競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

札幌記念2018の予想:本命08ネオリアリズム

time 2018/08/18

2018札幌記念の予想

札幌11R 札幌記念(GII) 芝2000m
馬場想定:良、ややタフな馬場想定

展開予想

展開予想についてはyoutubeで動画をアップロードしましたのでそちらをよろしくお願いいたします。

いくつか修正を。まず馬場に関しては大体の想定通り。雨の影響があったのでややタフな馬場状態だった土曜からどこまで回復してくるか?という感じ。ただおそらく回復しても標準ぐらいで高速はまずないだろう。ややタフ~標準ぐらいのイメージ。

展開面でも少し修正を。まずマルターズアポジーが事前のコメントでは前半無理をしないというような感じだったが、直前の日曜分ブックでは柴田善が黙っても行って自分の競馬になるんじゃないかな?というようなコメントを出している。陣営は意識的にそこまででもないけど鞍上は行った方がいい、という感触かもしれない。いずれにせよ逃げる可能性は高くなったし、これが出せば一番速いと思うので内枠を利してのハナ、という可能性も考える。マイスタイルはどちらかというと外のアイトーンを意識して、マルターズが行くなら無理はせず、いかないなら行く、ぐらいの感じで前半からペースをとっていく。アイトーンは行くしかないので絡んでいくという感じで前半の出方がどうなるか。マルターズの方がマイスタイルより前の可能性は高くなったし、それを無視してアイトーンが飛ばしていって途中でハナを奪い取るときにマルターズがどういうペース配分にするかというところかな。ハイペースにはなると思うし59-60ぐらいのイメージは変わらないけど、マルターズがどう出るかやね。

予想

◎08ネオリアリズム
○02サングレーザー
▲01マルターズアポジー
△05マカヒキ
△15モズカッチャン
×04マイスタイル11ナイトオブナイツ
3連複◎〇軸▲△×流し
3連単F◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎ネオリアリズム

直感を信じたい。まずここ2走の海外競馬に関しては敗因がはっきりしているのでそこまで気にしなくていいと思っている。2走前の香港カップの場合は64.17-58.06と極端なドスローから26.27-25.12-24.37-23.79-22.08という全体の2F毎のラップ。こうみてもわかるようにL4-3地点ですら11秒代後半まで。そこから一気に直線2Fで11.04平均とえげつないギアチェンジ戦となった。逃げそうになって控えてコントロールしているうちにタイムワープに支配されての出し抜き、こちらは掛かりながらになったのも痛かった。前走のドバイターフはある程度軽い馬場で47.55-47.11と平均、日本式だと46.6-47.1ぐらいにはなるわけで、ハイ寄りの平均。そのうえで11.22-11.35-11.63-11.91-11.67-11.91と最序盤だけ遅くてそこから中盤以降はかなりタイトに流れての後半の消耗。基礎スピードをこの馬場の1800で求められては難しかった。もともと力の要る馬場の2000でペースを引き上げて強敵撃破したのが一昨年の札幌記念。59.9-61.8とバランス的にかなりのハイから12.2-12.7-12.5-12.1-12.3と息を入れて加速していく形で逃げ切ってきた。折り合い面での課題はあるが、そういうタイプなので1周コースで流れたほうがいいと思う、内で立ち回って要所である程度は動ける馬なのでギアチェンジをそこまで問われない今の馬場なら内目は歓迎できる。折合で苦労するがどうも陣営が逃げたくないようで、その点でも他が引っ張ってくれるここは良い。条件としては最高の追い風が吹いていると思っているので、あとはモレイラに託す。

