キングジョージ６世＆クイーンエリザベスＳ 2019 予想：本命08エネイブル

time 2019/07/27

folder 2019重賞まとめ予想

キングジョージ６世＆クイーンエリザベスＳ2019の予想

アスコット芝2390m
馬場想定：良～稍、ややタフな馬場想定

展開予想

　昨年のキングジョージは結構好時計が出ていたので、今年はどうなのかというのはちょっと注目したいところだが、今年のアスコット競馬場の時計を見ると速い感じはしないかな。力の要る馬場を想定しておく方が無難。

　展開予想だがオブライエン軍団のハンティングホーンが恐らくラビット。これを行かせながらノルウェー辺りも積極的に出てクリスタルオーシャンやエネイブルにプレッシャー。クリスタルオーシャンの方が前かなと思っていて、その後ろをエネイブルがマークする形。シュヴァルグランはこの２頭を見ながらになるんじゃないかなと。

予想

◎08エネイブル
○02クリスタルオーシャン
△01シュヴァルグラン
△10アンソニーヴァンダイク
３連複：◎○軸△×流し
３連単Ｆ：◎○→◎○△→◎○△×

◎エネイブル

　人馬共に隙が無い。エネイブルはドスローからのトップスピード戦でも反応良く動ける馬だが、力の要る馬場でタイトな競馬になっても強い。サトノダイヤモンドが惨敗した年の凱旋門賞はシャンティイでの代替開催でタフな馬場、途中公式ラップがおかしかったので判断が難しいがおそらく平均ぐらいでは流れていた中でしっかりと先行、サトノノブレスが絡んできてもオブライエン勢が絡んできても問題なく、直線外に出してからは突き抜けた。また昨年の凱旋門賞では63.80-59.92と超スローの流れで好位から我慢しながら直線半ばで抜け出す。ラストはシーオブクラスに来られるが何とか踏ん張った。このレースはスローからの23.13(FA11.57)-12.39-11.88-12.52とＬ５－４のフォルスでの地点が最も速いラップで比較的ポテンシャルに寄った競馬。その中での抜け出してポテンシャル面も見せているからね。ＢＣターフでも平均的な流れを３角で外から動いて勝ちに行ってマジカルとのたたき合いをねじ伏せてきて３着以下は離している。軸としては確実だと思っていて、後は勝ち切れるかどうかかな。馬券的にはクリスタルオーシャン→エネイブルの馬単を握っておきたいけど、この馬もキングジョージでは強い勝ち方ができているしね。

○クリスタルオーシャン

　これはもうシンプルに昨年のキングジョージが良かった。ポエッツワードとの勝負になったが、こちらの方が先に先頭に立って抜け出していて目標になったのもあるし、最後の最後に来られて前に出られてからはもうひと踏ん張りしているからね。アスコットの上り坂を上っていく競馬がフィットしているんだと思う。前走のプリンスオブウェールズＳでもマジカルを相手に番手から堂々と先頭に立ってそのまま押し切って強い競馬。適性的にアスコットは合っている。後はエネイブルとの戦いになると思うが、外目の枠で自由に立ち回れるし、恐らくハンティングホーンが行くのでそれを見ながら２列目ぐらいで進められれば。

△シュヴァルグラン

　この馬は比較的日本馬でも対応してくるかなと思っているが、それでも基本的にアスコットは日本の競馬と真逆のイメージなのでなかなか重い印は。ドバイシーマクラシックは結構強い競馬で、61.97-59.66とスローからの11.94-12.31-12.21-11.49-12.36と２段階加速的競馬でＬ１も200ｍ換算なら11.77なので大きく落ちていない。その中でスワーヴと一緒にしぶとく中団から伸びてきてオールドペルシアンに食らいついていた。ハンティングホーンやマジックワンドとの比較で見てこの普通の展開でこれだけ突き放せたのだから単純な地力は欧州トップクラスと比較しても十分戦える。後は適性だけかな。この馬自身ＪＣを勝った時もそうだがある程度流れてもやれる馬だし、このメンバー構成でマーフィー。積極的にポジションを取ってくれれば面白いかな。想定としては２強をマークするイメージだけど、勝ちに行くなら２番手辺りで競馬しても面白いと思う。

△アンソニーヴァンダイク

　正直後は買いたい馬というもの自体がなかなかいなかった。その中で２強が抜け出しにかかるタイミングで直線長く上り坂が続く中で最後までしぶとく伸びてきそうな３歳軽量、英ダービー馬アンソニーヴァンダイクを押さえる。エプソムは直線はほぼほぼくだりだし、最後の最後に若干上るだけでスピードに乗せやすい舞台。アスコットとは右左もあるがそれ以上に真逆なので登っていく形でも脚を使えるかどうかは課題。それでもこのメンバー構成でデフォーとの比較ならこっちの方かな。デフォーはレースレベル的に楽なところと戦っていると思うし…