競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

ファンタジーステークス 2019 予想:本命14クリアサウンド

time 2019/11/02

ファンタジーステークス2019の予想

京都11R 芝外1400m
馬場想定:良、やや高速馬場想定

展開予想

 京都・東京開催から初めてなんじゃないかというぐらい土曜はパンパンの良馬場想定。これでBコース替わりがどう出るかやね。高速化するならこの週~Cコース代わりのタイミングかなと思っているが、ひとまずはやや高速ぐらいで様子を見たい。今の馬場だと22秒は切ってくると想定していて流れれば1:21.5ぐらいをイメージしている。スローだともちろんそれよりは遅くなるかな。

 展開予想だが、まあはっきり言ってこの時点で細かい展開は読めん。ただ、ざっくりと前目で引っ張りたい馬が多く特に1200路線から来ているケープコッドがある程度引っ張りそうだし、内のエレナアヴァンティ辺りもひとまずある程度流れを作って様子を見てきそう。外からマジックキャッスルやペコリーノロマーノ、クリアサウンドといったところまで前目を狙いたい馬もいるわけで、前半は流れる可能性が高いかなと。馬場を意識しつつも34秒台前半ぐらいで入るんじゃないかな。一応イメージとしては34.5-12-35.5をベースにおいて多少前後させたい。中盤ここまで緩まず入る可能性もあるし総合的に判断したいところかな。

予想

◎14クリアサウンド
○12マジックキャッスル
▲04エレナアヴァンティ
△03シャレード
△07ケープコッド
×05ヤマカツマーメイド13ペコリーノロマーノ
3連複:◎軸○▲△×BOX
3連複:◎○軸▲△×流し
3連単F:◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎クリアサウンド

 まあ悩んだんだけど、馬場が読みにくい中でペースが上がってもいい、ある程度トップスピード戦への対応ができる、馬場不問で追い切りがいいとなればクリアサウンドを軸にしたいなと。新馬戦は中京の重馬場で1400m戦、35.9-35.6と平均のバランスでは流れていて11.9 – 12.2 – 11.8 – 11.7 – 12.1とL3-2で11秒台後半、力の要る馬場で消耗する中で好発から先行、2列目外から後続を突き放す競馬ができたと。前走の新潟2歳Sではウーマンズハートらトップレベルには完敗も48.1-45.9とかなりのスローを少し離れた3列目の内から13.0 – 12.3 – 11.0 – 11.0 – 11.6のラップ推移でしぶとくL2までは伸びてきていた。内目の馬場がいまいちだったと思うし、内を通したのもさいごにひびいたかも。ただ要所の反応は良かったし、あの感じなら1400で平均~ハイペースでというのは良いんじゃないかなと。新馬戦はヤマカツマーメイドを全く問題としていないし、流れた中でもしっかりとやれているので。まあ良馬場で前半の基礎スピードを質的に上げてくる必要はあるが、キズナの仔は割と基礎スピード色が強いイメージだし、新馬の感じからも1400のペースで好位外からという競馬ができれば面白いと思う。

○マジックキャッスル

 相手は悩んだがマジックキャッスルにした。タイプ的に新馬戦を見ても1200の流れに対応して一足を見せてきたが、前走のサフラン賞では高速中山マイルで一瞬の脚を使う形。総合力は高いが突き詰めればTS持続が甘い印象なので距離自体はこれぐらいで良いと思う。新馬は35.2-35.1と平均の流れ、12.9 – 10.9 – 11.4 – 12.0 – 11.3 – 11.8と2F戦で楽に2列目外から反応して千切った。前走のサフラン賞では中山マイルで47.7-46.6とややスローでは引っ張ったが超々高速でこれではペースが遅く削ぎ切れず、12.4 – 12.3 – 11.8 – 11.1 – 11.4とL2最速でしっかりと番手から先頭に並びかけてL1で抜け出しかけたが外から一気にマルターズディオサに捕え切られたと。一足は確かに鋭いし、ペースがある程度流れても使えるのは強み。距離短縮でそれを活かしたいというのはあるね。馬場が読みにくいが先週までの傾向なら直線は外を通したいし、その点でもこの枠である程度自由に入っていけるのは良いと思う。

