ニュージーランドトロフィー 2020 予想：本命10ハーモニーマゼラン

ニュージーランドトロフィー2020の予想

中山11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定

展開予想

　馬場は先週を見る限り良馬場でも時計が掛かっているし、良くて標準までだと思う。一応標準馬場で1:34.0前後を想定の走破時計としておく。

　展開予想だがカリオストロのヒューイットソン次第かなあ。内枠を引いたしこれがハナを主張して、外からはソングオブザハートとかハーモニーマゼランがある程度ポジションを取っていくがどこまで競って行くか？というのは結構読みにくい面もある。ペースは上がる可能性が高いと思うが、鞍上が怯んでペースが落ちるという可能性もこのメンバー構成、騎手ならあり得るので少し幅を持たせたい。ベースは平均ぐらいで47-47前後と見ておく。

予想

◎10ハーモニーマゼラン
○？
▲？
△11ルフトシュトローム
△16ウイングレイテスト
×01カフェサンドリヨン08コウソクスピード
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ハーモニーマゼラン

　本命はハーモニーマゼランに。この馬はハイペースでもスローでもどちらでも対応できるし、スローでも位置取りを取れればというところ。前走の１勝クラス勝ちが強く、中山マイルで45.6-48.2と超ハイから11.3 – 11.7 – 12.1 – 11.9 – 12.5とＬ２再加速。逃げて引き付けてしっかりと出し抜いて後続を完封。このペースでも息を入れてしっかりと一足を使えているし標準馬場でと考えると走破時計もなかなか優秀。

　そのうえで２走前のクロッカスＳでは東京1400ｍで35.4-33.5とかなりのスローから11.7 – 12.3 – 11.3 – 11.0 – 11.2と３Ｆ戦で好位からＬ２の地点ではラウダシオンに対して差を詰めていた。Ｌ１でちょっと甘くなったので本当にいい脚は一瞬っぽい。ただそれでもトップスピードの質は持っているしスローでも前目を取れればポジション差でというところはあるかな。カリオストロみたいなワンペースの馬ではないので、基礎スピード戦になったほうが良いとは思うが前目から流れに乗れればある程度適性の幅は持っているし好勝負だと思っている。

○？

▲？

△ルフトシュトローム

　馬自体は要所で加速していく脚が良いし、ペースが上がってどうかも前走は中盤から長く脚を使ってパフォーマンスを上げてきているので良い材料は多い。前走は47.7-47.1と平均で流れる中で中団の外、少し離れた位置から３～４角で動いて11.6 – 12.0 – 11.8 – 11.3 – 12.0のラップ推移でＬ２の地点でしっかりと動いて抜け出してくる競馬。ただ、石橋脩だと強気の競馬をしすぎるきらいがあるので、動き出しの良さが良いタイプの馬だと早仕掛けで甘くなるリスクはあるんじゃないかなと。内目の枠なら良かったけどこの枠だと石橋脩的な雑さがネックになるかもしれない。

△ウイングレイテスト

　評価を上げた。まあ高いレベルでは朝日杯でも45.4-47.6とかなりのハイの流れで好位で流れに乗って甘くなってはいるんだが、これでもこのメンバー構成では朝日杯で最先着になる。ファルコンＳでも上手く内を通しながら伸びあぐねているが、ここでも最先着馬になる。全体のレベルが微妙なのでというのが一つ。それと、ヒューイットソンをそこまで信頼できないし、大野も怯むことが多いのでスローになる可能性も考えたほうが良いだろうと。その点でデイリー杯は嵌っているが47.8-46.7と現実的なスローから12.5 – 11.9 – 11.4 – 11.4 – 12.0と仕掛けが早い中で後方内内でロスなくというのが嵌ったにせよラストにしっかりと伸びて２着。最後に直前追い切りが良かった。これらを総合的に考えて連下が妥当かなと。

×カフェサンドリヨン

　ヒモ枠はどちらも大穴狙いで。カフェサンドリヨンはまず最内枠を引いたのとカリオストロがある程度飛ばしてくれる可能性はもちろん高いのでそれなら少し離れた２，３列目ポケットでジッと、というパターンはあり得そうと。前走の黄梅賞は47.4-47.7と平均ペースで逃げて12.2 – 11.9 – 12.0 – 11.5 – 12.3のラップ推移、Ｌ２でスッと加速してここでは２番手以下を離しているので結構要所の反応は良かった。Ｌ１で甘くなったがこの感じなら前半から基礎スピードが問われたほうが良さが出易い感じはある。前が飛ばしてかなりのハイまで上がったときにはちょうどいい位置で３～４角で前目内目で仕掛けを待ってというパターンでの粘り込みは警戒したい。内田なのでポジションありきの競馬をすると思うし、個人的にはハイペースでもある程度ポジションを取ったほうがチャンスが出ると思う。逆に落ち着くと内目を立ち回れたとしても…という感じかな。

×コウソクスピード

　前走の内容は結構悪くない。稍重で時計が掛かる東京1400だったが、35.2-35.6と平均から11.9 – 12.2 – 11.5 – 12.0 – 12.1とＬ３最速で仕掛けは早い。最後方列の内から直線で最内を突いてジリジリと伸び続けて最後は３着をしっかりと拾ってきた。この勝ち馬ヴェスターヴァルトがファルコンＳでタフな馬場でのハイペースで中団内からしぶとく差して３着。この辺からもレースレベル的にはそこそこだったし、やや出負けして前半の追走力不足という感じだった。この距離に伸ばしてもう少し流れに乗れればかな。３走前のマルターズディオサ戦でもそんなに悪くないしここの３着がハーモニーマゼランだからね。力関係的には足りても良いので後は上手く好位内目ぐらいで一足を使えれば怖さはある。

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