2019/02/02
神戸新聞杯2019のレース回顧
阪神芝外2400m良
2:26.8 63.4-56.6 S^7
12.9 – 11.3 – 12.9 – 13.1 – 13.2 – 13.5 – 13.3 – 12.5 – 11.8 – 10.8 – 10.2 – 11.3
展開分析・総評
正直1角の段階でほぼサートゥルナーリアが勝つと思っていた。それよりもヴェロックスがちゃんと2着取れるかどうかの方が危ういかなというぐらいだったかな。川田はサートゥルを目標に切り替えたんだけど、あの感じでサートゥルが仕掛けを待っていたらそりゃ危ういよねって。正直よく2着取れたなというぐらいの競馬だったと思うわ。ヴェロックスで一番やっちゃいけない競馬。まあスタートしてあの状況だと仕方がないとは思うが、ああなった場合はサートゥルより先に動かない限りヴェロックスに勝ち目はない。サートゥルの後ろを取った時点で終戦、という感じで見ていた。まあそれにしたって4角からの3F勝負なわけで、超超高速馬場とはいえこんなラップが出るなんてという感じやね。各馬の良いところは個別に触れていくことにしよう。
1着03サートゥルナーリア(ルメール)
まずまずのスタートだが少し重心が低くバランスを立て直してからゆったりとしたフォームになって上手くコントロール、外からシフルマンを行かせて2番手で前に壁を置きつつペースをコントロール。道中もシフルマンの後ろで我慢、ヴェロックスより前でしっかりとベストポジションをキープ。3~4角でシフルマンの外から流石にじわっと並びかけていくが、それでも一気には上げずに4角で馬なりですっと加速して直線。序盤でもう先頭に立っていて楽な感じ。直後をヴェロックスが追ってくるがここで突き放して2馬身半。L1でさらにその勢いで坂を駆け上がって突き放した。
L1ですら11.3だからね。個人的には究極レベルのトップスピード戦になった時にどこまでやれるかでこの馬の今後が決まると思っていたけど、この一戦で古馬相手にもトップレベルで戦えるという自信を持てた。この馬は前半や後半ある程度分散しつつももう一足を使える馬なのは皐月賞やダービーでも違いはあれど見せていたし、ホープフルSも良かった。ただ前半からドスロー、後半もロンスパではなく完全なる3F戦というのは意外とこの馬にとっては初めてで、その中で最速ラップ10.2を引き出してきた。ペースが速くても問題なかった皐月賞、というところからスローで絶対的にこの決め手を高めてきているわけで、トップスピードの質を究極レベルまで高めてきた。これなら…というところかな。
鋭く一足を使える、その使える条件の幅が広い、器用なタイプというのがこの馬の評価だったが、絶対的な能力といっていいトップスピードの質に特化したレースでこれだけやれたんだからね。天才肌では無くてこれはもう天才かもしれんね。オルフェーヴルが怪物、化け物だとすればこの馬は天才。究極レベルでは逆の適性を持っていると思う。無酸素運動の質、持続力も高いってのを証明できたのは大きいね。正直この馬に関しては適正距離という見方は不適切かもしれんね。多分どこでもやれると思う。長距離でも2段階加速戦ならやれると思うし、天才やね。ただ、ダービーみたいに競走馬としての才能というよりは、完全に淡々と素材面を求められるとやはり少し苦労する面もある。そうならなければ、という点では紛れやすい長めの距離の方が個人的には安定すると思う。折り合いもこのドスローで折り合えているわけで、入り方が大事かな。出負けしても焦らず緩いところで押し上げればいいぐらいの気持ちで臨めれば全然安定してくると思うんだけどね。藤沢厩舎だし多分秋天に向かうんだろうけど、仮に菊花賞に出ても上手く進めれば勝負になる馬だと思う。ルメールの問題もあるからどうなるかわからんが、菊花賞に出て盛り上げてほしい気持ちは強いけどね。菊花賞もしっかりと前目のポジションで進められれば多少分散しても問題ないと思う。成長している可能性も高いし、先々が本当に楽しみだね。
2着05ヴェロックス(川田)
まずまずのスタートを切っていたが、様子を見ながら外からシフルマンが行くのでこれを行かせて先行しようとしていたが、1角で掛かっていてここで我慢して下げて4番手。道中もサートゥルナーリアの後ろに切り替えて進めるが当然誰も動かないのでゆったりした流れの中で我慢。3~4角でも明確にサートゥルナーリアの後ろでマークしていくがサートゥルはまだ一気に橋掛けず、4角下りでペースが上がったところでついていって直線。序盤で追い出されるがサートゥルはワンテンポ遅らせていて半ばで仕掛けられると一気に離される。そのままラストまで差は詰まらず3馬身差の完敗。
そりゃラストのラップが11.3じゃ差せんわ。というか差が詰まらんのは結局加速で置かれて、トップスピードの質で明確に見劣っているから。ヴェロックスで一番やってはいけない競馬をしているんだけど、まあ川田や陣営的にここはあくまで前哨戦と考えるならそれでアリだとは思う。見ているこちらとしては1角でまず勝ちはないなと競馬をされると全く盛り上がらないんだけどね。結果が分かっているレースほど面白くないものはない、答え合わせをやっているような感覚になった。
