2018弥生賞の予想

中山11R　弥生賞(GII)　芝内2000ｍ
良、標準馬場想定

展開予想

展開予想は動画のとおりで押し出されるようにサンリヴァルがハナを切る形になるか、もしくはリビーリングが逃げるかかなとは思う。ダノンプレミアムは番手外で折り合えるかどうかがポイント、掛かる意識を持っていると思うのでこの想定より一列下げて２列目で壁を作って進める可能性も十分ある。前が主導権を取ってペースは恐らくスローからのＬ２最速戦とみる。これを崩すとしたらオブセッションのルメールの捲りが向こう正面であるかどうか、福永は中山の向こう正面ではスローでも動かないだろう。62-58.5ぐらいのイメージでＬ２最速。

予想

◎09ダノンプレミアム
〇10サンリヴァル
▲03ジャンダルム
△01オブセッション
△08ワグネリアン
３連複◎〇軸▲△流し
３連単Ｆ◎▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎ダノンプレミアム

折り合いだけ。前走の朝日杯フューチュリティステークスの勝ち方は圧巻で、47.2-46.1とスローからの12.0 – 12.1 – 11.3 – 11.0 – 11.7と中弛みから３Ｆ勝負で２列目の内からスッと反応して一気に突き抜けた。弥生賞の傾向は基本的に緩い流れから一気に加速、Ｌ２最速というケースが多いのでその点でも前目からしっかりと自身で加速してトップスピードに乗せられるという点は大きな武器。素材的にはオブセッションも強敵だと思っているが、少なくとも今の時点でギアチェンジ面での完成度はこちらの方が高い。それと新馬戦は地味にスローからの２段階加速で、阪神1800とはいえ12.1 – 11.6 – 12.2 – 11.6 – 11.0 – 12.0とＬ５から11秒台に入ってＬ２最速という形でもしっかりと最後まで脚を使って突き抜けている。この辺からも距離延長への対応力も高いはず。血統的にはディープ×インティカブでヘイルトゥリーズンのインブリード持ち。イメージ的には中距離がベストかなと思っているし多分単純な距離適性に関しては中距離は問題ないと思う。後は気性面で掛からないか、それを意識しすぎて競馬が苦しくならないかだけ。総合力で勝ち切れるはず。

〇サンリヴァル

正直意味合い的にはこれが本命でも良いんだけど、本命馬を１着から買わないってのもちょっと違うかなということで対抗に。馬券的にはこれが一番熱いと思っていて、３連複の軸としてはこれを据えたい。この馬のいいところは前受けしてシッカリと動きたいときに動ける。２走前の芙蓉Ｓは地味ではあるが12.9 – 12.5 – 11.7 – 11.1 – 11.5とスローからの３Ｆ勝負でＬ２でしっかりと加速、食らいつくファストアプローチをＬ１できっちり振り払っている。圧倒したというよりは後半の３要素＋前半のポジショニングでしっかりと総合力を活かしてきたかなと。前走のホープフルＳに関しては59.6-61.8とかなりのハイだが12.3 – 12.6 – 12.8 – 11.9 – 12.2とコーナーで待たされてのＬ３－２で再加速、ここできっちりと先頭に立って先頭をキープしているので加速する余力を持っていたということになる。差し馬天国のレースの中で一瞬とは言えしっかりと加速して前目で脚を使えたのはこの馬だけ。スローでレースを支配、逃げ、番手の位置で有力馬の仕掛けを待って競馬ができれば３着までならかなり楽しめるはず。

▲ジャンダルム

逆に頭であるならこの馬のギアチェンジ爆発に賭けたいかも。この馬の良いところは要所で動けることとある程度力の要る馬場で良さが出ているところ。高速馬場だとそうでもなかったが２走前のデイリー杯は力の要る馬場で13.0 – 12.3 – 12.4 – 11.6 – 11.3とＬ１最速になるような流れで好位内からするすると反応して直線で一気に抜け出し切った。前走のホープフルＳでは59.6-61.8とかなりのハイの流れで中団外から12.3 – 12.6 – 12.8 – 11.9 – 12.2と中弛みで取り付いて末脚を炸裂した形。ただこれは展開的にはちょっと恵まれた面もある。それでも要所の反応の良さが武器なら内枠で２列目ポケットを狙えそうな今回の条件は面白い。賞金は足りているので豊が本番を意識した後ろからとなると嫌だが、今の豊は結構柔軟になっていると思うので、ダノンプレミアムを意識した乗り方をしてほしいかな。２列目～好位で入ってほしい。

△オブセッション

端的に言えば新馬は物足りない、シクラメン賞は圧巻。シクラメン賞は超高速に近い馬場ではあったが時計的にはレコードどうこうより同週の準OP逆瀬川Ｓをうわまわっているんだからシンプルに凄い。ただし46.9-46.5と平均で流れていた、12.2 – 12.0 – 11.3 – 11.4 – 11.8と中弛みで取り付きながらＬ３最速で４角の下りで勢いづいていた。それでも伸び始めたのは直線半ばぐらい。エンジンの掛かりが少し遅いので、その点を踏まえると弥生賞の様にスローからスッとペースが上がる、という競馬に対応できるかどうか。それにゲート・二の足が遅い馬なので後ろからになる。この辺りを向こう正面でフォローできるかどうかで、ここでポジションを押し上げてペースを上げ切れなければ難しい。押し上げても前がコントロールしてしまうとＬ２の加速で置かれるだろうし、勝ち切るまでとなるとかなり乗り方が難しいと思う。その点で連下にとどめたい。ギアチェンジの性能が高いダノンプレミアムを現時点では上位に取りたいと。最終的には逆転してもいい素材。

△ワグネリアン

前走の東スポ杯はそんなに高く評価するのは危険かもしれない。時計は速いがオブセッションやダノンプレミアムという準OP以上のパフォーマンスを見せてきたところと比べるとちょっと物足りない。シクラメン賞も重馬場で強烈にＬ１で伸びたが、上がり３Ｆでは他も結構速いようにそこまで突出していない。どちらかというとＬ１でばてずにＴＳ持続で良さが出た感じ。今回は中山2000でＬ３－２での加速性能が問われる可能性が高いし、福永だと早めにエンジンをかけてという意識が薄くなる可能性があると。オブセッションともどもＬ２で置かれるリスクを考えての差し損ね連下評価かな。

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