マーメイドステークス 2018 予想：本命14トーセンビクトリー

阪神11R マーメイドステークス(GIII) 芝内2000ｍ
馬場想定：良、かなりの高速馬場想定

展開予想

雨が読み切れないけど恐らく午後からパラパラ降り出しそうな感じで、土曜の馬場を見る限り顕著な影響は考えにくいかな。

展開予想が難解で、行くのは多分ティーエスクライだと思っているが、内からワンブレスアウェイ、中目のエテルナミノルといったところが先行したい馬だけどゲートが不安定でどうなるかが読みにくい。外のトーセンビクトリーは割とゲートも安定しているのでこれがある程度前をとっていって番手まで行くかなという感じ。ペースも上がらない可能性が高いんじゃないかな。ティーエスクライが単騎になるか、それともビビッてドスローにするかは分からないけど、雨も降っているだろうし意識も上がってこないとみて、60.5-58.5ぐらいのイメージで入っていきたい。

予想

◎14トーセンビクトリー
○07エテルナミノル
▲10ヴァフラーム
△04ミリッサ
△05レイホーロマンス
×01ワンブレスアウェイ11アルジャンテ
３連複◎軸○▲△×BOX
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎トーセンビクトリー

結構レベル的には楽になったのと、これだけ展開が読みにくく馬場も読みにくくという条件の中で自由に立ち回れるのはこの馬、というのはある。レベルはともかくとしても先行争いとしてはかなり楽ができるメンツなのは確かで、前走の福島牝馬Ｓ、中山牝馬Ｓと比較しても良い位置を取れる可能性が高くなる。この馬は本仕掛けは待ちたいタイプでそれまでに良い位置を取れるかどうかがポイント。２走前の中山牝馬Ｓでは３列目のポケットになってしまって49.2-47.7とスローからの12.1 – 12.3 – 12.0 – 11.5 – 11.9とＬ２最速戦の中で直線半ばまでは良い脚を使っていたが位置が後ろでＬ１が甘くなってという感じ。基本的に２列目までには付けたい馬で、今回はティーエスクライが逃げるとして、その外の番手を狙う立場の馬が極めて少なくせいぜいエマノンぐらいしかいない。エテルナはゲートが安定しないので難しいし、となると番手か悪くとも２列目外は取れる可能性が高いだろうと。それと雨の影響で本仕掛けも少し遅れる可能性が高くなったと思うので、うまくペースをコントロールして一足を引き出せれば。本音を言えば逃げても良いと思うんだけどね。ジェンティルドンナＭで京都2000だがスローから12.2 – 11.9 – 11.6 – 11.0 – 11.3とトップスピード戦で逃げて出し抜けているし、相手もステイインシアトル。先行勢がここまでレベルが落ちればチャンスはあると思う。

○エテルナミノル

この馬も同タイプの馬だけど、トーセンビクトリーと違ってゲートが拙いのが難点。愛知杯の場合はしっかりとまずまずのスタートを切って好位につけられたのが大きいし、そのうえで60.3-59.8と平均も12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.3 – 12.0とＬ２最速戦で一気に最速地点で切れて抜け出した。八坂Ｓ勝ちの印象が強くて12.6 – 12.1 – 11.9 – 11.0 – 11.6と重馬場でＬ２最速11.0で異次元の脚を使って出し抜いているように力の要る馬場でも速いラップを踏めるというのが武器だが、高速馬場自体が苦手というわけではなくしっかりとトップスピード戦でもやれているので、あとは良い位置を取れるかどうか。今回はその点でいくらか楽になるメンバー構成。ゲートさえよければというところ、悪くてもリカバーがある程度できそうなので好位ぐらいで入れればかな。

▲ヴァフラーム

枠次第の馬ではあったが、トップスピードに乗ってからの持続力が高いタイプなので阪神2000は本来は合う。初音Ｓではミリッサに完敗したがドスローで12.2-12.1-11.5-11.1-11.6とＬ２最速でギアチェンジが伴っての内容、後方でそれなりに脚は使うがという感じ。高速馬場が合う馬だとは思うが、小倉2000の西海賞では62.0-58.7と超スローからの12.3 – 11.9 – 11.6 – 11.6 – 11.7 – 11.9とロンスパで後方外からねじ伏せる競馬。また三田特別でもノーブルマーズ相手に５Ｆ戦で先行策からしぶとく粘れているし、個人的には高速馬場で出し切る形なら崩れないタイプかなと。できれば早めの仕掛けのパターンが望ましいが、外枠でポジションをとっていきやすいというのも良い。穴ではこれ。

△ミリッサ

内回りの2000がカギだが、４歳世代が強い中でひと脚の鋭さはトップレベルと比較してもそう見劣らない。それと５走前のローズＳでも46.5-46.9と平均からの12.2 – 12.0 – 11.6 – 11.3 – 12.0とＬ２最速戦で後方から脚を使いつつしぶとく最後まで食らいついてリスグラシュー辺りとはそんなに差がなかった。まあそれでもＬ１ちょっと甘くなるし、本質的にはワンターン向きで３～４角で分散されるとどうかだが、このメンバー構成なら消しづらい。連下では押さえておく。

△レイホーロマンス

後ろからでは勝ち切るところまでは結構難しいレースなのでできれば外枠の方が良かったが、それでも実力的には高いレベルにある馬だしハンデも52kgは軽い。２走前の中山牝馬Ｓでも力の要る馬場ではあったが49.2-47.7とスローからの12.1 – 12.3 – 12.0 – 11.5 – 11.9とＬ２最速戦で後方からＬ１できっちりトーセンビクトリーは捕えて３着に来ているように、比較的要所で加速が問われる形でもやれる馬なので、雨が降って仕掛けが遅れるパターンでも外に出してさえいれば対応はできると思う。このメンバー構成なら普通に力は最上位の一頭になるけど、個人的にはある程度流れたほうがいいと思う。その辺が噛み合えば。

×ワンブレスアウェイ

まあ重賞では通用していないし、特に愛知杯が悪くない流れでいまいちだったので何ともだが、来るとすればここかなという感もある（結果出てないのにいつも人気するから狙いづらい）。ここも２桁人気ぐらいなら思い切っても良いかなと思うけど、現時点で６番人気と穴人気中。ただやはり軽い馬場での要所の一足は武器で、阿武隈Ｓ勝ちが12.0 – 11.6 – 11.5 – 11.2 – 11.8とＬ２最速、４Ｆ戦で分散していたにせよ２列目からしっかりと反応して直線で先頭に立てているし加速する競馬は良いので超高速馬場で雨で読みにくい、仕掛けが遅れがちなパターンは良い。押さえとしては警戒したい。

×アルジャンテ

個人的には３着の人気薄追い込み馬候補ではこれを押したい。2000への延長が非常に悩ましいけど、２走前の節分Ｓは結構いい感じで、ハイレベル戦、少し渋っていて47.2-46.7と平均だが11.6 – 11.8 – 11.0 – 11.6 – 12.3とＬ３最速で仕掛けが早い中で後方内から４角で外目に誘導して直線最後まで伸びてきて２着争いに絡んできた。この相手がヒーズインラブやチャンピオンルパンなので内容的には良かったし長く脚を使えたパターンは距離延長では警戒したい。

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