2019/02/02
日程:2月11日(日)
第111回 京都記念(GII)
京都芝外2200m
予想用・出走予定馬一覧
昨年夏に1000万下を勝ちあがってからがまさに覚醒、遂にはエリザベス女王杯2着まで駆け上がったクロコスミアが京都記念に出走予定だ。府中牝馬ステークスでは並み居る強敵をまとめて抑える逃げ切り撃破で重賞も制圧した。今度は牡馬が相手となるが、あわやの場面を演出した京都2200mの舞台で今度もアッといわせたい。
この馬に関してはやはり3走前のWASJの内容が良くて、もうこういう力の要る中距離という条件でも無視ができなくなった。2200なら基礎スピード的に最上位になるし、息を入れて進めてのポテンシャル戦でも強く、また引き付ければ脅威のギアチェンジで出し抜きと何でもできる総合力型逃げ馬。位置取りも極端には拘らないので、仮にクリンチャーが外を引いて押して押してのハナ、という形でも行かせればいいし自由度は高いなと。
●府中牝馬S(GIII) 1着 14頭7枠11番
東京芝1800m良 1:48.1 49.5-46.2 S^3
12.9-11.6-12.3-12.7-12.4-12.5-11.2-11.0-11.5
まずはこれまで通りんのこの馬のイメージで勝ち切った府中牝馬S。敢えて言えばローズSのような勝ち方で、ペース自体は超スローで違うが極端なギアチェンジ戦でしっかりと加速して最後まで長くトップスピードを維持してきた。ポジション差を最大限に活かす形となった。
11番枠から好発、二の足を利かせて楽にハナを取って主導権を確保する。どこからは上手くドスローに落とし込んでこの馬のペースに持ち込み3角。3~4角でも手綱を引っ張るぐらいで引き付けて直線。序盤で軽く促してしっかりと加速、L2で追い出されてしぶとく出し抜きを狙うがトーセンビクトリーには食らいつかれる。それでもL1ではそれを振り払い、唯一食い込んできたヴィブロスを問題とせずの完勝だった。
まずドスロー、コーナーでも引き上げずに12.5と緩い流れに持ち込んで直線で11秒台前半まで一気に加速、ギアチェンジを活かす形でしっかりと結果を残した。もともとこの馬の素質という点ではこれを買っていたし、要所での反応が良いので前受けするようになってから安定してきたのはその辺かな。以前はそこまでゲートが安定していなかったので。いずれにせよ要所の反応、ギアチェンジがこの馬最大の武器。
●エリザベス女王杯(GI) 2着 18頭2枠4番
京都芝外2200m良 2:14.3(+0.0) 62.0-59.5 S^2
12.5-11.3-12.7-12.8-12.7-12.8-12.9-12.2-11.6-11.2-11.6
前走のエリ女もタイプ的には府中牝馬のパターン。勝ちに等しい競馬に持ち込んだがミルコの執念に差し切られてしまった感じかなあと。ただ、後述する3走前のパターンで進めてどうだったか?というのが見たかったのもあるかな。2.5で超スローに肉薄するレベル、ラップ推移的にも3F戦でL2最速トップスピード戦。京都だしそこまで極端ではないがそれでも12.2から下り坂が終わった地点での加速になっているのでギアチェンジも問われている。
4番枠から好発を切って楽にハナを取り切り主導権を握ろうとするが、内のクインズミラーグロが奇襲的に行ったのでそれを活かせての番手で進めてついていき、3番手との差は広げながら向こう正面。向こう正面でもつかず離れず上手くクインズミラーグロを泳がせながら3番手以降との差もあまり詰めさせずにスローに支配と理想的な進め方。3~4角でも前のクインズミラーグロの外からじわっと並びかけていく、4角でもまだ楽な手ごたえで本仕掛けを待って先頭に立って直線。序盤で仕掛けて一脚を使ってマキシマムドパリらを出し抜く。L1で粘り込むかというところに最後はモズカッチャン、そしてミッキークイーンの強襲を受けてモズに差されての2着まで。
レースメイクが完璧といって良いレベルだったのでこれで勝ち切れないあたりが和田のモってない所…ミルコとの違いなのかと思わされてしまうぐらい。とはいえこれがクロコスミアの良さだし、それをしっかりと引き出せたのは確か。本仕掛けを待ちたいタイプではあると思うし、緩い流れから一気に加速できるのはやっぱり魅力的。
●WASJ2戦 1着 14頭7枠12番
札幌芝2000m良 2:01.0 60.5-60.5 M
12.5-11.2-12.2-12.3-12.3-12.4-11.9-12.0-12.1-12.1
3走前のワールドオールスタージョッキーズ第2戦の内容がインパクト的には大きい。正直こういう競馬をできないと思っていたので意外だった。開催後半で力の要る札幌の2000m、ペースは平均で結構流れたし、何よりL4最速のロンスパで後半はポテンシャル戦。基礎スピードとポテンシャルのバランスが問われた。
12番枠からまずまずのスタート、二の足良く外からすぐに内に切り込んでハナを取り切り主導権を握る。ただペースはそこまで落とさずにある程度保って平均で3角。3角以降もペースを作ってここが最速、厳しい流れで4角以降減速の流れを作るも楽な手ごたえで直線。序盤でそのまま2列目勢を突き放し最後まで誰も寄せ付けず圧倒した。
正直2000自体長いと思っていて、しかも力の要る馬場で平均ペースで淡々と進めながらL4最速でゲッカコウを千切ってきたというのは意外だったし、この時点でかなり全体的に成長してきていたんじゃないか?というのは感じていた。もちろんこの馬にとっての表の顔はギアチェンジだと思うが。
●2018京都記念に向けての展望
力の要る2200ならこれまでなら嫌がるところだが、エリ女でも好走しているし前述のとおり3走前のWASJが良い内容だったので距離も馬場も心配していない。今回はそれよりもどういう競馬に持ち込むか。一番嫌なのがスローからのTS持続戦になるパターン。トップスピードの持続力はそこまで高くない。直線までにリードを保って仕掛けを待って直線で一気にギアチェンジを活かして出し抜きたい。ただ、今の馬場だとそこまで極端な競馬にはなかなか持ち込みにくいと思う。今回はこの馬の裏の顔ともいえる札幌2000で見せたタフな馬場での平均ペースで後続の脚を削いで粘り込むパターン、というのも選択肢としては入れて良いんじゃないかなと。ただし、何といっても溜め逃げが基本の岩田さん…というより後続に脚を使わせる逃げという引き出しが無い気がするが…。幅がそんなにないので、例えばスローで引き付けすぎて逆に後続の仕掛けに巻き込まれるのは良くない。特にクイーンSのパターンは嫌で、単騎逃げ馬がいた場合、例えばクリンチャーが外枠から勢いをつけて大逃げを打ってそれを離れた位置で見過ぎて逆に後ろの仕掛けに巻き込まれる。そのパターンは今回あり得るので、逃げるにせよ番手で進めるにせよ、後続に対してのリードをしっかりと意識してほしい。基礎スピードは持っているし今のこの馬なら多少流れても問題ないはず。馬券的には狙い目の一頭で、充実度も含めて期待したい一頭。
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