2018フィリーズレビューの予想

阪神11R　フィリーズレビュー(GII)　芝内1400ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定

展開予想

中山はマジかというぐらい雨の影響が無かったが、阪神は馬場自体は想定に近い馬場だったと思う。この感じなら高速馬場だろうと。そのうえで逃げ馬がラブカンプーがこの枠だと思い切って主張していく可能性が高く、これが内に切り込む形。コーディエライトなんかはそれと比べると出足はちょっと遅いかもで、これにどう抵抗していくかという感じ。多分ラブカンプーに行かせてから目標に先行していくイメージ。内からマドモアゼルやアンヴァルが先行策、特にアンヴァルはスピードがあるのである程度ペースを引き上げて行きたいからもしかしたら序盤はそこそこ出して行ってラブカンプーにハイペースで造らせたい、という意識で進めるかも。ちょっと展開が読みにくいが、ラブカンプーとしては多少のハイは良いけど平均ぐらいで仕掛けを待ちたい、モルトアレグロは出して動きたいけど微妙に内目の枠、ラブカンプーはペースを引き上げたいけど内枠で逃げる意識が無ければなかなか関与しづらい、コーディエライトはあまりペースを上げたくない。ラブカンプー主体でコーディエライト番手が支配するなら平均ぐらいで落ち着くかなとみる。一応幅を持たせて１秒前後のハイまでは考えておく。一応35-35～34.5-35.3ぐらいのイメージで。

予想

◎17ラブカンプー
〇07モルトアレグロ
▲14アルモニカ
△01アンヴァル
△06アマルフィコースト
×04レッドシャーロット09アンコールプリュ
３連複◎軸〇▲△×BOX
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎ラブカンプー

正直追い切りが目立たないのであれだけど、多分チップでは走らないタイプなんだろうなと。過去を見ても坂路やＣＷで目立った時計を出していない。なので気にせず。そのうえでやはり基礎スピードを高いレベルで持っていて1400も十分対応できているというのは大きい。２走前の紅梅Ｓではモルトアレグロに敗れはしたが、時期的に力の要る馬場の淀の1400で35.3-35.1と平均からの12.0 – 12.3 – 11.5 – 11.9 – 11.7とＬ３最速の形でしぶとく粘っての２着。３着以下は問題としていないし、ペースをコントロールした、縦長には持ち込めたが他の仕掛けが早くＬ３最速となった、条件は厳しい中で粘れたので1400は合っていると思う。また前走のかささぎ賞でも小倉1200で33.9-35.1とかなりのハイだが12.0 – 10.6 – 11.3 – 11.7 – 11.4 – 12.0のラップ推移が示す通り少し息を入れて４角出口での再加速でしっかりと動けた。この辺りを踏まえてもギアの上げ下げが上手いし前半ペースを上げても息を入れていける。これなら基礎スピードが問われる阪神1400もいいだろう。モルトが目標にしてくるような枠の並びだと厄介だったけど、今回は大外から内に切り込んでいけるのでそこで主導権を取り切れれば息も入れられるしモルトも内枠なので包まれて捌く必要がある。要所で我慢してＬ２最速で出し抜ければ。このレベルなら勝負になるはず。

〇モルトアレグロ

シンプルに一番強いのはこの馬だと思う。ただ、前走の紅梅Ｓで勝ち切れたのは少し恵まれていて、35.3-35.1と平均からの12.0 – 12.3 – 11.5 – 11.9 – 11.7とＬ３最速で前が速めに仕掛けてくれたのでＬ２－１で落ちてきたところでしぶとく差し込めた。阪神ＪＦでも47.7-46.6とややスローからの12.4 – 12.2 – 11.9 – 11.0 – 11.5のラップ推移で中団外から上位陣には見劣ったがトップスピードの質、持続力ともまずまずのレベルに合った。すずらん賞ではタフな馬場での消耗戦でバテ差してきた。エンジンの掛かりが少し遅い感じはあるのでそこだけがポイント。流れればそう心配していないが、軽い馬場でラブカンプーが支配する流れで貫ききれるかどうか？という点がポイントかな。

▲アルモニカ

正直追い切りがイマイチだったのでそこがどうかだが、新馬戦は時計的な価値は結構高い。阪神1400で最終週、そこそこ全体的には時計も標準で掛かっていた。35.2-34.7と平均では流れている中で少し離れた番手で息を入れつつ11.8 – 12.3 – 11.8 – 11.4 – 11.5のラップ推移で最後までしぶとく突き放して後続を圧倒。レースレベルは楽だったがそこそこ流れた中で良さが出てきた。ファンタジーＳで惨敗だったのが不満だが折り合い面もあるし36.3-34.9とかなり緩かったのも大きいかなと。エンジンの掛かりもあまり良くないかもしれないし、前半の基礎スピードがある程度問われた方が良いと思うので、前がある程度引き上げて好位外目ぐらいで我慢しながら進められれば。

△アンヴァル

適性は正直微妙で1400で息が入っての一足とか求められると微妙かなと。ただ単純に1200路線としては基礎スピードで一番。前がやり合ってハイペースの流れから先行策で単調に消耗戦になれば一番といってもいいぐらいに怖い。まあ展開次第かな。後半要素をあまり問われない方が良いと思うので34秒前半ぐらいで入ってくれば浮上しそう。

△アマルフィコースト

この馬もどこで狙うか微妙なところだが連下で。新馬戦を見ても35.0-35.2と平均で刻んで楽にスカーレットカラーを撃破しているわけで基礎スピード面はまだ底を見せていない。ファンタジーＳでは後ろからになり過ぎたし36.3-34.9とかなり遅かった中で末脚勝負に特化しすぎた。ある程度流れてもやれるし器用に動ける方なので怖さはあるし相手関係から見てもここなら通用するはず。

×レッドシャーロット

完全に嵌ればいいなという感じ。ゲートが安定しないので後ろからになる覚悟、そのうえで前がやり合って単調な流れ、スペースを取りながら徐々に勢いをつけて直線に入ってこれれば。基礎スピード自体は未勝利を勝った中京1400がややハイでやれているので問題ないと思う。

×アンコールプリュ

適性は不安が多いが追い切りが良かったので３着で拾う形にした。前走は正直かなりのドスローで、終いだけの競馬、それも２Ｆ戦とかでは当てにしづらい。それに新馬が平均で流れた中で先行してちょっと進路で窮屈な面もあったが物足りないパフォーマンス。流れない方が良いかなというのはある。後ろで脚を残して終いどこまでで、３着辺りにくれば良いし来なくてもいい、という感じの予想。

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