ダービー卿チャレンジトロフィー 2019 予想：本命10ロードクエスト

ダービー卿チャレンジトロフィー2019の予想

中山11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良～稍、標準馬場想定

展開予想

　土曜はどうも少し雨が降るかも？というところ。先週の馬場と踏まえても金曜の現時点では標準馬場ぐらいを想定しておくのが無難かな。まともに流れれば33秒前後は出ると思うが、一応46.5ぐらいで平均としておく。

　そのうえで展開予想だがここはマルターズアポジーが逃げられる枠とメンバー構成。大外のエイシンティンクルがこの枠でも怯まず行くのかどうか、これに外からマイスタイル辺りがどこまで絡んでくるかで全体のペースは決まりそう。内からジョーストリクトリ、これを制してギベオン辺りも２列目～好位を狙ってくるという感じかな。恐らくエイシンティンクルは外からでも積極的に主張してくるとみてある程度流れると思う。46前後では入るとみて、今のところは46-46.8ぐらいで平均～ややハイを想定。マルターズはあまり道中緩めるタイプではないと思っているので単調な流れで出し切って良さが出そうな馬、かつ現実的に力のいる馬場に強い馬を狙いたい。

予想

◎10ロードクエスト
○05ギベオン
▲07ハクサンルドルフ
△06ヒーズインラブ
△12プリモシーン
×02フィアーノロマーノ04ドーヴァー
３連複◎軸○▲△BOX
３連複◎-▲軸○△流し
３連単Ｆ◎○▲→◎○▲△→◎○▲△

◎ロードクエスト

　この条件ならこの馬とある程度は決めていたんだが、枠の並びや逃げ、先行勢がある程度引っ張るという前提で固めたので余計にこの馬かなと。この馬は瞬間的なトップスピードの質が高くないのと、府中では坂の登りで加速が問われたときに置かれがちになって結果が出ないことが多かった。例えばパラダイスＳではそれがもろに出ていて、府中の1400でショウナンアンセムが強烈な出し抜きを決めた形、11.7 – 11.6 – 11.1 – 10.7 – 12.0とＬ２最速で明らかに動けていなくてＬ１までジリジリ。スローで決め手勝負でとなるとギアチェンジも含めて不安が多い馬。

　一方で流れると強いし力のいる馬場もいい。わかりやすいのがスワンＳ勝ちで、34.7-35.5とややハイと流れ、11.2 – 11.3 – 11.9 – 11.5 – 12.1とＬ３－２で多少再加速はあったがそれでも中盤が速い流れから後半は減速というのが基本。これでＬ１の12.1と大きく落としたところでの大外バテ差し。また府中マイルでも２走前の東京新聞杯では45.7-46.2と平均、そこからの11.2 – 11.5 – 11.3 – 11.5 – 11.9というラップ推移で後半そこまで最速ラップが速くない、という中で外からジリジリジリジリ伸びてきていた。こういうタイプなので早めにトップスピードに乗ってバテ差すのが良いのと、全体で流れてトップスピードの質をそこまで問われないほうが良い。その点でも雨が降りそうでそれなりに時計がかかっていた先週の馬場、マルターズが引っ張る形ならこの馬にとっては理想的になる可能性が高い。３歳時には京成杯ＡＨで強敵マジックタイム、モズアスコットを撃破できているわけで平均ペースだとパフォーマンスは高いからね。この馬から。

○ギベオン

　相手はちょっと悩んだが、展開で読めない部分もあるし、幅を持たせているのでややハイまで行ったときに自身平均で入れている好位勢が欲しいな、というところからギベオンになった。シンプルにＮＨＫマイルＣは強くて、46.3-46.5とレースの流れで平均、この馬のいた好位の位置でも平均に近いところだと思う。11.9 – 11.7 – 11.3 – 11.5 – 12.0とＬ３最速の流れで好位からしぶとく伸びてＬ２で早めに先頭に立ってＬ１までしぶとかった。毎日杯は少し甘かったが48.0-46.2とかなりのスローから.12.3 – 12.1 – 11.5 – 11.1 – 11.5と３Ｆ勝負で最速11.1というのもあったし、この馬はそこまで瞬間的なトップスピードの質を問われないほうが良いタイプだと思う。どちらかというと全体で分散して基礎スピードで勝負したい。この枠ならいい位置を割と楽に取れると思うので、少し離れた２列目～３列目で３～４角でロスなく立ち回ってくれば。

