競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

北九州記念 2018 出走予定馬:ダイアナヘイロー&武豊想定

time 2018/08/14

北九州記念 2018 出走予定馬:ダイアナヘイロー&武豊想定

第54回 北九州記念(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年8月19日()
コース:小倉芝1200m

予想用・出走予定馬一覧

ダイアナヘイロー(武豊想定)

昨年の北九州記念制覇で台頭、今年は阪急杯で強敵を撃破の重賞2勝馬ダイアナヘイローが武豊とのコンビで今年も北九州記念に出走予定だ。今年は連覇を懸けての出走となるが、高松宮記念で殿負け、前走の函館スプリントステークスは詰まってしまった。ここをきっかけに再浮上となるか。

宮記念は力の要る馬場で流石にあれはオーバーペースだった。前走の函館スプリントSは現実的な高速馬場の中で包まれて動けずなのでそこまで悲観しなくても良いと思う。ただし本質的には前半あまり無理をしないほうがいいタイプで、要所で加速する競馬で良さが出やすい馬。

阪急杯(GIII)1着

阪神芝内1400m良 18頭7枠13番
1:20.1 34.2-34.6 M
12.3-10.7-11.2-11.3-11.4-11.2-12.0

阪急杯勝ちから振り返る。基本的にはこのパターンがこの馬にとってはベストかなと。この時はかなりの高速状態で、ペースは平均。ただL3-2で0.2の加速が求められていて、前目の馬としてはある程度の流れからスッと一足を引き出せたかどうかが問われたかなと。

13番枠から好発を切ってそこから内の各馬を見ながら様子を見つつ2列目、最終的にそこからハナを奪っていく形で先頭に立つ。3角辺りからペースをうまくコントロールして上げすぎず遅すぎず、一息を入れる。そのまま4角出口まで楽な手ごたえ、出口で仕掛けて1馬身ちょっとのリードで直線。序盤で追い出されてしぶとく粘り込むがリードは少し縮まる。1馬身弱のリードから最後は外差しの追撃を受けるが何とかクビ差凌いでの勝利となった。

前後半のバランスの良い逃げの競馬、という感じ。前半を34.2で入って後半を34.6でまとめてきた。まずはこういう感じが理想。次にラップ推移。L3-2で加速する脚を使ってきたといえる。これは前で楽に主導権をとって、しかし遅くせずにペースを作ったことで後続の仕掛けの意識を遅らせる。そうすることでこちらも仕掛けのタイミングをできるだけゴール板に近い位置に持ってこれた。この馬は本仕掛けからは甘くなるタイミングが早いのでこれをうまく引き出せるかが肝要かなと。

高松宮記念(GI)18着

中京芝1200m良 18頭5枠10番
1:09.9(+1.4) 33.3-35.2 H^2
12.0-10.3-11.0-11.4-11.5-12.3

2走前の宮記念は良馬場でも時計が掛かっていてややタフな馬場状態。ペースも1.9とかなりのハイペース。ラップ推移的にも終始減速ラップを刻む形になってしまった。

10番枠から好発を切って促しつつ2番手にいたが、内のセイウンコウセイの外から思い切ってハナを奪う形になる。ただこれが結果的にペースをコントロールできずの要因に。3角以降は下り坂だしセイウンコウセイも抵抗したのでそのまま息を入れられない、4角出口から直線序盤の段階で既にいっぱいとなって失速した。

明らかに前半に敗因がある。阪急杯の場合は高速馬場の1400、前がコントロールしようとしたところで外からスッと虚をつく形で奪い取って上手くコーナーで息を入れた。ただここでは途中でハナを奪う形を狙ったが最序盤の段階で速い流れだったのに脚を使って並びかけて、結果セイウンコウセイが抵抗したので息を入れられないという最悪の競馬になってしまった。この馬はハイペースでもいいが、少し息を入れたいタイプ。力の要る馬場でこれはオーバーペースだったと感じるかな。この時は代打の松山なので仕方がないとはいえ、番手でも良かったと思うんだけどねえ。

北九州記念(GIII)1着

小倉芝1200m良 18頭5枠9番
1:07.5 32.8-34.7 H^2
11.7-10.0-11.1-11.5-11.2-12.0

昨年の北九州記念勝ちがちょうど宮記念惨敗のケースの中でうまくバランスをとって乗ってきたかなという感じ。小倉の1200なので当然ハイペースになりやすいが、このラップ推移をみてもわかるように前が少し飛ばしすぎてL3の4角地点手前ぐらいからペースが落ちている。そこから4角出口~直線前半にかけて11.2と短距離としてはそこそこの0.3の加速度を問われているように、意外と単調な流れではなかった。

まずまずのスタートから二の足良くしっかりと先行させていく。内のアクティブミノルがハナを奪ったしペースも速いので無理はせずにそれでも番手。3角ではまだアクティブも頑張っていたが4角で怪しくなった中で馬なりでペースをコントロール、出口で仕掛けて直線。序盤でアクティブミノルに並びかけてL1では外からナリタスターワンの追撃を受けるがそれでも問題としない範囲の勝利。

ここではハイペースの流れに乗っている。自身でも32.9-34.6の走破バランスなので顕著にハイ。ただ違うのは高速馬場だったこと、そして逃げ馬を行かしてそこまで促さず馬なりに近い形で番手を楽に取れたということ、最後にコーナーで少し息を入れられているという点。あまりハイペースで息を入れていいタイプってのは多くないけど、この馬は恐らく基礎スピードで上げ切るよりも、ある程度ペースを引き上げて縦長にして少し息を入れて一足を引き出す形の方がいいんだと思う。加速が問われると常に高いパフォーマンスで、逆に崩れる時はシルクロードSでもスプリンターズSでもそうだがL3で速いラップを踏んでそこからは減速という形。

2018北九州記念への展望

前走の函館スプリントSは枠の関係もあったし後ろからになって包まれて詰まって終了なのであまりあてにはしづらい。函館スプリントSはいつも内枠の馬が詰まるし、L2の地点ではまだ手ごたえもあったのであの感じなら別に少し後ろでもいいかなという感覚ではある。捌けたら違ったと思うしね。あまりハイペースなら無理してハナを主張しないほうがいいと思うし、セーブして要所で意識的に加速するという競馬をする必要があると思う。使える脚が非常に限定的でできるだけ本仕掛けを待ちたいタイプだし、少し後ろで我慢するなら3~4角での立ち回りはできるだけ内を取りたい。しかも前走詰まったことが豊にどういう意識を持つか?というのもあるからね。ハイペースそのものは昨年からも問題ないと思うし、今の小倉の高速状態からも6秒台は視野に入ってくる。それなら33秒で入っても極端なハイにはならないし、速度的には足りるからね。高速馬場ならやはり軽視はできない面もある。阪急杯が強かったし総合力が高いタイプ。あとはムリに上げすぎずにどこかで息を入れられれば…。同型自体は多いけど基礎スピード的に圧倒できる馬自体はそんなにいないからね。ゲートの上手さ、二の足の速さもある。55.5kgは実質トップハンデだが、高速馬場ならやはり外せないかな。

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