習志野特別(10下)予想

中山10R 芝内2000ｍ
馬場想定：良～稍、高速馬場想定

展開予想

昼ぐらいから雨が降る予報、恐らくほとんど影響ないかな。高速馬場想定。展開予想だが、逃げ馬がこれといって明確にはいない。ひとまず内のフリージングレインが出していくが、外からキングパールやヤマニンリュウセイといったところが主張していくかなという程度。雨は降ってきているし津村や柴山では上がってこないだろう。恐らくスローで仕掛けの意識も上がり切らない。スローからの３Ｆ戦かよくて２段階加速気味の感じ。

予想

◎10キングパール
○01ホウオウパフューム
▲14エニグマバリエート
△02フリージングレイン
△15マイネルファンロン
×03メールドグラース06スクエアフォールド
３連複◎〇軸▲△×流し
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

<PR>

◎キングパール

ここは思い切って狙いたい。まずこの馬は逃げでも番手でもいいと思うし、内の出方を見ながら無理なく入れるのでペースの主導権は握りやすい。そのうえで、やはり速い脚を持っている点に尽きる。４走前の500万下戦では４着だがエアウィンザーとの比較でみてそこそこ健闘した。ドスローで番手から12.9 – 12.9 – 11.7 – 11.2 – 11.2と３Ｆ勝負でＬ１まで落ちないという流れ。エアウィンザーの目標になってしまってＬ２で交わされたがそれでも食らいついていたし、Ｌ１も言うほど落とさず踏ん張った。ある程度速いラップを踏めている。前走の飯盛山特別でも福島2000で３－３Ｆだと地味に映るが62.2-60.5とスローからの12.7 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 12.2Ｌ２最速ですっと加速して一気に出し抜いてきた。まあ相手も楽だったがこの加速性能を持っているのは理想的。今の中山でこのメンバー構成、先行する騎手のレベルを考えてもゆったりから仕掛けを待ってすっと出し抜くパターンは十分あると思う。一発狙いたいね。

○ホウオウパフューム

本音を言えばもう少し外枠の方が良かったが、この馬は思っていたよりもポテンシャルはないんじゃないかなと。だから前走の信夫山特別も12.4 – 11.6 – 11.5 – 12.1 – 12.5と３角から速いラップを外から勝ちに行って甘くなったし、２走前のサンシャインＳも崩れた。逆に３走前の1000万下勝ちは年末でも軽い馬場で12.9 – 11.9 – 12.2 – 11.7 – 11.5 – 11.8とドスローから向こう正面でも上がり切らずの２段階加速の中で好位外から脚を使ってきた感じ。上がり切ってしまうより向こう正面ではまだそこまででもなく、コーナーで徐々に加速して本仕掛けが遅いパターンの方がいいんだと思う。トップスピードの質は足りる馬だし雨が降っても軽い馬場、意識が落ちたときにこそ鋭さが活きてくると思う。

▲エニグマバリエート

穴ではこれ。４走前の館山特別では中山2000で稍重、62.9-59.4と超スローからの４Ｆ戦で上手く内目を立ち回って最後までじりじりと伸びていた。ただ、個人的にはこれよりも５走前のレッドロージズ戦が印象的で、中山2000で62.0-59.6とスローも12.2 – 11.9 – 11.9 – 11.6 – 12.0と２段階加速でＬ２が最速という中で動けるレッドローゼズの後ろからしっかりとついていった。Ｌ２では若干離されたがＬ１で盛り返して良い脚を使っていたし、個人的には要所でもう一段の競馬が合っていると思う。ある程度速いラップを踏める馬なのも魅力の一つかな。

△フリージングレイン

シンプルに状態面の問題。４走前の館山特別では62.9-59.4と超スローからの13.1 – 12.4 – 11.6 – 11.7 – 11.6 – 12.1と４Ｆ戦で番手からしぶとく抜け出し完勝の横綱競馬。ただし、ここ３走の内容が良くなくてパフォーマンスを落としている。連下にしたのはその辺かな。

△マイネルファンロン

こちらは能力的には一番だと思うけど、前走掛かってしまったのでそこで大外枠で壁を意識した乗り方から後半特化でねじ伏せ切れるかどうか。５走前のフリージア賞もスローからの12.5 – 12.3 – 11.3 – 11.1 – 11.8とトップスピード戦で好位から抜け出す脚は結構いいものがあったがＬ１でギベオンに差された。このギベオンもスローのＴＳ持続ではやや物足りない面がありＮＨＫマイルＣで流れた中でパフォーマンスを上げてきた感がある。このレベルなら通過しても良いと思うけど、今回は大外枠で後ろからになった時に対応できるかどうかかな。瞬間的なトップスピードの質そのものは通用するから前目で引き出せれば面白いんだけど。向こう正面緩い地点で捲るとかのアイデアはいるかもしれない。不安はある。

×メールドグラース

前走は内をうまく立ち回っての勝利でそこまで評価できる内容ではない。むしろ２走前の500万下２着の方がインパクトがあって、ドスローから12.6 – 12.0 – 11.5 – 11.2 – 11.7と加速する中で中団内から馬場の悪いところを通してこの加速ラップでも置かれずスルスル伸びてきた。スペースががら空きだったにせよ内からすっと伸びてきているし、しかも加速していく過程で良さが出たのも怖さはあるかな。押さえ。

×スクエアフォールド

４走前の松島特別が高速福島らしい12.4 – 11.6 – 11.2 – 11.4 – 11.8と３角からの仕掛けで４角最速という中で外目に振られて直線に入りつつもＬ１までしぶとく。エンジンがかかってからのＴＳ持続の良さがある。ただ減速地点で伸びてくるタイプなので仕掛けが遅れると？という不安はあるし、押さえまで。