2019/02/02
第54回 CBC賞(GIII)出走予定馬展望
日程:2018年7月1日(日)
コース:中京芝1200m
予想用・出走予定馬一覧
ペイシャフェリシタ(三浦想定)
昨年末の浜松ステークスで強烈な差し切り勝ち、今年は春雷ステークスも制したペイシャフェリシタがCBC賞に出走予定だ。ここ数走の好走からも地力強化は疑いようがなく、今年の夏を飛躍の舞台としたいところ。サマースプリント女王を目指して、まずは中京1200を制圧せよ。
浜松Sのインパクトがすごいのと、それだけでなくある程度流れても対応できるという点で今は1200~1400路線でも目を離せない一頭といえる。ここは相手もそろったし馬券的にもかなり難しい一戦になるが、もちろん選択肢に入ってくるだろうと。
春雷ステークス(OP)1着
中山芝外1200m良 16頭2枠4番
1:07.4 32.9-34.5 H^2
11.8-10.2-10.9-11.3-11.4-11.8
前走の春雷Sから振り返る。高速馬場状態ではあったがペースは速く1.6でかなりのハイ。ラップ推移的にもよどみなく進んでいる中で結果を残した。ただこれがベストバウトとは思わないかな。高いレベルで対応できた点は評価したい。
4番枠からやや出負け、そこからリカバーしながらで外の先行各馬が作っていったこともあり内のスペースをうまく押し上げながらと結構理想的な入り方。道中も追走というより我慢するような感じで前にスペースを保って3角。3~4角でも2列目内のスペースががっぽり空いていたのでそこを突いて直線とかなり恵まれた。そこからは外に出して追い出されるがジリジリ。L1で前を何とか捕えての勝利だった。
かなりかみ合ってようやくセカンドテーブルを何とか競り落とした。セカンドテーブル自体今は結構ハイペースに強くなっているとはいえ、最短距離を通せたし最序盤から隊列の妙でうまく内のスペースを自分のリズムで押し上げて入っていけた。勝ったのは立派だけど、正直かなり恵まれた流れだったので、あくまで基礎スピード戦としてはかみ合い切ってこの程度、という認識かな。トップレベルではちょっと足りないと思う。
浜松ステークス(16下)1着
中京芝1200m良 18頭4枠8番
1:07.6 33.4-34.2 H^1
11.9-10.5-11.0-11.5-11.4-11.3
インパクトという点では浜松S勝ちだろう。4角で少し緩んだので外差しが決まりやすい展開ではあったにせよ、L1を11.3でまとめてきていることからもわかるようにこの馬自身がラストまで伸びていることは間違いない。ややハイで基礎スピードをある程度は問われているが、この馬自身が34.5-33.1と後傾バランスで差せているようにかなりの高速馬場状態でTS持続力で何とかなったレースでもあると。
8番枠から五分のスタート、そこから無理せず下げて中団で進めていく。3~4角でも中団馬群の外目で進めて前に壁を置いて直線で外。序盤の坂の上りでグンと来て先頭列に近いところ。そのままL1で突き抜けた。
ダイメイプリンセスをこれだけ突き放すというのは展開がはまっただけではできないなと。もちろんダイメイは4角で包まれた状態で減速して直線で加速という形なので少しブレーキを踏んでからの加速となっているし、こちらは壁を置いていたとは言ってもすぐに進路を確保して加速出来た。この違いはあったと思っているが、それでもこの差だからもちろんトップスピードの持続力の高さも評価しないといけない。それに何よりも中京1200ではL2の坂の上りですっと加速できるかがカギになる。この馬はL2で中団列から一気に先頭列に来ているのでここで10秒台の脚を使っている可能性が極めて高い。坂の上りで切れる、というのは府中1400や中京1200では重要になるしここで大きなアドバンテージがあるんじゃないかなと。
阪急杯(GIII)5着
阪神芝内1400m良 18頭2枠4番
1:20.2(+0.1) 34.2-34.6 M
12.3-10.7-11.2-11.3-11.4-11.2-12.0
2走前の阪急杯では1400の平均的な流れの中でも外かランボ競馬でそこそこやれたなという感じの5着。ペースは平均、中盤終始11秒台前半からL3-2ですこしの加速を要求された。割と前後半のバランスが問われた一戦で、高い基礎スピードとそこからの一足を持っていたダイアナヘイローの逃げ切りというレース内容。外からでは簡単ではなかったと思うが結構健闘したと思っている。
4番枠からまずまずのスタート、そこからじわっと促しながら先行争いに加わって最終的に少し控えて好位の中目。道中もコントロールしながら出下げながら3角に入っていく感じ。3~4角でも中団の外に近いところで直線に入ってくる。序盤でそこから追い出されての反応はいまいちも、L1でそこそこ伸びてきて最後は掲示板を確保した。
4角では外になっていたし、思った以上に長く脚を使ってきたなという印象ではある。1200m向きの馬かなと思っていたんだが、この感じなら1400でもやれるだけの後半の脚を持っているなと。外からL1で食い込んできたのでTS持続力を見せたといえるし、それをコントロールしながら引き出せたのは収穫。ただ1400はこなせるという感じでベストは1200かな。
2018CBC賞への展望
今は普通に中心視されるべき一頭となってきていると思う。普通にナックビーナス辺りと互角にやれる馬になっているし、その中で後半のトップスピードの質・持続力が高い。特に中京1200の浜松Sで見せたように坂の上りで鋭い脚を使って抜け出している、あの感じからも中京1200は合いそう。基礎スピード戦でも高いレベルで対応しているが、春雷Sの感じからも持ち味の切れ味が削がれている感はある。現状では後傾バランスでトップスピードの質、持続力を高めるほうがいいという印象で、その点でもそういう競馬になりやすい中京の1200、高速馬場なら重い印を十分打てるほどに面白いだろう。逆に雨の影響などで力の要る馬場になっての消耗戦、となると現時点では評価を下げたほうがいいかなと感じる。基本的には高速馬場でトップスピードの質を高めたい後傾型のタイプだとみている。あとは微妙に休み明けになるのでしっかりと仕上げてきているかどうかかな。長く脚を使えるしゲートもまずまずでポジショニングもそこそことれる。出来れば内目の枠がいいかな。条件が揃えば本命視しても良い馬だと思っている。
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今週は荒れる夏のスプリント重賞
第54回 CBC賞 (G3)
昨年は関西馬の上位独占で
1着シャイニングレイ(栗東:高野厩舎・2番人気)
2着セカンドテーブル(栗東:崎山厩舎・13番人気)
3着アクティブミノル(栗東:北出厩舎・8番人気)
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