2019/02/02
第132回 目黒記念(GII)出走予定馬展望
日程:2018年5月27日(日)
コース:東京芝2500m
予想用・出走予定馬一覧
パフォーマプロミス(M.デムーロ想定)
今年初戦の日経新春杯では先行策から強敵撃破し重賞初制覇、台頭を示したパフォーマプロミスが目黒記念に出走予定だ。ここ2走は2500、2400mとこの距離で良さが出てきた。あとは府中の長い直線でもこのパフォーマンスを維持できるかどうかに注目だ。
前走の日経新春杯は個人的には結構ハイレベルだったと思っているし、その中であの位置からしぶとく脚を使えたのは一定の評価。2走前のグレイトフルSでもタフな馬場の中でしぶとく脚を使った。ただ、やはり基礎スピード面でどうなのかというのは少し引っかかるところで、そこを克服できるかがポイントかな。結構流れそうなメンバー構成なので。
日経新春杯(GII)1着
京都芝外2400m良 12頭6枠7番
2:26.3 62.0-59.4 S^3
12.9-11.4-11.7-13.0-13.0-12.6-12.3-12.5-12.3-11.6-11.4-11.6
前走の日経新春杯はガンコやロードヴァンドールを相手にしっかりと勝ち切った。ペースは2.6で超スローに突入、そこからの3F勝負なのでペースの割に仕掛けが遅いなという感じで前残りの展開ではあった。
7番枠からまずまずのスタート、そこから内に切り込みつつうまく2列目から徐々に下げながら3列目ぐらいで進めていく。途中でガンコが2列目から番手外まで上げていったのでそのスペースを突いて2列目ポケット。3~4角でもロードの直後をとって最短距離で進めながら直線。序盤で外に出して先頭列を射程に捕えつつ1馬身弱の差、L1で粘るロードヴァンドールを捕えての勝利だった。
3F勝負の中でしっかりと2列目のポケットを確保できたのも大きかったし、そこから直線で外に出してからL1でしぶとくロードを撃破できたのも評価したいかな。力の要る馬場だったので読みにくいが、力の要る馬場の中ではある程度速いラップを要求されていたし、前3頭の中での末脚勝負では一枚上だった。ただスローではあったし、前半の基礎スピードはあまり問われていない。
グレイトフルS(16下)1着
中山芝内2500m良 16頭1枠1番
2:34.1 61.4-60.8 M
7.0-11.5-12.1-12.0-12.2-13.0-12.8-12.7-12.3-12.4-12.6-11.7-11.8
このグレイトフルSでは全体のペースは平均となっているが、単騎逃げが刻んだもので実際離れた3番手ではおそらく63秒ぐらい。超スローから3角手前以降でじわっと差を詰めて4角地点では取り付いているのでおそらくロンスパ寄りの競馬だろう。スローロンスパか2段階加速ぐらいの感じだと思う。
1番枠からまずまずのスタートを切ってそこから押してじわっと先行策、好位からまずは入っていく。スタンド前で前がある程度話す中で3列目のポケットで我慢。向こう正面でも単騎逃げ馬から離れた3列目のポケットで我慢しながらだが、徐々に2列目が差を詰めていくので前にスペースを置いて仕掛けをワンテンポ待つ。3~4角では前のセセリの後ろから徐々に外に誘導、4角で追い出してうまくカラビナの直後を通して外に持ち出す。序盤であっさり先頭列、そこからしぶとく抜け出して1馬身弱の完勝。
力の要る年末の馬場状態で後半のロンスパ気味の競馬、3~4角で最内からうまく外に誘導できたしロスも少なめ、馬場も良いところという感じでしっかりと抜け出してきた。地味なんだけど、良いポジションを取れるし要所で動きたいときに結構楽に動いてくる。スローだと安定するなというのはここ2層からも見せているところかなと。
六社ステークス(16下)2着
東京芝2400m良 12頭4枠4番
2:25.1(+0.0) 61.2-59.2 S^2
12.9-11.5-12.1-12.4-12.3-12.1-12.6-12.0-12.0-11.3-11.7-12.2
4走前の六社Sは結構ハイレベル戦だったとは思うが、東京2400でかなりのスローからの2段階加速的競馬。一応L3最速で11.3だがL5から前が12.0というラップを踏む中で後続も差を詰めている。後ろの馬は11秒台後半~半ばぐらいでここで詰めているのかなという感じ。L1が消耗しているようにトップスピードの質もさほど問われず出し切る競馬になったとみていいだろう。
4番枠からまずまずのスタート、そこから楽に先行争いに加わって2列目、最終的には2列目のポケットでレースの流れに入っていく。道中もスローなのだが割と縦長で前目で3角。3~4角でポケットから外に出して先頭のケンホファヴァルトを意識しながら直線。序盤で仕掛けを待ちつつL2で追い出されて先頭に立つが外からブライトバローズに来られる。最後まで抵抗していたが最後は甘くなっての2着だった。
レースラップでもL3最速なので仕掛けが早かったのは間違いないが、その中でしぶとく最後まで食らいつけたのは評価できるかなと。一応スローで後ろからになったとはいえここでも人気の一角となりそうなソールインパクトは撃破できているし内容的にも強かったのかなと。ただここもスローなので、そこがカギなのは確か。
2018目黒記念への展望
ここ数走はあまり基礎スピードを問われていないので何とも言えないが、ひとまず評価すべきはゲートの上手さ。ポジションを楽にとれるので序盤に良い位置をとってすっと内目を確保できればやはり安定してくるだろう。ただ、高いレベルでは基礎スピード面でどうなのかは未知数で実際中京2000では一昨年のシンガポールTC賞で59.7-58.7とある程度流れた中では伸びきれていない。まああの時からは時間もたっているし成長しているとは思うが、東京2500でも全体で流れると?というのはあるかな。スローで落ち着けばタイプ的にみてもソールインパクトには実際に先着しているし、前目から長く良い脚を使ってくるので警戒は必要。休み明け初戦でどこまで仕上げてきているか、恐らくしがらき調整でチームノーザンの怖さもあるしね。内枠を引けば重い印も考えたい。
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