新潟記念 2019 予想：本命07ユーキャンスマイル

time 2019/08/31

folder 2019重賞まとめ予想

新潟記念2019の予想

新潟11R 芝外2000ｍ
馬場想定：良、やや高速馬場想定

展開予想

　思ったよりも土曜は馬場が回復していて影響は限定的だったかな。ただ高速馬場ではなく標準ぐらいの感じでメイン準OPでもマイルでややスローだが現実的には流れて1:33.6。土曜で標準ぐらいかなと。なので展開予想動画の時のイメージよりは１，２段階ぐらいは馬場が軽い想定にする必要はあると思う。またそこまで意識的にもペースを落とそうとはならないかもしれないなと。

　展開予想だがこれ自体はそんなには変わらない。逃げるのは恐らくブラックスピネルで良いと思うし、ジナンボーのミルコが出ればというところもあるが、ゲートが安定しているわけではないし二の足も微妙なので内枠ではどうかなという感じも。ダイワキャグニーが内から先行しつつ、サトノキングダム辺りがどのあたりまでポジションを取っていくか次第。３列目以降は団子気味になるとは思うし、後は逃げるブラックスピネル松若がどこまでペースを作るかという感じかな。一応60-58.5ぐらいのイメージで入りたい。１分58秒台前半の走破ぐらいは想定しているが57秒台まではどうかな、という馬場想定。

予想

◎07ユーキャンスマイル
○03ダイワキャグニー
▲15ブラックスピネル
△04フランツ
△16センテリュオ
×02アクート18ダッシングブレイズ
３連複：◎軸○▲△BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ユーキャンスマイル

　まあ展開予想の段階からこの馬がそんなに人気でないなら狙いたいとは言ってきたけど、結局本命にした。正直に言えばここはかなり予想的には難しくてこの馬に対しても自信があるというほどではないが淡々と進めていったらやっぱりこの馬かなと。

　まずは根本的にこの馬の評価として本質的なステイヤーではないとは思っている。万葉Ｓが力の要る馬場でドスローからの13.2 – 11.6 – 11.4 – 11.6 – 12.1と４Ｆ勝負で外から勝ちに行く形になったとはいえヴォージュやグローブシアター辺りに苦戦していたからね。ダイヤモンドＳは逆にドスローでも12.1 – 12.0 – 11.3 – 11.4 – 11.7と３Ｆ勝負で直線だけに近い競馬になって後方に下げながら直線で捌きつつ加速してトップスピードの質で違いを見せてのＬ２先頭列。

　菊花賞３着がトップスピード戦としては強敵が揃っていた中で、12.8 – 12.2 – 12.2 – 10.7 – 11.3と究極のギアチェンジ戦。これで外から先にトップスピードに乗ったエタリオウとの比較でも結構動きで見劣らなかったしＬ１まで食らいついてきた。フィエールマンがこの展開ではすっと反応して鋭かったが、それに次ぐ競馬ができていると思う。ギアチェンジも持っているしトップスピードの質も高く持続力もある。阿賀野川特別では最序盤である程度ポジションは取れていたし60.2-58.5と現実的な流れでやれているからね。まあ絶対の自信があるわけではないけど、それでも実力的には一枚上だと思っていてそれが現在６番人気で単勝で10倍を超えてくるなら素直に勝負したい。

○ダイワキャグニー

　相手はダイワキャグニーにした。ゲートが意外と不安定な馬で、後ろからだと４走前の白富士Ｓのように60.9-58.4とかなりのスローでブラックスピネルに支配されて12.3 – 12.0 – 11.3 – 11.0 – 11.8のラップ推移で後方からジリジリと自分の脚しか使えない。これでは難しいが、前走のメイＳでは48.1-45.7とかなりのスローをしっかりと２列目までポジションを取って12.0 – 12.0 – 11.3 – 10.9 – 11.5のラップ推移で楽々抜け出す競馬ができている。速いラップを前目からでも引きだせる馬だし、過去になるがプリンシパルＳで完勝したときが59.3-59.0と平均で流れた中での先行策で抜け出す競馬。ペースが上がってもやれる可能性が高い馬でもある。良い位置を取れれば好勝負できると思うし、レイエンダよりも良い位置を取れる可能性は高いとみてこの馬を３連複軸の相手としたい。

