新潟大賞典 2019 予想：本命01ミッキースワロー

新潟大賞典2019の予想

新潟11R 芝外2000ｍ
馬場想定：良～稍、やや高速馬場想定

展開予想

　土曜から１日空くので馬場想定が難しいが日曜は開催されずに晴れているので回復しているとみて、稍重が残るかもしれないが一応良ぐらいを想定。土曜の最終新潟1000が時計が出ていない、というわけでもないのでそこまで悪化していなかったと思う。やや高速ぐらいかな。まあこういった変則開催で雨が絡むと前日で馬場を完全に読むのはまず無理だから、ある程度幅は持たせる。

　展開予想だが結構前目で主張したい馬が少ない。ブラックスピネルがハナを主張しそうだがそこまでペースを上げたい馬ではない。これに外からドレッドノータスも進めていくがこれもそこまでペースを引き上げたい馬でもないと。これに先行勢がエアアンセム辺りになるので馬場も読みにくい中でペースはそこまで上がってこないんじゃないかなと。60-58ぐらいをイメージしておく。スローの可能性の方が高いだろうとみて基本的にスローにシフトした予想。

予想

◎01ミッキースワロー
○05メートルダール
▲08ブラックスピネル
△06ロシュフォール
△16ルックトゥワイス
×02ショウナンバッハ10エアアンセム
３連複◎軸○▲△BOX
３連複◎-▲軸○△流し
３連単Ｆ◎○▲→◎○▲△→◎○▲△

◎ミッキースワロー

　ポテンシャル戦でのアルアインや高速馬場でのＴＳ持続のレイデオロといった強敵が多い世代だが、個人的にはトップスピードの質だけなら５歳世代で一番の馬だと思っている。セントライト記念で見せた切れ味は忘れられないぐらい強烈で、ドスローではあったが12.1 – 12.0 – 11.7 – 11.3 – 11.0とＬ１最速11.0の地点でアルアインをスパッと並ぶ間もなく差し切っている。アルアインはトップスピードの質的にはちょっと足りない馬だが、それでもここまであっさり切れ味で差し切った馬はいないし、10.8は視野に入ってくる。この切れ味を引き出せればこのメンツでも勝ち切ってくれると思うんだけどね。今週は全部ノリの馬に重い印ということになるので頼みますノリさん。嵌ればGIを勝ってもいいだけの馬だと思っている。

○メートルダール

　相手はちょっと悩んだけどメートルダールに。やっぱりトップスピード戦では序列は上になると思うんだよね。地味ながらも２走前のＡＪＣＣは強かった。中山の2200で62.2-58.7と超スローから12.4 – 11.7 – 11.8 – 10.9 – 11.9とＬ２最速で中団外から正攻法で進めて最後までジリジリと伸びてきた。シャケトラ・フィエールマンには若干見劣ったがトップスピード戦としては高いパフォーマンスを見せてきたと思う。新潟記念でもブラストをマークしてしっかりとトップスピード戦で結果を出したしある程度流れた中でも末脚を引き出せている。11秒前後を問われれば基本的には崩れにくい馬。金鯱賞は不満だが相手が落ちるここなら。

▲ブラックスピネル

　スローでのＴＳ持続で逃げ切りというのは過去なら東京新聞杯で逃げ切ったパターンもあるし、近走なら２走前の白富士Ｓ勝ち。東京2000で60.9-58.4とかなりのスローに支配して12.3 – 12.0 – 11.3 – 11.0 – 11.8のラップ推移でしっかりと抜け出し押し切ってきた。ワンターンのほうが良い馬だし、前走の小倉記念は47.6-47.3と平均で流れたのもある。以前は厳しい流れでもやれていたが近走はめっきりスロー専用っぽくなったし、今だとマイルより長い距離のほうが良いと思うので。

△ロシュフォール

　この馬の場合前走のアメジストＳも上がり33.2を評価というよりは60.6-57.7と後半５Ｆで57.7と速い走破の中でしっかり後方から差し込んできたという点を評価。多分だが1000通過地点で５馬身以上は離れていたので後半は56秒台後半で上がってきているはず。それだけ長く脚を維持できるというのは強みだし、そのうえである程度切れる脚を使って12.0 – 11.8 – 11.2 – 11.1 – 11.6のＬ２地点で伸びてきていた。この感じなら最近流行りつつある新潟外で３～４角からの競馬になっても大丈夫だと思うし、瞬間的な決め手勝負でもある程度はという感じ。１番人気は正直押し出されたなとは思うが、素材的な怖さはある。

△ルックトゥワイス

　天皇賞春に出ていたら面白い展開だったと思うんだけどなあ…。今回は出し切れるかどうかだけだとは思う。その点で個人的には小細工できない大外枠は歓迎できるけど、３～４角からペースが上がってくれればいいが、そうでなかったときに自分で外から動く選択を取れるかどうか。エンジンのかかりが遅く負けパターンはアル共。ドスローから12.6 – 12.3 – 11.1 – 11.0 – 11.2と３Ｆ勝負の中で後方で仕掛けを遅らせたことでＬ２まで置かれてＬ１でジリジリ。エンジンがかかってしまえばトップスピード戦でも長く良い脚を使ってくるのでそこだけ。スローに落ち着きそうなのと、外枠で評価を上げた形かな。

×ショウナンバッハ

　正直誰かが引っ張ってくれて平均ぐらいまで上がるのであれば単穴で狙っても良かったと思う。それぐらいこの馬史上で１，２を争う追い切りの良さだった。ただ、スローでの決め手勝負という点ではそこまで高いレベルではないし、中日新聞杯みたいにタイトに流れた中で良さが出ていた印象はあるからね。それでも昨年の新潟記念が59.2-58.3とややスローからの11.9 – 11.8 – 11.7 – 10.7 – 12.2とＬ２最速戦で後方からメートルダールの内を通してＬ１までくらいついての３着だからね。まあ悪くはないし、今の状態面の良さも含めてスローでも押さえておきたい。

×エアアンセム

　この馬は2000が合っているとは思うが、個人的には瞬間的な良い脚は一瞬だけだと思っているので新潟外2000だとある程度ペースを引き上げて欲しいタイプだと思っている。その点で今回はそんなに逃げてペースを引き上げる馬が少ない印象で、良い位置を取ってもスローでトップスピードの質を高めてこられると微妙なライン。できれば流れてほしいね。

　最近登場した「TAZUNA 」というサイトが真っ先にAIを取り入れて、利用者が急増していると編集部内でも話題になっています。