2019/02/02
第70回 安田記念(GI)出走予定馬展望
日程:2020年6月7日(日)
コース:東京芝1600m
予想用・出走予定馬一覧
ダノンスマッシュ(三浦騎手想定)
前哨戦の京王杯スプリングカップでは逃げの一手で粘り込む競馬で復活、ダノンスマッシュが安田記念に出走予定だ。今回はさらにマイルへの延長となるが、これまで一度も馬券に絡めていない。GI馬が勢ぞろいする超豪華メンバーの中で、どういう競馬を展開してくるか。
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流石にマイルは長いと思うんだけど、それでも前走の京王杯SCでもノーマークの中で踏ん張れたからね。今回もその逃げ粘りに賭けるほかないかなと思う。超高速馬場では後半の素材面では差がどうしても出てくると思うし。それと前走みたいに坂の登りの手前からしっかりとスピードに乗せるイメージで入ったほうが良い。坂の登りでは置かれる傾向が強かった馬だからね。
京王杯SC(GII)1着
東京芝1400m稍 13頭8枠13番
1:19.8 35.2-33.1 S^3
12.4 – 11.5 – 11.3 – 11.5 – 10.9 – 10.9 – 11.3
前走の京王杯SCから振り返りたい。ここでは上手く嵌ったとは思うが、それでも逃げの一手でしっかりと後半速いラップを連続して踏み続けて粘り切った。特にL1で踏ん張ってステルヴィオを離してきたのはかなり意外だったかな。嵌っただけと考えるとちょっと怖いかも?とは思う。まあラヴィングアンサー辺りが相当切れているので単に上位勢でトップスピードの質を高いレベルで持っている馬が少なかった可能性は高いんだけどね。雨が降っていたのに超高速馬場が変わってこなかったし、その中で楽に進められた面はある。
13番枠から五分のスタート、そこから押して迷わずハナを取り切る。道中そこからは誰も来ないのをちらっと見てドスローに落とし込む。3~4角でも余裕を持っていたが4角出口で軽く促しながらスピードに乗せて直線。序盤の坂の登りでもしぶとく伸びて1馬身ほどリードを保つ。L1で外からステルヴィオに少し差を詰められて3/4差。L1でこれを振り払って1馬身1/4差完勝。
まあここでは噛み合ったし嵌ったのは確かだと思う。ただし、L1でステルヴィオに差を詰められてギリギリで押し切ったならそれだけの評価で良いと思うが、L1で差を広げてきたのは結構侮れないなと。この馬はレースラップ通り走っているので10.9-10.9-11.3と瞬間的なトップスピードの質はさほどでもない。ただ、L1であまり落とさずに11.3で踏ん張ってきたのは良い材料かなと思う。もちろん前半をここまでゆったり入れたのは大きいけどね。それと、これまで坂の登りでの加速で置かれることが多かった。それを意図したのかどうかは分からんが、レーンは4角でまだ上り坂が来る前からスピードに乗せるような感じで勝負してきた。その分も坂の登りが来る前に加速してその惰性で登れたのかなという感じはしたかな。だからあまり3~4角で溜めすぎないことは重要だと思う。三浦にそれができるかどうかやね。まあ今の三浦なら、というところもあるけど。
高松宮記念(GI)10着
中京芝1200m重 18頭3枠6番
1:09.7(+1.0) 34.2-34.5 M
12.1 – 10.8 – 11.3 – 11.4 – 11.2 – 11.9
2走前の宮記念では重馬場で馬場もそこそこ時計が掛かる状況になったのはあるが伸びあぐねた。ペースは平均からL3-2で11.4-11.2と坂の登りで少し加速が求められた。ただそれ以前に伸びなさ過ぎたが…。
6番枠から出負けしてそこからリカバーしつつ好位の中目には入っていく。道中少し窮屈になって抑えつつ3角。3~4角でも好位の中目で進めながら直線。序盤でセイウンコウセイの後ろを狙うが動けない、鞭も入って必死に追われるが伸びがなくジリジリ後退してまさかの10着惨敗。
これはちょっと気になる負け方で、まあ懸念していたL2の坂の登りでの加速で伸びなかったというのは好位で包まれて進路がない状況でというのもあったと思うし余計に難しかったかなと。ただ、それだけでは説明がつかないほどの負け方だったんだよね。もちろんスプリント路線のレベルの問題もあるが、とはいえセイウンコウセイやティーハーフ辺りはそんなには悪くない。その中で全く伸びなかったのは痛かったかなあ。ここの負け方の解釈が非常に難しいが、京王杯SCではあそこまで走れていて状態面の心配はない。単純にレベルの問題なのか…
オーシャンS(GIII)1着
中山芝外1200m良 16頭1枠2番
1:07.4 33.1-34.3 H^2
11.8 – 10.5 – 10.8 – 11.4 – 11.2 – 11.7
3走前のオーシャンSでは強い競馬で覚醒かな?という走りを見せていたんだが。中山の1200mでペースもかなりのハイ。ラップ推移的にもL3-2で再加速が起こっていてここでしっかりとナックビーナスの勝ちパターンを捕えてきているのは印象的に良かったんだけどなあ。
2番枠から出負けして後方から、リカバーしながら好位の内に入っていく。道中も最終的にエンゲルヘンの後ろで2列目、前にスペースを置いた状態で3角と上手く入っていく。3~4角でもナックビーナスの後ろに誘導して直線。序盤でナックが加速して他を引き離す中でしっかりと食らいつく。L1でそのまましぶとく伸びて1馬身半差完勝。
これまで苦労していた加速で置かれる、というところを見せずにしっかりとナックビーナスの出し抜きに食らいついたのは個人的には大きな成長だと思ったんだけどね。ただ中山の場合はL2の地点は少し下っているぐらいで平坦なので、東京や中京のように上り坂が加速地点でということが多いケースだとちょっと違うのかなと宮記念では感じた。それと、ここは強い競馬だったが、結果的にナックビーナスも宮記念では崩れていて上位のほとんどが新興勢力だった。1200路線のレベルの疑問は考えないといけないかなと。
安田記念2020への展望
個人的には1200mの馬としてはどちらかというと後半のロングスプリントが嵌ったときにL1でぐんとくるというのが印象としては強い。基本的にL1で勢いがついてからの伸びというところかな。オーシャンSでも加速でついては行けたがL1での伸びで突き放している。スプリンターズSでは4角出口で進路確保で後手を踏みながら直線先にタワーオブロンドンに前に出られてからL1でしぶとく伸びてきている。個人的には本質的には素材型で、1200mタイプとしては距離はある程度こなせると思ってはいる。
ただ、ゲートが不安定だしトップスピードの質は高くない、ギアチェンジの性能もやはり不安が大きいので1400以上でとなるとペースダウンからの再加速がカギになるし、宮記念は2年連続坂の登りの加速ラップで置かれている。この辺からも自分のリズムで進めることは絶対条件かな。後ろからだと流石に末脚の絶対量だけの競馬で勝負になるとは思わないし、スローならトップスピードの質、ギアチェンジで足りない。流れたとしても1400のファルコンSでは結構甘かったのであてにならない所が大きい。現状ではスローで逃げて前走の京王杯SCの再現を狙うのがベターかな。ただ、逃げるといってもゲートが不安定なので、ここでリカバーできる枠の並び、そして逃げさせてくれるメンバー構成ならば。それでもここまでハイレベルのメンバー構成となってしまうと…というところかな。恐らく馬券的には可能性はあるけど手は出せないかなと思っている。
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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平均の約3~4倍、、