▲ブラックスピネル

　タイプ的には逃げ馬でもスロー気味に支配して直線でトップスピードに乗ってしぶとく維持してくるタイプなので、新潟2000そのものは問題ないと思う。３走前の新潟大賞典では５着に敗れたが60.8-57.8と超スローとなったことである程度リードを保っていたものの結局は決め手の絶対量に勝るメールドグラースやミッキースワローといったところに見劣ってしまってＬ１で甘くなった。個人的にはもう少しだけ…２秒程度のスローぐらいまででコントロールできれば面白いなと思っていて、白富士Ｓでも60.9-58.4とかなりのスローからの12.3 – 12.0 – 11.3 – 11.0 – 11.8としっかりと加速して半ばで勝負を決める抜け出しができている。新潟大賞典でもＬ１で甘くなったが半ばまでは頑張れていた。今回は強敵も少なくないが、新潟大賞典と比較してそこまでの強敵がいるか？という感覚もあるし、この条件で馬場の良いところを選びながら先頭で仕掛けを待ちつつ直線に入ってこれればの警戒。

△フランツ

　単穴枠でこの馬かブラックスピネルか、という感じでいたが…戸崎で内枠でこの馬がエンジンのかかりが遅いというところから多分出し切る形にはならんだろうとみての連下。むらさき賞が46.9-45.8とある程度のスローでそこからの11.7 – 11.5 – 11.1 – 11.4 – 11.8とＬ３最速で直線外に出してからＬ１でぐんと来てまとめて差し切る形。全体で流れた中でのＬ３最速ロングスプリントに近い形で良さが出ているので出し切ったほうがいいと思う。その点で戸崎が馬の後ろに固執しすぎないかどうか。

△センテリュオ

　外枠で団子状態から直線勝負で出し切れればというところはあるかな。２走前の下鴨Ｓではアクートを相手に63.0-57.1と極端なドスローで12.4 – 11.3 – 11.0 – 11.2 – 11.2と４Ｆ勝負。ここでアクートが外から動いた直後を上手く通しながら直線で外に出してＬ２の地点で切れていた。この感じならトップスピードの質もある程度高いレベルにあると思うし、新潟外回りでもとは思う。ただこの馬もエンジンのかかりがそこまで速いタイプでは無いと思うので外枠は良いと思うが北村友一が仕掛けを遅らせなければというところ。京都2000は内回りでも３角の下り、緩やかなコーナーで早めの仕掛けから結構早い段階でエンジンをかけやすい舞台ではあると思うので…。新潟外で３～４角緩いペースから一気にとなった時の不安は北村だとある。フランツと近いところだが外枠なのはいいんじゃないかな。

×アクート

　サトノキングダムとちょっと悩んだんだが、素材面を評価して。佐渡Ｓの内容なら今年の秋の府中重賞戦線（アル共辺り）で台風の目になってもいいなと思っていた馬。60.1-57.2と３秒近い超スローでも後半が57.1とかなり速く、その中で中団で離れたところから３～４角で外々、11.9 – 11.7 – 10.9 – 11.0 – 11.7というラップで３～４角でも11秒台に入っている中でロスがありながらＬ１まで、56秒前後で自信は後半５Ｆを出せているはずで、後半で分散して良さが出ている。かなりやれそうだが、逆に言えばスパッと切れるタイプでは無いし加速性能もそこまで高くないのでこれまでワンパンチ欠けて勝ち切れなかったというところ。内枠じゃなければなあ…の１頭。

×ダッシングブレイズ

　夢枠で。できればもうちょっと雨の影響が残ってほしかったというのはあるが、ノリが乗るというだけで危険さが増す馬ではある。本来この馬は先行させて良さが出る馬で、エプソムＣを勝った時も48.2-46.2、少し時計が掛かりだした中で11.5 – 11.7 – 10.8 – 11.6 – 12.1と後半Ｌ３最速で仕掛けが早い中で好位からしぶとく粘りこんできた。個人的にはこの競馬をずっと貫いてほしいと思っていて、スローで後ろからだと前走の新潟記念みたいに切れ負けしちゃう。力の要る馬場だった京都記念の内容が悪くなかったし、今回のメンバー構成で奇襲的に前を取ってのノリマジックに期待をしつつ大穴狙い。