▲エレナアヴァンティ

 大穴でエレナアヴァンティ。まず前走の新潟2歳Sでは48.1-45.9とかなりのスローで13.0 – 12.3 – 11.0 – 11.0 – 11.6と直線3F勝負。ここで逃げて一足は使ったが一瞬だけ、L2でビッククインバイオに交わされていてここまで末が甘いとマイルは長いと思う。一方でインパクトが大きいのがダリア賞で、これが35.2-4.9と平均で流れた中での11.6 – 12.0 – 12.0 – 11.2 – 11.7と2F戦で2列目外から一足で動いてしっかりと逃げ馬を捕えて突き抜けた。新馬も含めて1200~1400である程度基礎スピードが問われてもしっかりと一足を削がれずに使えるのが強みだと思う。読みにくい馬場、先行勢が揃った中で上手く前目内目で息をひそめて3~4角でロスなく、直線馬場の良いところを取れればの一足の鋭さは警戒したいかな。ややハイ~平均で面白いと思う。

△シャレード

 まあここ2走を考えると新馬戦が強かったし軽視はしづらいかなと。ただ前走のききょうSは阪神1400でも超高速馬場で36.5-33.8と極端なドスロー、12.2 – 11.8 – 11.3 – 11.1 – 11.4のラップ推移で好位の外から進めていたが4角で置かれていたので加速性能という点、またトップスピードの質という点でそこまで高いレベルではないかもと。流れれば良いと思うけどそうでなければの不安はあるかな。新馬は千切っていて35.4-35.2と平均、11.9 – 11.9 – 11.5 – 11.6 – 12.1とL3最速で4角地点で外を回しながら最後まで違う脚だったし素材的には通用するはず。要所の反応とかゲート・二の足とか完成度の問題かな。

△ケープコッド

 個人的には基礎スピードで押してのスプリンターに近いとは思っているけど、戦ってきたところがかなりハイレベルで底を評価。3走前の新馬戦は函館の1200で稍重、力の要る馬場で33.9-35.9と2秒のハイを2列目内から直線しぶとく伸びた。L2の段階で進路確保で後手を踏んでいてそこからの伸びだし、12.2 – 10.5 – 11.2 – 11.9 – 11.7 – 12.3と一応L3-2で加速も求められているからね。まあ、完全に単調ではないし流れた中でも脚を使えた。同日の2勝クラスでも1:09.5と考えると時計的なパフォーマンスははここでは抜けている。前走のすずらん賞がちょっと物足りないが、2,3走前は時計的価値が高いし、後は軽い馬場でどうか、後半要素が求められてどうかというところかな。パフォーマンスを評価。

×ヤマカツマーメイド

 まあ正直微妙なところだけど、嵌り切ったら怖さはあるので保険。新馬でクリアサウンドに完敗しているし、基本的には厳しい流れで消耗戦で良さ。前走のりんどう賞は馬場が少し軽くなったこともあるが34.8-34.9と平均から11.6 – 11.7 – 11.5 – 11.6 – 11.8と単調な流れで好位の中目で我慢して最後までしぶとく伸びて接戦を制す形。L2で少し進路確保でてこずったがL1のしぶとさは評価できる。ただ、ペースの上げ下げに対応できるかどうかというのとこれまでのパフォーマンスから4戦使っているこの馬に対して他の馬の伸びしろといった点も考えないといけない。前走もある程度上手く運べているので、ワンパンチ足りないとは思う。押さえまで。

×ペコリーノロマーノ

 追い切りは良かったが正直新馬戦だけだとなかなか地味。新潟1400で35.6-35.0とややスローから11.9 – 12.6 – 11.9 – 11.4 – 11.7とL2最速戦、ポンと出てコントロールして番手、直線で加速する過程でしっかりと出し抜いて先頭に立って粘りこんだ。ただここは意外とハイレベル戦で、2着のチューンオブラブが東京1400の未勝利戦ですぐに強い競馬で勝ち上がっている。この馬自身もノーザン生産、そこからの短期放牧明けで追い切りの雰囲気も良いとなると、ちょっと警戒しても良いかなと。前走の入り方からも基礎スピードの質はもうちょっとありそうなのも流れた中で狙いたい材料にはなる。穴目で押さえたい。

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アエロリットしっかり追いかけてましたね。
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※同時にアーモンドアイとウインブライトも考察出てましたね。
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何悪。分析note2023



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