2019/02/02
第58回 京都金杯(GIII)出走予定馬展望
日程:2020年1月5日(土)
コース:京都芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
カテドラル(武豊騎手想定)
2020年最初の中央重賞、京都金杯にカテドラルが武豊とのコンビで出走予定だ。前走のマイルチャンピオンシップでも健闘の6着と力を見せた形。混戦模様の一戦で押し出される人気となりそうだが、そろそろこの辺りで重賞制覇と行きたいところだ。
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ん~正直なところ押し出されての人気になるというのはあると思う。ただ、適性的には純正マイラーではないと思っているのでやはり京都のマイル戦なら対応しやすいなとも。後は展開が噛み合うかどうかやね。後ろ過ぎるとブラックムーンが勝った時のようにちょっと展開面での恩恵が必要になってくると思うし、前の進め方次第でもある。
NHKマイルカップ(GI)3着
東京芝1600m良 18頭5枠10番
1:32.5(+0.1) 45.8-46.6 H^1
12.0 – 10.4 – 11.5 – 11.9 – 12.0 – 11.3 – 11.3 – 12.0
まずは3歳春のNHKマイルカップ3着から振り返っておきたい。ペースはややハイだが中盤で11.9-12.0と少し緩んでの3F勝負。良馬場だが雨の影響が残っていたのでそれなりには時計が掛かっていた。基礎スピードも求められているが中弛みで取り付けたのもあるし、その辺が噛み合った一戦ではあると思う。
10番枠から出負けして後方からの競馬となってしまう。道中も前が飛ばして進める中で後方馬群の中目のスペースを拾いながら3角に入っていく。3~4角で前がペースダウンする中でここで我慢しつつ中団馬群の中目に入りながらロスを小さく進めて直線。序盤で中団馬群の中目から反応してL2の地点では2列目辺りまで一気に伸びてくる。L1では内から先頭列にというところを外からアドマイヤマーズ、ケイデンスコールに差されて3着という形。
まあこの3着が個人的にはカテドラルのイメージではあるんだよね。本質的なマイラーではないから緩みで取り付いて中盤で我慢が出来たので直線でしっかりと加速ができたと。それと、割と伸び始めが早かったのも印象的で、直線で中団馬群の中からL2の段階ではもう2列目辺りまでスッと伸びてきてL1で落ちたところで抜け出したところに外差しを食らったけど要所での反応が意外と良かったというのは面白い材料だった。ただ、そう考えるとやはり末脚の絶対量という点では意外と微妙なところで、L1ではケイデンスコールに差し切られているし、流れに乗って正攻法のアドマイヤマーズには普通に着差以上の力負けをしていると判断しているので、この辺をどこまで評価できるか。
中京記念(GIII)8着
中京芝1600m稍 16頭7枠14番
1:34.2(+0.6) 46.7-46.9 M
12.4 – 11.3 – 11.6 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.9 – 12.3
中京記念の8着がこの馬の負けパターンになるかなと思う。ペースは平均ではあるんだが3~4角でペースが落ちずに上がって淡々とした流れでL1は失速する流れ。割とマイル戦らしくバランス的に基礎スピードを問われている中で中盤で速いラップを要求されたことで良さが出にくかったと思う。
14番枠から五分のスタートでしっかりと出たが促されつつもやはり後方にじわっと下がっていく。道中も淡々と流れる中で後方の中目で中団から少し離れたところで3角。3~4角でもクリノガウディーの後ろ辺りで目標にしながら中団後ろで直線。序盤で外に誘導して一瞬伸びかけるがL1で甘くなって前のクリノ辺りが伸びるのと比較すると甘くなってなだれ込みまでの8着完敗。
一瞬は伸びかけたんだけど、結局3~4角でタイトに流れてしまっているのでそこで脚を使いながら長く後半勝負に持ち込めるというほどではなかったと思う。力の要る馬場で全体で分散されたこと、息が入らなかったことで前半のパワー型基礎スピード面でも苦労したと思うし、直線入りの段階では悪くなくてもL1で明確に伸びを欠いていることからも長く脚を使う形になったのも響いたんじゃないかなと。こういうマイルで淀みなく中盤で速いラップを踏み続ける流れというのはフィットしていないと思う。
マイルCS(GI)6着
京都芝外1600m良 17頭6枠11番
1:33.5(+0.5) 47.2-45.8 S^1
12.5 – 11.2 – 11.6 – 11.9 – 11.6 – 11.5 – 11.0 – 11.7
前走のマイルCSでもペース自体が落ち着いたことで前半の基礎スピード面での不安が出にくかったというのはあるかなと。後半4F戦からL2最速で11.0と2段階加速となっている中でそれなりに差し込んできた。
11番枠からやや出負けして無理はせずに後方で我慢しながら進めていく。道中も前がスローで進める流れだが、後方2番手で内目を狙う。3~4角でじわっと前が引き上げていく流れで後方2番手で最内を選択、ロスなく運びながら出口で中目に誘導しながら直線。序盤で中目のスペースを拾いながら馬群をさばいて一瞬はいい足。ただL1ではやはりジリジリという感じでなだれ込んでの6着。
ここでもやっぱり前半ゆったり入れている分だけ要所で鋭さを求められてしっかりと反応できていると思うんだよね。ただ、L2の最速地点では結構伸びてきて好位列付近まで上がってきているんだけど、L1ではやっぱり伸びあぐねてしまっているというのはある。スローなら鋭さを増せるという感じではあるんだけど、かといってL1までグンと伸び続けるだけのトップスピードの持続力があるか?と言われると疑問はある。この一瞬の鋭い脚を後方からどうやってはめ込めるか?というのが今回のポイントになると思うし、簡単な一戦ではないと思っている要因でもある。
京都金杯2020への展望
マイル戦は本質的にはちょっと短いというのは思っている。基礎スピード面を単純に求められた中京記念で追走に足を使って甘くなっていたという点から、やはりゲートが甘く前半のポジショニングという点でマイルで高いレベルとなると難しいなと。一方で、もう一つ気になるのはやっぱり使える脚がそんなに長くないというのも感じる。流れると前半で脚を使ったり或いは後ろになりすぎたりという感じだし、ペースが落ち着いてもゲートが甘いので後方からでは一瞬は伸びてきてもL1での詰めの甘さが出てしまう。
今回は相手関係が比較的楽ではあるので、メンバー構成で詰めの甘さを解消できるかどうか?というところには期待できるけど…かといって押し出された人気で信頼できるか?と言われると正直懐疑的。条件的にマイルなら時計が少し掛かる京都マイルというのは良さそうなんだけどね…イメージ的にはおととしのブラックムーンみたいな感じが一番チャンスはあると思うけど、人気の馬を展開次第でというのは愚策。場合によっては切ってもいいかなと思っている。
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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平均の約3~4倍、、