競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

根岸ステークス 2020 予想:本命05コパノキッキング

time 2020/02/01

根岸ステークス2020の予想

東京11R ダ1400m
馬場想定:良、やや高速ダート想定

展開予想

 土曜は稍重で時計的に銀蹄Sは結構出たな、という感じ。日曜は多少回復傾向だとは思うし良になるとは思うがそれでも脚抜きはそこそこよい馬場だと思う。

 youtubeの展開予想動画もよろしくお願いします。そのうえで、逃げるのはドリームキラリが大外から主張してくるし、恐らくこれまで通りゴリゴリに鞍上が押してくる。なのでこれが外から内に切ってくるプレッシャーがある中で、内の各馬がどこまで主張するか。特にヨシオは真っ先に外からドリームに来られるし、前走で2列目でやれたことから無理はしない可能性は高い。内からはコパノキッキングとワイドファラオで、コパノは58kgのダートスタート、逃げる手もあると思うが控える意識も働く可能性は高い。ワイドファラオはダートスタートだとそこまで速くないのでこの辺の出方がカギになるかな。今年は落ち着く可能性が高いと思うが、馬場が軽めではあるので22秒台も視野に入る。一応1:23.0を想定に置きつつ、35-12-36ぐらいの感じになるかな。ややハイのH^1を真ん中に置き、前後…H^2~Mを想定しておく。

予想

◎05コパノキッキング
○?
▲?
△03ミッキーワイルド
△06ワイドファラオ
×04ワンダーリーデル08ブルベアイリーデ
3連複:◎軸○▲△×BOX
3連複:◎○軸▲△×流し
3連単F:◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎コパノキッキング

 ん~まあ本命かな。仕方ない、って感じ。正直今となっては弱点を探す方が難しい。負けはしたがJBCスプリントでは浦和の1400で1周コース、34.1-38.4と極端なハイペースで飛ばすノブワイルドやファンタジストを見ながら向こう正面で動いてそのまま押し切りを狙ったがこれについてきたブルドッグボスに最後の最後で捕え切られたという感じ。ただこの極端なハイペースに乗ってもやれているし3着以下は完封。

 カペラSは適性的にはあまり関係ないが32.9-36.4と前半で質の高い基礎スピードを求められて少し離れた好位から突き抜け圧勝と戦法の幅を見せているし、何より厄介なのが5走前の東京スプリントの2着。大井の1200で34.7-36.9と超ハイの流れ、 12.5 – 10.6 – 11.6 – 12.5 – 11.9 – 12.5と大井らしいコーナーで減速からの直線加速という流れで中団の内目から包まれながらも直線でしっかりと反応して2着を確保できている。ベストではないけど仮に馬群で包まれても問題ないし、基礎スピードが求められて強い競馬ができているからね。以前は後半型の競馬でも戦えていたし、相手はそこそこ強敵だけど、それでも逆らわないほうが良いかな。

○?

▲?

△ミッキーワイルド

 ひとまず霜月Sは及第点だし、3走前の麦秋Sが強かったので連下では押さえたい。ただ、強く狙うには前走がそこまでのインパクトがなかったと。東京1400で34.9-36.7とかなりのハイではあったがこれで中団外から正攻法、11.8 – 12.3 – 12.0 – 12.2 – 12.5とL3最速でL2で先頭に近いところまで伸びてきたがL1でちょっと甘くなって外からスマートアヴァロンに結構詰められた。ただ3走前の麦秋Sでは時計もラップも良く、35.2-36.1とややハイを好位の外で追走、11.7 – 12.2 – 12.1 – 11.8 – 12.2とL2最速の形で鋭く切れて先頭に立ってきたし、あまり前半上がりすぎないほうが良いのかなというのもある。余力があればしっかりと鋭く脚を使えるのは強みだし、プロキオンS2着も含めて力だけなら本来コパノの次点にはいるはず。前走が物足りない中で、ひとまず連下だけど頑張ってほしいね。

△ワイドファラオ

 悩ましいところだけど、追い切りがよく見えたのと3走前のオーバルスプリントは悪くない。浦和の1400で稍重、35.6-37.8と超ハイで11.9 – 11.9 – 11.6 – 12.8 – 13.4というラップ推移。快足を飛ばして逃げるノブワイルドを2列目の外で追いかけながらだが少し追走に苦労してL1はジリジリと差を詰めたけど1馬身半差の完敗。芝スタートのほうが良いとは思うしダートの1400だとどうしても前半でそこまで優位性を取れていないからね。ただ逃げに拘らなくていい馬だし、逃げ馬争いは微妙でも先行勢自体は少ないからね。上手く2列目辺りで収まれば。

×ワンダーリーデル

 陣営のコメントからここは叩き台かなという感じはしているんだけど、まあ噛み合えばチャンスはある一頭。2走前の武蔵野Sでは46.5-48.1とかなりのハイまで上がって11.8 – 12.1 – 12.1 – 11.6 – 12.3とL2で11.6と速いラップを踏む形。3~4角で中団内目を最短距離を通してかつ直線入りでスムーズに外に持って行ったが、それにしてもL2の切れは秀逸だった。この切れ味はギアの上げ下げが求められやすい東京1600のほうがフィットしやすいかなとは思う。東京1400路線ではワンパンチ足りていないと思っているし、欅Sでもドリームキラリに完敗だからね。とはいえ、流れた中での鋭さを引き出せているし、1400で内枠で噛み合う可能性もある。押さえてはおきたいかな。

×ブルベアイリーデ

 高速ダートで結果を出しているというのはあるんだが、個人的にはレパードSの4着だったり全体で流れてしまったら安定するタイプなのかなというのはある。あまりギアの上げ下げが得意な感じではない基礎スピードタイプかなと。前走のすばるSはその観点で見るとちょっとかわいそうな競馬になっていて、35.2-36.8とかなりのハイではあっても12.0 – 12.6 – 12.3 – 12.4 – 12.1と中弛みが生じていてここで好位の内目で少し包まれて直線加速ラップの流れで捌きながら内に切ってジリジリという感じだった。こういう競馬より単調な流れのほうがよさそうだし、良でも少し水分が残りそうなので警戒しておいても良いかな。

その他の馬

 テーオージーニアスは追い切りが良かったのでちょっと気にはなったが、やっぱり東京1400での競馬の内容が良くないからなあ。藤森Sの2着の内容自体は1400で見てみたい気もするんだが、1400を使われて結局良くない状況は続いてきたし人気もそこそこするわけで狙いたくないかな。

 ダノンフェイスは外枠自体は良いんだけど、前がそれなりにペースをコントロールしてくると3~4角外外を回してそのまま伸びきれるかどうか。質で勝負する馬ではなく平均の欅Sではドリームキラリに完敗。前走のすばるSはブルベアイリーデのところで書いているように特殊な流れで中弛みが起こっていたからね。あまり当てにはしづらい。×ぐらいなら少し選択肢に入っていたけど、他にも良い馬が多かったので手を出さないでおこうと。

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