○サングレーザー

単純な近走のパフォーマンスという点では一番だろう。2000への延長も流れる1周コースならそう心配していない。この馬の良いところはエンジンがかかってからのTS持続になると思う。これは確かで、マイラーズCなんかは45.8-45.5と超高速馬場での平均、という流れだが少し息が入って11.9-11.4-11.2-11.2-11.7とL3最速タイ、L4の3角下りから結構速いラップを踏んでいるのでTS持続で出し切りやすい競馬。エアスピネルをマークして直線でうまく外を撮ったとはいえかなり強い競馬をしてきた。距離延長に関しての不安は基本は後半の末脚の絶対量が一番重要だと思っているけどそこはクリアできている。安田記念ではむしろ45.5-45.8と平均でも外枠から出していって前半で脚を使いながら少し掛かった面もあると思うし敗因を前半に求めるのであればもうちょっとゆったり入れる2000への延長は悪くない。また速いラップを問われなかったマイルCSでも最後までしぶとく伸びてきて中距離型のペルシアンナイトに対して強い競馬ができていることを考えても、個人的には洋芝で力の要る馬場、前半のパワー型基礎スピードも問われる札幌2000は適性的に面白いと思うんだけどね。1400に比べてマイルで明らかにパフォーマンスを上げてきているのもあるし、より後半型の競馬になったマイラーズCで強かったから。あとは下手に下げすぎないことだけかな。流れると思うし中団ぐらいで入れれば。

▲マルターズアポジー

どうしても狙いどころが難しい馬なんだけど、中山記念は強かったはずなんだよね。ウインブライトの評価が難しいけど相手がアエロリットやペルシアンナイトとかと考えるとかなり強い。基礎スピード勝負に持ち込みにくい中山1800で堂々と47.7-48.4、ややハイよりの平均でレースを引っ張ってあわやの場面まで作ってきた。この馬は本来あまり高速決着を望まないタイプかなと思うし、中山記念で頑張れたのは力の要る馬場で時計が掛かったことが大きいような感じはある。この馬はもともと関屋記念で46.6-45.6とややスローからの11.4-11.3-11.1-11.0-12.2と早めの仕掛けで粘り切っていたし、福島記念では力の要る馬場で61.0-59.8とスローからの12.1-11.8-11.6-11.5-12.8とロンスパ気味に加速して粘っていたり、当時は馬場を問わなかったけど、高いレベルで基礎スピードを活かして結果を出しているときって小倉大賞典もそうだけどそこそこ時計が掛かっている状況で脚を使わせているときだと思う。中山記念も力の要る馬場でペースを引き上げて後続の脚を使わせての粘り込み。前走の鳴尾記念みたいに超高速馬場だと58.3で飛ばしても後半で脚を使ってくる馬が多いから活きない感じ。なので今の洋芝札幌で好枠を活かして主導権を取って、力の要る馬場で脚を削がせることができれば怖いかな。マイスタイルとも少し悩んだけど、中山記念を考えるとこっちの方が強いんじゃないか?というシンプルな評価かな。

△マカヒキ

う~ん…めちゃくちゃ悩んだけど連下にした。まず内枠なので前半そこまで無理をしなくていいのと、内に先行勢が揃っているのでそこそこスペースがあると思うしうまくそこを押し上げられればという点。最後にサングレーザーがいるのでこれより前を取れればベストも、サングレーザーの後ろという進路も取れる。条件面は悪くない。また本質的には3歳春に見せたトップスピード勝負、しかも直線地点で鋭く切れるのが武器でコーナーで勝負になると置かれ気味なのは不安。それでも天皇賞秋では64.2-64.1と不良馬場も平均で収まって 13.0-12.4-12.0-12.7-14.0とL3最速の流れでも後方から最後までじりじりと伸びてきたのでポテンシャル面はそこそこのレベルにはある。ここに入れば普通にやれるだけのものは見せているし、位置取りでどうしても苦労すると思うが差し込みは警戒したいかなあ。一応皐月賞・天皇賞秋からバランス的にはある程度は流れてもやれるのは他と比べていい材料。