ただ、これでサートゥルをどう倒すか?ってのが明確に分かったと思うし良いんじゃないかな。ダービーで勝てたのは結局出し切る競馬でサートゥルより前、内で(自身は中団、外なんだけどね)3~4角を立ち回ってサートゥルに一瞬の強烈な脚をそこで使わせたことで甘くなった。でもその一瞬の強烈な脚をL2の半ばまで仕掛けを前で待たれてたらそりゃどうしようもないよねって話。いかにサートゥルよりも先に仕掛けることができるか、しかも理想を言えばサートゥルより前で内目を取って、外から上がってくるサートゥルに脚を使わせるために早めに仕掛ける。ヴェロックスのポテンシャルを信じた乗り方ができれば、どこかの条件でサートゥルを逆転できるだけの素材は持っているはず。今回に関してはサートゥルが派手に突き抜けられるような展開にしてしまった川田のミス。本番でこれをやらなければ良いと思う。ヴェロックスの競馬ができればサートゥルもベストの展開ではないので付け入るスキはあるよ。
3着08ワールドプレミア(武豊)
やや出負け、自身より内の各馬が押していたので無理はせずに控えて後方馬群の中目でまずは様子を見て行く。道中も後方で折り合いを意識しながら我慢して3角。3~4角でも後方馬群の中目で進めながら4角で外目に誘導して直線で外。序盤ではやはり少しエンジンのかかりが悪く鞭も打たれるが中団に取りつくかどうかぐらい。しかしL1で前が下がってきたところをきっちりと拾って権利は問題なく確保した。
ん~…まあこんなもんか。もうちょっと豊には面白い騎乗を期待していたんだけど、権利確保が至上命題だし、それをきっちりとこなしてくるあたりは流石なのかな。トライアルでの豊の割り切り方って確かにこんな感じはあるんだけどね。ただ超超高速馬場でのトップスピード戦で叩き台のヴェロックス相手にそれなりにはやれたしね。菊花賞でこれでは難しいと思うが、本番は思い切って攻めてほしいね。
4着04レッドジェニアル(酒井学)
五分のスタート、そこから促しながら積極的に先行策を取っていく。最終的には3番手で道中も前にサートゥルを見ながら外から3角に入っていく。3~4角でもサートゥルの後ろから押して押して追走、4角でかなり手が動いて直線。序盤の最速地点で置かれて一気に下がる。L1ではそこそこ踏ん張っていたがワールドプレミアにも差されて4着完敗。
権利は必要ないのでそれは良いんだが、まあはっきり言ってトップスピード戦でここまでダメだってわかったのは収穫なんじゃないかな。4角辺りでサートゥルの後ろという絶好の位置を確保できていたし、それで4角から押して押してで最速地点のL2でこれだからね質的に全く勝負にならなかった。ならば全体で分散して進めるしかないし、京都新聞杯を勝った時のような流れが理想だろう。瞬間的な切れ味勝負では歯が立たない。でも素材面では悪い馬ではないからね。4強の次ぐらいには良いものを持っていると思う。その中で、この馬の適性がフィットしてくれば…かな。雨で渋ると微妙なんだが、少し時計が掛かるぐらいのほうがいいんじゃないかなあ。
5着02ユニコーンライオン(岩田康)
好発を切ってそこから促すが二の足がいまいち、外の各馬が速いので控える形で中団の内。道中もヴェロックスの後ろで内内を立ち回って3角。3~4角でもヴェロックスの後ろをひたすらついていく、4角で置かれて直線。序盤で鞭が入って追われるがさほど伸びない。ラストまで特にいいところなく、バテもせずという感じで5着と掲示板は確保した。
まあこんなもんかな。瞬間的な切れ味でも見劣ったしL1のTS持続でも?という感じ。ポジション取りでも見劣って総合的に全部が足りなかった結果だとは思う。どこかが致命的にダメだったわけではないんだけどね。ここに入ってくるとちょっと力が違ったかな。前走も上手くかみ合ったのはあるけど、少し時計が掛かる方がいいかもしれんね。ちょっと速すぎた。
6着06シフルマン(松山)
五分のスタート、そこから軽く促すような感じで楽にハナを取り切って主導権。道中は極端なドスローに落としてサートゥルが番手ということもありかなり楽にペースを作る。3角で流石にサートゥルがじわっと絡んできたがそれでもそこまでペースは上がらず、4角で一気に上がったところで反応に苦しんで直線。序盤で一気に追い出されてここではある程度抵抗していたが徐々に失速、L1で甘くなった。
ん~…どこかで突き放す逃げを期待したんだけど、松山は何もできなかったか、という感じ。もちろんやってどうだったか?というのは別だが、この競馬だと結局絶対量が足りなさ過ぎて一瞬は対応できても相手がその一瞬の脚の完全上位互換となるサートゥルだからね。サートゥルがこうやってじわっと動いてくると他の馬に対するスイッチャー的な役割になるので、出し抜くことすらできなくなる。サートゥルが追い上げてくるまでにもう少しリードがあって直線まで仕掛けを待てる、ある程度分散している状況ならとは思うが。まあどう乗っても難しかったかもしれんが、この流れでは厳しい。
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