークも逃げの手はあるがここ数走は無理しない形のほうが結果が出ているので難しいところ。タイムフライヤーは外枠を引いてしまったのでルメールがどう出るのかはちょっと楽しみではあるかな。ペースはそこまで上がらず、48.5-48.5ぐらいで想定しておく。

予想

◎08ウェスタールンド
○？
▲？
△02エアスピネル
△12ハイランドピーク
×03サトノティターン10アナザートゥルース
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ウェスタールンド

　まあ割と本命は決まっていたんだけど、今の時点ではウェスタールンドがここでは一枚上だと思う。アンタレスＳでは48.9-48.7と平均で流れていたのだが後方２番手で12.3 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.7のラップ推移で３角でまずスペースを詰めながら内目から４角で大外に誘導してからの伸びが一頭だけ違った。Ｌ２でスパッと切れて先頭列、Ｌ１でそのままアナザートゥルースを離しての１馬身3/4差は強かったという一言。あの流れの中でも温存して決め手の質が違ったし、一頭だけあの流れでロングスプリントの鋭さを引き出せていたので、ちょっと違うなと。

　この馬の良いところはスローならスローでトップスピードの質がある程度高いというのもあるんだが、アンタレスＳだけでなくみやこＳみたいに46.6-50.1と激流の流れでも脚を引き出せる点。特にみやこＳはかなり難しい形で、12.4 – 12.5 – 12.4 – 12.2 – 13.0と前が３～４角で減速してというところで好位の内のスペースに入り込んでしまってブレーキ。そこから立て直してという競馬になったし、３～４角で落ちたところで外から動いていた馬との比較で見て難しかったのは間違いないからね。

　個人的には流れたほうが良いとは思っているけど、タイムフライヤーと違ってこの馬の良いところは一瞬じゃないからね。その点は強みだし、スローの競馬となったチャンピオンズＣでは伸びきれなかったとはいえ、ロスがある中でそれなりにしっかりと伸びてきたからね。基本的にはウェスタールンドが軸のレースだと思って良いと思っている。後はパターンやパフォーマンスを戻してきたときに怖い馬、そういう見方で入っていきたい。

○？

▲？

△エアスピネル

　悩んだけど連下にした。切っても良いタイミングではあるが、前走のプロキオンＳは全体のレースレベルという観点では結構高かったと思うんだよね。34.3-35.6とかなりのハイだが阪神1400としては比較的落ち着いていた。11.3 – 11.9 – 11.7 – 11.6 – 12.3とＬ４で少し息が入っての再加速でＬ２が11.6。スパッと切れる感じではなかったが好位の外から正攻法でしっかりと対応してきた。サンライズノヴァは後半型の競馬に持ち込めればかなり強いし、ここでの２着はパフォーマンスとしては高い。包まれてどうかだが、前走も一応キックバックを受けさせていてそれでも対応していたというところは良い。まあ半信半疑だけど、どちらに転んでも良い連下として。

△ハイランドピーク

　対抗で正直少し悩んだけど馬場が良馬場なのと、枠がちょっと外かな。２走前の太秦Ｓはハイレベルだと思っていて、京都1800の不良馬場で47.3-49.9と超ハイから11.9 – 12.0 – 12.3 – 12.3 – 13.3と単調な流れで後方外からＬ１でしぶとく伸びてヴェンジェンスに並びかけてきた。ヴェンジェンスがかなりの強敵だと思うし、ウェスタールンド比較で見てもここなら互角にやれる可能性は高い。ただ、近走は良馬場より渋ったほうが良いのと外枠。昨年も外枠だったがゴリゴリに流れたので内目を拾えたからね。今年はそこまで流れないと思うので、その点も含めて。

×サトノティターン

　この馬は結構不器用な方だと思っていて、昨年のエルムＳでも感じたが、単調な競馬で外外からの競馬でも最後に突っ込んできているので札幌は本来合うんだと思う。46.6-50.1と超ハイで12.1 – 12.1 – 12.3 – 12.4 – 12.6のラップ推移、３～４角で中団外外でも来ていた。この馬はスローでの決め手勝負でも比較的対応できるというのも怖さとしてはある。内枠なので噛み合わないといけないけど、時計が出易くスピードに乗せやすい札幌での警戒かな。

×アナザートゥルース

　1700は若干短いかなと思っているけど、それでも近走のパフォーマンスを評価して。前走のアンタレスＳでは48.9-48.7と平均ペースで12.2 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.7とＬ２最速。これで向こう正面で押し上げて２列目外から勝負にいったがＬ２でジリジリで一気に外からウェスタールンドに交わされてしまう。それでもジリジリと伸び続けて２着を確保してきた。まあこの辺がこの馬の良さではあるかな。前半のポジションがカギで、ある程度流れればそこまで行かなくても良い、そんなに前が激しくないなら前目をという意味で、この枠の並びなら柔軟性をもって入れそうなのが良い材料かな。押さえておく。