▲ハクサンルドルフ

　基本的に単調な流れになりやすい時の中やっまマイルはアドマイヤムーン産駒は要警戒。その中で、絶不調の田辺を狙うぐらいなら不気味なハクサンルドルフを一発で狙いたいかな。まずエプソムＣの内容が良い。東京1800で重馬場だが47.7-47.8と平均で流れた上で11.9 – 11.9 – 11.6 – 11.8 – 12.5とＬ３最速、ポテンシャル戦。この流れで後方外からしぶとく最後まで伸びてきてサトノアーサーとの差もじわっとラストで詰めてきた。エンジンがかかってからが良いタイプでギアチェンジが弱点というタイプがアドマイヤムーン産駒には非常に多いが、中山マイルはその弱点を補える展開になりやすい。

　加えてこの馬の場合はエプソムＣもそうだが割と力のいる馬場でもやれるタイプ。富士Ｓでは45.9-45.8と平均から11.3 – 11.5 – 11.0 – 11.6 – 11.7とＬ３最速で速いラップを要求される競馬、ここで後方からついていけずにワントゥワンの後ろから加速で置かれて苦労していてＬ１でバテ差して上がってきていた。マイルでも前が落ちないと質的に苦労するが、平均で流れる競馬自体は問題なかった。適度に時計がかかる中山でＬ３－４辺りが最速で減速するような競馬になってくればこのメンバー構成での一発は十分考えられそう。

△ヒーズインラブ

　ドーヴァー辺りとの比較で、今の田辺を買うぐらいならという感じもあった。ヒーズインラブは追い切りも良かったと思うし、昨年のこのレースを勝った時も46.2-46.0で平均から11.2 – 11.2 – 11.3 – 11.9 – 11.6と淀みない中で内内をうまく立ち回って差し切ってきた。この時もマルターズが作ったペースに乗じているので今回もそこは良い。上体面も上がってきたが、今回は昨年に比べると少し強敵が多いかなというところでこの評価。

△プリモシーン

　ちょっと悩んだんだけど押さえておく。まず前走のターコイズＳは物足りない面もあるのはあるが、そもそも45.5-47.2はかなり流れたなという感じはあるし、今回ここまで速くなる可能性はそこまで高くないだろうと。全体で平均までなら何とかなって良いのはＮＨＫマイルＣが46.3-46.5でジリジリ差し込み、関屋記念が45.7-45.9で中団外から差し切ってワントゥワンを撃破。なのでこの辺りで落ち着けば侮れない。

×フィアーノロマーノ

　京王杯ＳＣの内容が超高速馬場で外枠から好位外外、追走して明らかに甘くなったので基礎スピード負け。そう考えれば本質的には1400寄りマイルで良さが出て良いタイプかなと。前走のファイナルＳは阪神1400らしい競馬で完勝したけど、マイルではフォーチュンＣを勝った時が結構ハイレベルなメンツを相手に46.1-47.5とハイペースを好位で無理なく追走して突き抜けている。相手がエンヴァールやロライマと準OPでの上位安定株。この感じならマイルで平均ぐらいで上手くポジションを活かしてという競馬は合いそう。人気先行の感はあるがギベオン辺りを目標に競馬もできそうだし圏内として考えれば期待していいかな。追い切りも良かった。

×ドーヴァー

　本当は今の田辺はできるだけ買いたくないので消してやろうかと思った。ただ中山マイルで流れてしまえば考えなくても突っ込んでこれちゃうかなと。前走のニューイヤーＳはかなり強く、44.9-47.5と超ハイまで上がったのはあるにせよ中団外外から回して突き抜けたからね。ただスローだとエンジンのかかりが遅くなるタイプだし、できれば早めに流れてほしい。そうなれば内内でも問題ないと思う。あとは休み明けになるのと、糞騎乗連発中の田辺がまともに乗れるかに尽きる。