マーメイドステークス 2020 予想：本命01リュヌルージュ

マーメイドステークス2020の予想

阪神11R 芝内2000ｍ
馬場想定：不、極悪馬場想定
風向想定：南西5m/s想定

展開予想

　阪神は日曜のほうが雨が降るということで、現時点でもタフな馬場だが極悪まで悪化を想定する。さらに言えば風も直線地点で向かい風。まあこの状況だと直線で空気抵抗の影響が出るほど速いラップを踏むことはないかなとは思うし、恐らく完全に有酸素運動の勝負になると思う。

　展開予想だが、逃げたいのはナルハヤでこれが主張。外からオスカールビーも競って行ってこの２頭がハナ争い。これを見ながら内からリュヌルージュが先行、外からはサマーセントやリープフラウミルヒ辺りが様子を見ながら進めていくと。馬場が相当重い中で菜七子や泉谷がどの程度引き上げていくか次第かな。オスカールビーが思い切っての単騎というようなパターンもあり得るが…。まあそれでも恐らく2:03.0ぐらい出ればいい方な馬場だと思うんだよね。土曜の三田特別を見ても内回りだと後半で11秒台を踏むのも難しい感じだし、さらに悪化するとなると…という感じ。61-62ぐらいで想定するが、もしかしたらもっと時計が掛かるかもしれんん。いずれにせよパワー型の基礎スピードが必要になるし、タフな馬場の中でペースが上がっても対応できている馬を考えたい。それと、ここまでタフな馬場の阪神2000だと基本的にある程度長距離適性を見せている馬を考えた方が良さそう。

予想

◎01リュヌルージュ
○？
▲？
△07エアジーン
△14ミスマンマミーア
×12パルクデラモール13サマーセント
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎リュヌルージュ

　ちょっと悩んだけどここまで悪化した馬場ということと2000ｍということを考えて本命はリュヌルージュにした。もともと２走前の中山牝馬Ｓがタフな馬場状態の1800で良さが出たという感じ。49.0-49.4と平均で流れてはいるんだが、11.8 – 11.6 – 12.2 – 12.3 – 13.3とＬ４最速でかなり仕掛けが早い中で番手からしぶとく粘っての２着。不良馬場で厳しい競馬だったのだが、しっかりと楽に番手を確保してそのまま。不良馬場だったので前半そこまで質的に求められたなかったことも大きかった。

　逆に前走の福島牝馬Ｓでは1800でも標準馬場で47.4-47.2と平均でも47-47と質的な面を求められた。実際そこで外枠だと先行し切れなかったし後半も甘くなったというところからまともな1800はちと忙しいとは思うんだよね。今回はド不良の阪神2000が想定なので2200ｍぐらいの適性が欲しいところではあるが、一応１勝クラスの阪神2200で先行策からしぶとかったというのは好材料。

　さらに一昨年に最終週の札幌2000ｍで時計が非常にかかる中で、61.9-61.2と平均で流れる中を先行策から抜け出し12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.4 – 12.2とラップを落とさず完勝の内容が良い。ここの２着がモンテグロッソで準OPでもそこそこやれているし、３着がダンサール、４着がウインラナキアでこの辺りは圧倒している。恐らく馬場が悪いので１～２角と３～４角も含めて単調な流れになると思うし、その中でロスなく入れそうなのも良い。ナルハヤの後ろから楽に番手外を取れれば理想だし、前が引っ張るなら離れた３番手ぐらいでも良いしという感じ。

○？

▲？

△エアジーン

　悩ましいところだがエアジーンを押さえておく。ちょっと怪しいかなと思うところもあるが、ひとまず２走前のスピカＳでは稍重で61.2-60.4とややスローから12.2 – 12.1 – 12.1 – 11.6 – 12.4とＬ２で加速という中でＬ２では甘いがＬ１でジリっと来た。この感じからも単調な競馬でポテンシャル勝負のほうが良さそう。ただ、パワー型基礎スピードに関しては正直微妙なところではある。道悪は良いし、2200以上の適性は見せているので押さえておきたい。川田が焦らず中団ぐらいで進めてくれればいいんだけどその辺かな。バランス的にハイの中で前に行くとどうなるか読めない所はある。

△ミスマンマミーア

　こちらも長距離型のポテンシャルタイプなのでタフな馬場で悪化し切った阪神2000なら面白いかな。前走の烏丸Ｓは強い競馬で、59.8-60.1と平均ペース、12.5 – 12.1 – 12.1 – 11.5 – 11.9と少し息が入ってのＬ２最速で中団の内内から直線鋭く伸びて抜け出してきた。ショウリュウイクゾ相手に強い競馬ができているのは好感で、パフォーマンスだけならここでも最上位。ただ2000は本来なら明確に短い。タフな馬場の2000ならと思うけど、前半の基礎スピード面を見せたケースはないのでやはり少し不安はある。バテ差し連下まで。

×パルクデラモール

　後は大穴狙いで良いだろう。３走前でエバーミランダ相手にしっかりと勝てているのは良い。中山2000の重馬場で61.1-60.9と平均で12.1 – 11.8 – 12.0 – 12.2 – 12.8と後半Ｌ４最速のポテンシャル戦、これで最後方付近から３～４角で中目から４角出口で外。これでＬ１ズドンと来ている。エトワール辺りとの比較で見れば普通にエアジーンより高いパフォーマンスを見せているわけでね。道悪の平均ペース～ハイペースでの怖さというのは十分あるし、2400ｍでも勝てているぐらいなので基礎スピードを質的に求められない条件は良いんじゃないかな。超大穴警戒枠。

×サマーセント

　もうちょっと現実的な道悪ならなあというところと、外枠を引いてしまったのでその点も含めてちょっと評価を下げた。ただ１勝クラス勝ちが阪神2000で超々高速馬場だったとはいえ59.4-59.3と平均から11.5 – 11.8 – 12.0 – 11.9 – 12.1のラップ推移で先行策から楽に抜け出して完勝してきたし、バランス的に基礎スピードが求められても対応は出来そう。そのうえで３走前の初音Ｓでは稍重で時計が掛かる中で48.6-47.5とややスロー、12.1 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 12.4とＬ３最速の流れで中団馬群からジリジリと伸び続けてＬ１で前との差もしっかりと詰めてきている。出し切る形の中でＬ１で伸びてきたのは好感。この条件ならもう少しいい位置を取れそうだし、単調な有酸素運動戦でどこまでやれるか興味はあるかな。

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「北条直人の競馬ブログ」より