△モズカッチャン

これもめちゃくちゃ悩んだけど連下に。本来ならば消してしまいたいんだけど、ミルコはこの馬の能力というかどこまで求められるのか?というのがわかっている印象で、むやみに動かないし内を探そうとするのは怖い。2走前の京都記念なんかもそうで、63.0-60.7とかなりのスロー、重馬場で12.6-12.2-12.2-12.2-11.8-12.3と地味に2段階加速気味の流れ、L2で11.8とそこまで速いラップを踏んでないが、外にも出せた立場で我慢して中目から内を選択しているように、要所の反応の良さを含めた総合力を活かす形をとってきた。常識的に考えれば大外枠はかなり痛いんだが、前がある程度飛ばしてスペース自体は生まれそうだし内に進路をとるチャンスはある。また秋華賞でも59.1-61.1とかなりのハイの流れで好位外から勝ちに行って12.0-12.1-12.5-12.1-12.4と再加速させるだけの余力を見せていたからね。長距離型だと思うし、基礎スピード面でも力の要る馬場の2000は怖い。その辺を踏まえると外枠でもミルコとこの馬なら…ただし、末脚の絶対量は足りない、良い脚はそこまで長くないので後ろから動いていくとそこで脚を使ってしまう。内で潜むにせよ最序盤のポジション取りで苦労はするので勝ち切るまでは簡単ではないんじゃないかな。押さえまでとしたい。

×マイスタイル

ここ2走は相手にも恵まれた面はあるし、流石にここは相手が強いと思う。前走の五稜郭Sでは強かったけど61.0-60.5とペースは平均だし12.2-12.2-12.4-11.8-11.9と少し息を入れての2F戦で離してきた形だからね。仮にマルターズアポジーがペースを作るならそう楽ではないし、外からアイトーンも競ってくる。そうなるとこの馬としては前半で苦労する可能性が高くなるかな。時計がないということは基礎スピード面での課題、というところになるしね。もちろん3歳時と比べてはるかに前半要素を詰めてきたし、パワー型の競馬で良さが出た。また器用な馬なので別に逃げにこだわらなくていいし、福島民報杯でもハイペースの消耗戦でやれている。今の充実度も認めたいしこの評価ではあるが押さえておく。

×ナイトオブナイツ

まあここまでは狙っておきたいかな。嵌った時の破壊力は魅力で4走前の難波Sはかなり強かった。阪神芝外1800で稍重でも力の要る馬場。46.8-48.3とハイペースで12.4-12.1-11.6-12.1-12.5とL3最速、4角地点で速いラップを踏んでいるが、それでも中団外からロスを作りながら直線早い段階で伸びて突き抜けた。力の要る馬場で厳しい流れでもやれたので、これはパワー型の基礎スピードを高いレベルで持っていないとできない芸当。末脚自体はスローで決め手勝負では新潟大賞典みたいになるし、ポテンシャル戦でも函館記念みたいになる。なのでハイペースで力の要る馬場でパワー型基礎スピードが引き出されての一発を期待したいところかな。

PR ) 昨年20万馬券の札幌記念は夏競馬も絶好調の指数で読み解く!

来週は8月唯一のG2そして高額賞金のレース「札幌記念」が行われます。
昨年は20万馬券となった札幌記念。
出走予定の馬を見ると逃げ先行の馬が多い中、スタートから最初のコーナーまでの直線が長めの札幌でどんなレースが展開されるか注目です。

その難しいレースを読むのに役立つ「指数」があります。
うまとみらいと」の「コラボ@指数」です。
先週は指数上位4頭でエルムステークスを的中させました!

早速、指数を見に行く

8月11日(土)は3連単の的中率が「41.7%」!!

難しいと言われている夏競馬の土曜日のレースで叩き出した数値です。
毎週発表される的中率は見るたびに驚かされます。

全会場1R~6Rと重賞1レースが無料で見れる「コラボ@指数」。
今週末の重賞無料提供はもちろん「札幌記念」です!

無料で登録できるので、悩んだらまず指数をチェックしてみてください。
メールアドレスを登録して返信メール内URLをクリックすれば登録完了です!

札幌記念」の指数は土曜日に公開です。
それまで過去データを検証することをおススメします。

夏競馬、勝ってますか?
週末に10万人が利用している指数をチェックしていなかったら…勿体ない!
札幌記念の指数を見に行く

何悪。分析note2023



Links

%d