第54回 京王杯２歳ステークス(GII)出走予定馬展望

日程：2018年11月3日(土)
コース：東京芝1400ｍ

予想用・出走予定馬一覧

アスターペガサス（福永騎手想定）

新馬戦、函館２歳ステークスと函館の1200ｍ戦で連勝を果たしたアスターペガサスが京王杯２歳ステークスに出走予定だ。距離延長もだが、やはり東京の軽い高速馬場に対応できるのかどうかがポイント。福永との新コンビで新たな一面を引き出し３連勝となるか。

新馬戦の感じからは距離自体は対応してくると思うが、府中の1400だとトップスピードの質的にどうか？という不安はあるかな。血統的にもちょっと不安はあって、ジャイアンツコーズウェイに母系もミスプロ色が強いからね。瞬間的な切れ味を引き出せるかどうか。

新馬戦１着

函館芝1200ｍ良 15頭４枠６番
1:10.0 35.0-35.0 M
12.5-11.0-11.5-11.8-11.7-11.5

新馬戦は函館の1200ｍ戦でも開催序盤で軽めの馬場。時計は３歳未勝利で1:09.2なのでまずまず、しかもＬ１が加速ラップなので出し切ってない中でのものと考えれば結構優秀だろう。またＬ３地点では息が入っていてペースも平均と速くない。前後半のバランスが問われた一戦。

６番枠から五分には出たかな、という程度でそこから二の足で促しつつ先行争い、最終的には控えて２列目のポケット。３～４角で外に出して番手の位置で１馬身差。直線ですっと並びかけてラストまで追われてしっかりと突き放し、２馬身半差の勝利。

４，５着馬は勝ち上がっているので低調なレベルという感じはしないし、時計的にも前述の通りまずまず、ラップは優秀だろう。ただ良い位置をとれたのは前半のペースがそこまで速くなかったことも大きい。ゲートはあまりうまくはなかったからね。距離延長に関してはＬ１でしっかりと加速ラップ、恐らくＬ２からほとんど自身で落としていないというような感じで抜け出していて末脚の絶対量はここでは一枚上だったと思う。コーナーで少し緩い流れから一応加速出来ているし、とりあえず1400はこなしてきてよさそうかな。

函館２歳Ｓ(GIII)１着

函館芝1200ｍ良 16頭３枠６番
1:09.4 33.9-35.5 H^2
12.1-10.6-11.2-11.7-11.6-12.2

前走の函館２歳Ｓは1200ｍらしいタイトな流れに。ペースは1.6でかなりのハイ、Ｌ３－２で誤差程度の再加速はあるがＬ１は消耗している。基礎スピードを問われた。

６番枠から出負けして後方からの競馬。道中も前がペースを引き上げていく中である程度外からリカバーして中団で３角。３～４角でも中団馬群の中で我慢しつつ、狭いところを通しながら直線。序盤でそこを割って好位列に並びかけると、Ｌ１で４馬身ぐらいあった差を一気に詰めて差し切った。

Ｌ１の地点で12.2と前が落としたのもあるが、この馬自身もかなり伸びてきたし４馬身差を考えると恐らくこの馬自身ラストで11.6ぐらいには入ってきているという感覚。なのでまだ底を見せずに脚を使えているというのはあるかな。もちろん前が落としてきたから差し込めたという面はあるが、強い競馬だったと思う。1000万下の時計が1:08.9なのでそこと比べると結構優秀。その点でも絶対的なパフォーマンスでは通用していい。

京王杯２歳ステークス2018への展望

すごく評価が難しい。まず基本的に東京1400で要求されるトップスピードの質という観点でみるとまだ何とも言い難い。函館1200ではそもそもそういう競馬にはならないからね。ただし、1400ｍへの適性そのものは新馬戦でもしっかりと後半に脚を使ってきているし加速もできた。程度の問題はあるが後半でしっかり動けてラストまで伸びていることから1400も対応はしてくるだろう。

あとは結局他との比較になる。個人的には流石にアウィルアウェイを上位に取りたい。ここ２走で既にある程度のペースは対応しているので東京1400で求められるトップスピードの質という観点で高いレベルのものを見せている、ギアチェンジもあると考えるとアウィルアウェイは手ごわい。一方でファンタジストは新馬の内容から適性的にはアスターペガサスよりも東京1400適性を秘めている可能性が高いと思う。一方で単純なパフォーマンスでみれば小倉２歳Ｓはさほどでもない。軽い馬場適性・ある程度のトップスピード面、坂での加速を見せているファンタジストと、適性面でそこまで強気になれないが函館２歳Ｓのパフォーマンスは高いこちら、どちらをとるか？という点ではちょっと悩むところかな。対抗候補で悩んでいるところ。

で、「うまとみらいと」の何が凄いの？

↑無料登録できるので、私自身も使って試してみました。