シリウスステークス(GIII)予想

阪神11R ダ2000ｍ
馬場想定：稍～不、高速ダート想定

展開予想

金曜正午で稍重、土曜は午前中から雨が降るっぽいので高速ダート想定としておく。

展開予想だが内からヨシオがハナを主張、外からはコパノチャーリーでこの２頭のハナ争い。それを行かせてヒラボクラターシュや外からサンライズソアやラインルーフが２列目を狙いつつで、内からはミキノトランペットが２列目ポケット狙い。馬場が軽いしおそらく本気でやれば１秒台の時計。2:01.5としてみても1000通過は60.5ぐらいで平均になると思う。ただ今回のメンツだと前半はそこそこ流れそうで２角の緩みがどの程度かに依るが60秒前後の入り方は想定しておいた方がいいかもしれない。一応平均前後ぐらいとみておくけどややハイまでは強めに見ておく。

シリウスステークスの予想

◎14サンライズソア
○06クインズサターン
▲15ラインルーフ
△01ミキノトランペット
△08グレイトパール
×02ヨシオ16ウェスタールンド
３連複◎〇軸▲△×流し
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

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◎サンライズソア

雨で高速ダートとなると基礎スピード面と後半速いラップを踏めるという面を両方問われると思う。その中でこの馬がベストかなと。評価したのはマイルだが武蔵野Ｓの２着。47.3-48.2とややハイ程度だが12.2-12.7-12.0-11.6-11.9と中弛みで息が入ってのＬ２最速11.6。ここで２列目で包まれながらもしっかりと加速に対応して鋭く脚を使ってＬ１でインカンテーションを詰めた。この内容からもギアの上げ下げが上手い馬で３歳時は特にそういう傾向。崩れたのはブリリアントＳだけで出負けが響いているし力の要る馬場での消耗戦でもあった。この馬はある程度軽い馬場のほうが合っている印象だし、前走の平安Ｓはうまくかみ合ったが50.5-48.7とかなりのスローからの12.5-11.9-11.7-12.1-12.3-12.6の５Ｆ戦でロンスパの形で押し切った。後半型の競馬でも強く、軽い馬場で速いラップを後半に要求される形も良いと思う。前半に脚を使っても息が入ればいいタイプだと思っているので高速ダートで前が飛ばす中で離れた２列目から２角で中弛みで取り付いて進めていくのは良い形かな。４角でもう一段の鋭さを引き出してくれれば。道悪の高速ダートということで速いラップを踏める、基礎スピード・ポテンシャルも高いレベルで持っているこの馬を狙いたいかな。

○クインズサターン

相手はこの馬に。前走のラジオ日本賞は中山1800で49.0-49.8とややハイからの12.6-12.2-12.3-12.3-13.0と４Ｆ戦で後半はポテンシャル面が問われた。その中で外から勝ちに行った形でもちょっと伸びきれなかったかなという感じ。ただ前半の基礎スピード面がある程度問われた1800ｍ戦というのもある。距離延長は歓迎材料だし、軽いダートも合う馬。東京マイルの準OP秋嶺Ｓで不良の高速ダート、1:35.2と好時計で突き抜けたがよどみない45.1-50.1という極端な流れの中で脚を出し切っている。単調な流れは合うし、平安Ｓでも50.5-48.7とかなりのスローからの12.5-11.9-11.7-12.1-12.3-12.6と５Ｆ戦でしぶとく伸びてミツバやグレイトパールを撃破する形。これは後半型の競馬としてはかなり評価できる。高速ダートになることも踏まえて総合的に判断したい。

▲ラインルーフ

追い切りがもうちょっとよければなあ、というのはある。ただ前走の名鉄杯がかなり強くイメージを一新してきた。ペースは47.6-49.8とかなりのハイだがこれは単騎。離れた番手のこの馬の位置では大体49ぐらいで入っていておそらくスローロンスパの競馬で番手から直線しぶとく伸びてぶっちぎった。後半型の競馬でここまでやれたのは意外だったし、ポテンシャル面を開花させてきたなと。スパッと切れるイメージは流石にないけど基礎スピード面での不安は全くないので前が飛ばしそうな今回のメンツなら離れた２列目でもある程度流れた状態になると思うし面白い。これまでは消耗させてなんぼだったが、前走の感じなら前目羅４～５Ｆ戦でかなり長く良い脚を使ってきそうで要警戒。

△ミキノトランペット

前走の白川郷Ｓの内容は良かったが、やはり持ち味は瞬間的な脚で抜け出すときの鋭さにあるのは確かだと思う。49.6-49.0と平均からの12.4-12.9-12.5-11.5-12.1とＬ３－２で１秒近いギアチェンジを要求された中で番手から鋭く抜け出しての圧勝。この辺からも要所の鋭さは確かで、内枠を引いてそれを引き出せればというところでヨシオの後ろをとれそう。また中弛み次第だけど、前がある程度揃ったし縦長で外に出すタイミングもどこかで生まれそう。うまくそこを取れれば面白いかな。リスクはあるけど馬場も軽くなりそうで一瞬の鋭さを前目引き出せる形は狙えそうで連下では拾いたい。

△グレイトパール

高速ダート自体はアンタレスＳでやれたけどあれはよどみなく後半そこまで速いラップを要求されなかったのもある。47.9-49.6とかなりのハイからの12.3-12.0-12.3-12.3-13.0と４Ｆ戦の流れで３～４角で外からじりじりと押し上げながら。ただしばてずに最後まで伸びてきた点を評価すべきで瞬間的な切れ味というわけではないし、そもそも前半で基礎スピードを問われた中でのもの。反対に平安Ｓでは京都の1900ｍ戦で50.5-48.7とかなりのスロー、そこからの11.9-11.7-12.1-12.3-12.6と５Ｆのロンスパの中で３～４角では少し内目で我慢していたけど伸びきれなかった。個人的には後半ある程度消耗してこその感はあるし、仁川Ｓで強かったといってもコスモカナディアンが相手でＬ２の地点ではそこまででもなかったからね。そう考えると追い切りがイマイチなのも含めて軽い馬場で後半鋭さを要求される可能性が高いと信頼は置きづらいかも。連下での押さえとしておきたい。

×ヨシオ

追切面が良かったのでそこを評価したのと、地味にマーキュリーカップは明確なスローからの上りの勝負の中で逃げてねばっての２着。相手がミツバだし盛岡は３～４角下りで出し切りやすいからね。その中で後半型の2000ｍ戦でやれたのは距離面でのめどは立ててきたと思う。芝スタートで主導できるかどうかのリスクはあるんだけど、個人的には2000で流れに乗って一息を入れながらの競馬は合いそうな感覚ではある。前走のラジオ日本賞がちょっと物足りないけど、追い切り面と2000ｍへの適性面を秘めている可能性をとって穴目で拾いたい。

×ウェスタールンド

外枠なので押さえておくか、という感じかな。ここ２走の内容は良いし、2000に延びてもよさそうだが今回は相手が手ごわく楽ではないというのはある。それでも前走の薩摩Ｓでは小倉1700でも49.7-47.9とかなりのスローからの12.0-11.7-11.8-12.0-12.4とＬ４最速の流れでしっかりと後半型の競馬で突き抜けた。相手も狂的だったしこの感じなら距離延長は良いと思う。枠も外だしこれなら動くことにはさほど問題ないかなと。あとは相手関係一つかな。そこそこ人気しそうだし怖さはあるのは間違いないけど押さえまでとした。