競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

阪神カップ 2018 出走予定馬:ケイアイノーテック&藤岡佑騎手想定

time 2018/12/19

阪神カップ 2018 出走予定馬:ケイアイノーテック&藤岡佑騎手想定

第13回 阪神カップ(GII)出走予定馬展望
日程:2018年12月22日(土)
コース:阪神内1400m

予想用・出走予定馬一覧

ケイアイノーテック(藤岡佑騎手想定)

 NHKマイルカップで藤岡佑介をGIジョッキーとしたケイアイノーテックが阪神カップに出走予定だ。秋2戦は成長を見せるところまではいかなかったが、1400mへの短縮で3歳マイル王の存在感をみせられるか?

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 1400への短縮は正直微妙になるんじゃないかなと思っている。どちらかというとマイルでも1800寄りのイメージで、前走のマイルCSも悪くはないんだがややスローからの先行策で持ち味が消えた感じはする。毎日王冠が悪くなかったし、この条件がどう出るかだろう。

NHKマイルカップ(GI)1着

東京芝1600m良 18頭6枠11番
1:32.8 46.3-46.5 M
12.1 – 11.1 – 11.2 – 11.9 – 11.7 – 11.3 – 11.5 – 12.0

 3走前のNHKマイルカップから振り返る。東京のマイル戦で超高速馬場状態。ペースは平均でL3最速11.3という程度とある程度流れたことでそこまでトップスピードの質も問われず。仕掛けどころも早くL1は落ち込んだので前半の基礎スピードと後半のTS持続力をバランスよく問われた一戦だといっていいかな。

 11番枠から出負けして二の足もいまいち、後方からの競馬となる。道中も前が平均ペースで引っ張る流れの中で後方2番手と最後方に近いところで3角も外目。3~4角で前がペースを少し落としてきて、そこで外から押し上げながらも後方で直線。序盤で追い出されてじりじりと伸び、L2の地点では前との差もそこまで詰まらず中団列に取り付く。L1で2列目、先頭列をまとめて切り裂いてしぶとくバテ差し藤岡兄悲願のGI制覇。

 この流れで差し切る競馬ができたようにTS持続はかなり高いレベルのものを見せてくれたと思う。ただし、3~4角で少し息が入っているし、前後半で見ても46-46のライン。この流れで追走に苦労していたのは事実で前半の基礎スピード面に関しては正直不安の方がおおきいかなと思う。最後までしぶとく差し込めた点は評価も1400への短縮がプラスに働く感じでは正直なかったかなと。

毎日王冠(GII)5着

東京芝1800m良 13頭2枠2番
1:44.9(+0.4) 47.3-45.5 S^2
12.8 – 11.0 – 11.5 – 12.0 – 11.7 – 11.7 – 10.9 – 11.2 – 11.7

 個人的には2走前の毎日王冠を高く評価している。上位勢には少し見劣ったがそれでも相手がアエロリット、ステルヴィオやキセキといったGIで勝負になるレベルの相手。1.8とかなりのスローからのL3最速でTS持続勝負。

 2番枠からまずまずのスタートを切って、内外から来られたので一旦控えて中団に近いところまで下げる。1800で全体のペースは緩め、内目のスペースをとりながら中団で3角へ。3~4角で前のスペースを詰めながら3列目の内まで押し上げて直線。序盤でそこから上手く進路をとって追い出されるがジリジリ。最後はステルヴィオにも差されたが、それでもラストまでバテずに脚を使ってなだれ込んでの5着。

 3着争いとの差は地味ながらも少しは詰めてきた。相手も手ごわかったと思うので、正直言えばこれだけやれれば十分だろうと思う。スローからのTS持続戦でかなり長く脚を使ったが、最短距離を通せているのも事実で、ステルヴィオなんかと比べると内容的には完敗だったかな。ただハイレベルの戦いだったはずで、そこで食らいつけたのはここに入れば威張れるパフォーマンス。あとは阪神1400がどうかという点で、正直この一戦はあまり繋がってこないとみている。前半が遅いからね。

マイルCS(GI)11着

京都芝外1600m良 18頭8枠18番
1:33.8(+0.5) 47.1-46.2 S^1
12.4 – 11.1 – 11.5 – 12.1 – 11.7 – 11.6 – 11.2 – 11.7

 前走のマイルCSでは外枠から思い切って先行してきたが結果的には良さを削いでしまったかなと。ペースは1秒程度でややスローからのL2最速も4Fで分散してはいた。この中で伸びずばてずという感じで飲み込まれたかな。

 18番枠からまずまずのスタートを切って押して積極的に追走、好位の外ぐらいで入れていたがペースが遅い中で徐々に押し上げて3列目の外ぐらいで3角に。3~4角で徐々に加速する流れで好位3列目の外からじわっと2列目に並びかけていって直線。序盤でそこから追い出されての反応で見劣りここで各馬に前に出られて好位列。L1でも大きくはばてていないが外差し勢にあっさり交わされて11着と二桁着順に沈んだ。

 決してペース自体は速くなかったし、ギャンブル的に前をとって可能性に賭けてみたというのは悪くない状況だったと思う。ただ、結果としてこのペースで前をとったことで動きたいところで動けなかったしラストも甘くなってしまった。前半無理をしないことでしっかりと勢いをつけて直線に入ってやった方がTS持続を長く維持できる印象だし、この競馬からもあまり前半から急かされない方が良いんじゃないかなと。

阪神カップ2018への展望

 結構不安の方が多いと思っている。阪神1400は基本的に基礎スピード戦になりやすく、600-600だが34-34ぐらい。なので後ろからの馬だとある程度速いラップを出せるタイプでないと対応しきれないことが多い。この馬の場合マイルでもまだ32秒台後半の走破時計だし、NHKマイルCを見ても中弛みが少しあっての46.3-46.5レベルなのでやはり前半の基礎スピード面で追走できるかどうか。ゲートは前走はスッと出たし、ここ2走は悪くないが今回は1200路線の馬も混じってくるからね。イスラみたいにある程度基礎スピードをもって要所で鋭く動けるタイプは良いが、サングレーザー辺りでも届かないからね。マイラーは最近の阪神1400は苦戦しがちだと思う。

 馬場自体はそんなに気にしなくていいと思うが、前半も34秒前後で入れば前も34秒台前半でまとめてくるのがこのレベル。そう考えると後半で毎日王冠の33.6が最速となると、正直速度的に前がまともに作ってしまうと付け入るスキがあまり無いんじゃないかなというのが今の評価。ポジションで優位性は取れないし、多分今の馬場でもこのレベルなら1:20.0をベースに考えないといけないんだが、この馬が前を35.5で入ったとして35.5-11.0-33.5でまとめることができるかどうか。そう考えるとやっぱり圏内まで届くかどうかのラインでも微妙かなと思う。ここは切って妙味と思っているが、覆してこれるか。個人的には1800~2000ぐらいがベスト距離になるんじゃないかな。


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