競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

函館記念 2018 出走予定馬:クラウンディバイダ&吉田隼想定

time 2018/07/10

函館記念 2018 出走予定馬:クラウンディバイダ&吉田隼想定

第54回 函館記念(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年7月15日()
コース:函館芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

クラウンディバイダ(吉田隼想定)

ジューンステークスで番手から抜け出しルックトゥワイスを撃破したクラウンディバイダが函館記念に出走予定だ。前走の巴賞では逃げの手を打って際どく粘っての4着とオープンでも目途を立てた一戦といっていい。再度2000mとなるが、函館の舞台で粘り腰を発揮できるか。

タイプ的には巴賞までは怖いけど、函館記念では軽視してしまっていいタイプの逃げ番手馬かなと。基本的にはペースをコントロールして一足を引き出すイメージで良いと思う。函館記念までくると馬場も時計がかかりだすし、前目の馬も多い中でスローが基本のこの馬としてはなかなか選択肢が少なくなってしまうかな。吉田隼人がどう乗ってくるかは注目だけど、かなりバランスを取りにくい条件になってくると思う。

ジューンS(16下)1着

東京芝2000m稍 9頭7枠7番
2:02.9 64.8-58.1 S^7
13.3-12.7-12.4-13.3-13.1-12.3-11.9-11.4-11.2-11.3

2走前のジューンS勝ちから見ていくんだけど、まあ正直このラップだけみればいいのかなと。6.7という馬鹿らしいほどのドスローで、3F勝負といってしまっていいレベルだろう。速いラップを踏んでいるわけではないけど流石にL1まで11.3と落ちないラップを前が踏む、という形なので。

7番枠から好発を切ってハナを主張するが、内のリリーヴィクトリーが速かったのでそれを行かせて番手。リリーが掛かりながらペースを落としてきて離れた番手でそれに付き合う形、3番手以降とは少しリードを作った状態と理想的な感じで3角へ。3~4角でも前のリリーを泳がせながら番手で進めて直線。序盤で外に誘導しながら少し内に刺さり加減もL2の早い段階で先頭に立つ。L1までしぶとく踏ん張って外から猛追するルックトゥワイスの追撃を振り切っての勝利。

上がりだけの競馬なので何ともだが、ルックもある程度の位置にはいたのでそれを封じ込めたのは評価したい材料。ただし、あくまで極端に遅い中での3F勝負、トップスピード特化戦でという前提である。ルックトゥワイスは強い馬だけどあくまで全体である程度流れて、或いは早めの仕掛けでロンスパ気味でという中での馬で、トップスピード特化戦でとなると評価が難しい。いずれにせよここまで極端なスローでは函館記念とは繋がりにくいし、あまり参考にはできないだろう。

巴賞(OP)4着

函館芝1800m重 11頭7枠9番
1:50.0(+0.1) 49.8-47.6 S^2
12.6-12.0-12.5-12.7-12.5-12.4-12.2-11.3-11.7

巴賞の方がまだ参考にはなるが、それでも程度の差はあれドスローというくくりでは同じだし、重馬場だったが悪化しきっておらず仕掛けが遅く2F戦。L3まで12.2と遅い流れから4角出口以降の勝負になるので、レース全体としてみてもかなり仕掛けが遅かった。

9番枠から好発を決めてそこから楽にハナを切って主導権を取り切る。そこからは淡々とスローの流れに持ち込んだまま楽に3角。3角で外からマイネルハニーが絡んできて4角で追いどおしで直線。序盤で手ごたえ以上に踏ん張るが、L1で飲み込まれて最後は3着争いで及ばずの4着。

ミラノが上がってきた段階でかなり仕掛けていたがそれでもL2の4角出口以降は悪くはなかった。L1でちょっと甘くなったもののしっかりと高いレベルで加速してきたし、途中までは抵抗できていたからね。基本的には要所で加速するのが強みではあると思うし逃げ馬といっても拘らずに番手に控えても一足を使えるタイプ。一方でスローでの実績に偏っている馬で、やはり課題はペースが上がった時にどうなのか。

幕張ステークス(16下)11着

中山芝外1600m良 11頭5枠5番
1:35.8(+1.5) 47.5-46.8 M
12.5-11.5-11.8-11.7-11.5-11.7-11.6-12.0

気になるのが5走前の幕張Sの負けっぷり。殿負けで、しかもそこまで崩れるようなペースではなかった。0.7で平均の範囲内だしむしろややスロー寄りで中山マイルとしては割と落ち着いている。道中も淡々とはしているしL4最速だがそれにしても甘くなるのが早かったなと。

5番枠からまずまずのスタートから押して押しての先行策も先にショウナンライズに前に出られたので番手外で進めていく。道中も番手外で折り合って進めて3角。3角途中辺りから徐々に下がりだして手ごたえ微妙、4角でも追われて何とか食らいつくも2列目の一角。直線でさらに下がって3列目、良いところなくの惨敗だった。

まあ直線入りで若干狭くなったので勢いが完全になくなったかもしれないけど、正直3~4角の手ごたえ見ててもかなり難しかっただろうと思う。そこまでに問題があると考えれば47.5が忙しかった可能性が一番高いが、マイルとしては決して速くはない流れだし、これで甘くなってしまったというのは不甲斐ない内容だったかなと。

2018函館記念への展望

基本的にスローが理想の馬だし、スローなら霞ヶ浦特別勝ちが49.5-47.5からの12.6-11.7-12.0-11.8-11.3-12.4と2段階加速で意外に強かったように、距離に関してはもうちょっともっても良いかもしれない。ただし、やはり前半のペースが上がると難しいとは感じる。持ち味は4角出口でしっかりと加速できるところにあるし、それをある程度後半分散しながら持っていけるので小回り自体はそんなに気にならないと思う。ただやっぱり函館記念は2000m戦で1角までの距離も長く、また馬場も悪化してきて時計がかかるのでバランス的に前半が流れやすくなる。ゲートが上手いのでポンと出てスローに持ち込めればいいが、ヤマカツライデンやマイネルハニー、カレンラストショーといった同タイプの逃げ先行馬は多いのでこのあたりとの兼ね合いになってくる。スローに持ち込めそうなら穴目で拾ってもいいかもしれないがそこそこ穴人気しそうな感じだし、いうほどうまみはないかなと感じる。今の時点では馬券的に手を出さない可能性の方が高い。

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先週はその有力馬4頭のうち2頭ないし3頭入賞決着

せっかくなので一緒に見ていきましょう。

2018年7/7(土)函館11R 五稜郭ステークス
マイスタイル 1番人気ー1着
スティッフェリオ 2番人気ー2着

ドレッドノータス 4番人気ー3着
アクート3番人気ー7着

2018年7/7(土)中京11R 豊明ステークス
エイシンティンクル 4番人気ー1着
レインボーフラッグ 1番人気ー2着

オールポッシブル2番人気ー13着
エスティタート3番人気ー5着

2018年7/8(日)函館11R マリーンステークス
ユラノト 1番人気ー1着
ハイランドピーク 2番人気ー2着

ストロングバローズ5番人気ー12着
メイショウスミトモ10番人気ー9着

2018年7/8(日)中京11R プロキオンステークス(G3)
マテラスカイ 5番人気ー1着

インカーテーション 1番人気ー2着
ドリームキラリ4番人気ー6着
キングズガード3番人気ー7着

先週ここの有力馬4頭の50%は入賞してたんです。

HitMakeの有力馬4頭を軸馬にするのもあり!な週でした。

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何悪。分析note2023



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