第23回 マーメイドステークス(GIII)出走予定馬展望

日程：2018年6月10日(日)
コース：阪神芝内2000ｍ

予想用・出走予定馬一覧

]

トーセンビクトリー（浜中俊想定）

牝馬中距離路線で活躍を続けてきたトーセンビクトリーもマーメイドステークスに出走予定だ。ここ最近は物足りない結果が続いているものの、崩れずに安定した走りを見せている。鞍上に浜中を迎えてあと一歩の詰めの甘さをどう補ってくるかに注目だ。

良くも悪くも自分の力は出しているんだけど、緩やかに下降線には入ってきていると思う。総合的に弱点が無いのでここまで大きく崩れてはいないけど、阪神2000だと早めの仕掛けになって甘くなるという可能性はでてくるかな。ＴＳ持続はそんなにないからできればある程度流れたほうがいいと思うけど、前走見るとやや下降線かなあ…って感じは受ける。

中山牝馬Ｓ(GIII)１着

中山芝内1800ｍ良 16頭２枠４番
1:49.4 50.2-47.0 S^3
12.9-12.3-12.6-12.4-12.2-12.1-11.8-11.3-11.8

一応思い出しておくが、直近の勝利は昨年の中山牝馬Ｓ。この時はペースも遅く3.2で超スロー。ラップ推移的にもＬ２最速戦で仕掛けのタイミングも遅い。要所のギアチェンジ面を結構問われた一戦だった。

４番枠から好発を切ってハナを窺うが、外の各馬が速いのでそれを行かせて２列目の内ポケットで入っていく。道中もドスローの流れで２列目のうちで折り合わせながら３～４角で内目から外を意識しつつ直線。序盤で少しだけ待たされたがそこから外をとって２列目、Ｌ１でしっかりと抜け出し外から伸びてきたマジックタイムを封じ切った。

スローでも出し切りにくい展開で、２着が出し切って高いパフォーマンスのマジックタイムなので何ともだがそれでも要所でしっかりと内から動いてきた器用さは流石。４角以降は加速が問われたわけで、そこで内で包まれていながらもしっかりと動けたし、ギアチェンジ面を見せたのは良い材料。良い位置をとってそこで折り合って要所で一足を使う。これが直近の勝利の内容。

ＡＪＣＣ(GII)５着

中山芝外2200ｍ良 11頭８枠11番
2:14.0(+0.7) 61.3-60.0 S^1
12.8-11.2-12.3-12.5-12.5-12.0-12.2-11.8-11.8-12.1-12.1

厄介なのがこの馬は基本的に大きく崩れないし、どんな競馬でもある程度やれてしまう点。中でも３走前のＡＪＣＣの５着もそんな感じ。レベル的にもそんなに強敵ぞろいというほどではなかったがそれでもダンビュライトやミッキースワローといったところが相手でスローからのポテンシャル戦。こういうポテンシャル的な競馬だと意外と長く脚を使えると。

11番枠から五分のスタート、外枠でもあり先行争いも厳しかったので無理はせずに中団の外、そこからさらに下げて後方に近い位置で向こう正面へ。そこでも特に変わらず後方の外目で待って３角。３～４角では放れている前を捕えに３列目以降が動く中で後方外から押し上げて正攻法での競馬。直線でも最後までじりじりとは伸びてなだれ込む、そこそこ頑張っての５着。

トップスピード戦だとＬ１が甘くなる傾向だが、ポテンシャル戦だとそこまで顕著に甘くならないし、後方から３～４角最速ラップで外から動いてＬ１までこのレベル相手にそれなりに食らいついていたのだから、こうやってロンスパで分散する中で脚を使うというのは悪くない。ある程度距離の幅があるのはこの辺かなと。

福島牝馬Ｓ(GIII)４着

福島芝1800ｍ良 12頭４枠５番
1:47.3(+0.5) 47.2-47.8 M
12.4-11.2-11.5-12.1-11.8-11.7-12.2-11.7-12.2

前走の福島牝馬Ｓではある程度の流れの中で好位で進めたが甘くなった。1800で平均ペースの流れで少ししんどかった面はあるかな。

５番枠からまずまずのスタートを切って促されるが２列目までは取れず、そこから好位の内内で進めて、３列目のうちを確保する。そこからは外目に出してノットフォーマルの後ろで３角。３角でも楽な手ごたえでノットの外から動いていく、４角で先頭列に近いところまで押し上げるが外のデンコウアンジュに並ばれて直線。序盤でそこからの競り合いでデンコウに前に出られる。ラストは甘くなって４着完敗。

基礎スピード的にはそれなりに持っていた馬なのでもうちょっと頑張れるかなと思ったが、まあ仕掛けが早い展開だったことを考えてもちょっと甘くなるのが早かったかなという感じはある。ただ、このレースに限らずだが、２走前の中山牝馬Ｓでもスローの流れの中で要所であまり良さが出ていなかったし、全体的にやや下降線なのかなというのはどうしてもある。

2018マーメイドステークスへの展望

一度マーメイドＳでは９着と完敗を喫しているが、スローからのＬ３最速戦で２列目ポケットで進めていたがここでは詰まってしまって持ち味を発揮できなかった面もあるので参考にはしづらい。ただ、一応これまでの実績を見ても基本的にはＬ２最速戦で要所での反応で結果を残してきたと思う。ジェンティルドンナＭでステイインシアトルを破った時もＬ２最速戦で逃げ切った。ポテンシャル戦だとＡＪＣＣの例もあるので何ともだが、少なくともトップスピード戦では使える脚が短い印象。前走の福島牝馬Ｓでも要所では良い手ごたえでもＬ１では明確に甘くなっている。こういうタイプなので前目内目でできるだけ我慢したいし、今回のメンバー構成なら正直逃げの一手も考えていいんじゃないかというぐらい。阪神内回りの2000だとどうしても３～４角である程度分散してＬ２最速になってもそこまで速いラップを要求されにくいしＬ１で落ち込む。一足をいかに前で使えるかというのはあるし、前半はスローから多少ロンスパ気味に進めてできるだけ本仕掛けを待ちたいイメージかな。２列目ポケットをとってその展開になるのが理想だが、あまり前に行く馬がいないようなら逃げても。近走の内容が下降線だと思っているので強くは狙いにくいが、条件が揃えば連下では押さえても良いかな。馬場適性は幅広いので雨が降ってもそんなに気にしないつもり。

最近登場した「うまコラボ」というサイトの指数がかなりよく当たっていて利用者急増中とのことで仲間内でも話題になっています。

で、うまコラボの何が凄いの？

↑無料登録できたので、私自身も使って試してみました。