競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

香港マイル 2018 日本馬・出走予定:ペルシアンナイト&M.デムーロ騎手想定

time 2018/12/06

香港マイル 2018 日本馬・出走予定:ペルシアンナイト&M.デムーロ騎手想定

第32回 香港マイル(GI)出走予定馬展望

日程:2018年12月9日(日)
コース:シャティン芝1600m

予想用・出走予定馬一覧

ペルシアンナイト(M.デムーロ騎手想定)

昨年のマイルチャンピオンシップでGI初制覇、今年も2着とマイル路線の第一人者ペルシアンナイトが香港マイルに出走予定だ。大阪杯でも2着に入るなどマイル~中距離路線で安定感を引き出している実力馬。日本のマイル路線を背負って、香港の怪物マイラーを撃破となるか。

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タイプとしては香港マイルへの適性は高いと思う。少なくともマイルでは極端な高速馬場でない方が良いのはマイルCSの1,2着からも見せていて、後半長くトップスピードを維持できるのが強みだろう。あとは香港のエースとの力関係の差かな。

マイルCS(GI)1着

京都芝外1600m稍 18頭8枠18番
1:33.8 46.7-47.1 M
12.2-10.8-11.6-12.1-11.9-11.5-11.6-12.1

まずは昨年のマイルCS勝ちから振り返っておきたい。稍重で時計も掛かる馬場状態、ペースは平均で収まって中盤少し緩んでからのL3最速戦。前後半のバランスを問われた一戦だが、この馬は後半特化に持ち込んでうまくロスなく運んでTS持続で差し切った形になると思う。

18番枠からまずまずのスタートを切っていたが大外枠ということもあり、下げ切って最後方近くから内に進路をとっていく。3~4角でも後方馬群の中目、1頭分外ぐらいで我慢しながらスペースを詰めつつ直線。序盤で中目のスペースががっぽり空いていたが内ではなく外のエアスピネルの後ろを完璧に取り切る。そのままラストまでしぶとく伸びて抜け出していたエアスピネルを差し切った。

ここでは完璧にミルコがはめ込んだ感はあるが、それでもこのペースで無理せず後半特化に持ち込んで、L3最速の流れでしっかりと直線前が落ちてくるところで差し込んできたトップスピードの持続力の高さが武器だが、こういった力の要る馬場でもしっかりとそれを引き出してこれるというのは強みといえる。高速馬場でも強い馬だけに、香港適性を考えるとこの競馬は評価できるかな。

安田記念(GI)6着

東京芝1600m良 16頭3枠5番
1:31.7(+0.4) 45.5-45.8 M
12.2-10.8-11.2-11.3-11.3-11.4-11.4-11.7

ただ、安田記念では持ち味の決め手を発揮しきれなかった。個人的にはシンプルに超高速馬場の府中で淡々とよどみない流れに乗ってしまったのが痛かったかなと。まあそれでもハイレベルのマイル戦の中で進路取りも上手くいかなかった面はあるしパフォーマンス自体はまずまずだったと思っているが。

5番枠から出負けして後方からの競馬となってしまうが、そこから内のスペースを拾いながら押し上げて好位に近いところで入っていく。道中も好意の中目で追走しながら3角。3~4角でも好意の中目で立ち回りながら直線。序盤で中団に近いところから進路をとれずに置かれてしまう。そこからL2でもまだ進路が上手く取れないままでようやくL1手前で進路をとるとそこからそれなりには伸びてくるが差は詰められなかった。

ここでは軽い馬場の中で出負けしてリカバー、という前半から速い流れの中で体力的なロスがあったと思う。その中で直線前半で進路が無くて少し待たされた面はあるかな。ただブレーキというところまでは微妙だし、進路はL1手前では取れていた。ここで詰めてきていたら脚を余したともいえるんだけど、ジリジリと食らいつくだけだったからね。前半から超高速馬場で質的に基礎スピードを要求されたのが苦しくなった要因かなと思う。まあ、それでもこのレベルでこれだけやれれば全然悲観しなくていいと思うけどね。

マイルCS(GI)2着

京都芝外1600m良 18頭1枠2番
1:33.3(+0.0) 47.1-46.2 S^1
12.4-11.1-11.5-12.1-11.7-11.6-11.2-11.7

今年のマイルCS出もさすがのインパクトを見せた。ただ、このレースではペースはややスローで良かったもののL2最速で本仕掛けがちょっと遅かったかなという感はある。その中でステルヴィオと一緒に伸びてきたし強い競馬だったと思うけどね。

2番枠からやや出負け、そこから流れに乗っていって好位の内目で進めていく。道中も好意の内目で我慢してステルヴィオの後ろで3角へ。3~4角でもステルヴィオの後ろをとって直線に入る。序盤で内を取りたかったがステルヴィオがいて窮屈で取り切れない。それでもL1の手前でステルヴィオの内で進路を取り切ると最後は際どいところまで差を詰めての2着だった。

直線でちょっと待たされたかな?という感があったしL1で伸びを見せていたので完全に嵌っていれば…というところはあったかな。ステルヴィオに前をとられたのが敗因としては一番大きいし、緩めの流れの中で前半で良い位置を取れていたらもっと楽だったと思う。ただ、あの位置からしっかりと決め手で一番のものを見せてきたし、トップスピードの質、持続力ともに高いバランスで見せてきたこと。何よりもマイルでは少し力の要る馬場状態の中でパフォーマンスが上がってきていることは香港マイルを考えるといい材料なのは昨年と同じだ。

香港マイルへ2018への展望

マイルに出るのかカップに出るのか出悩んだかもしれないけど、個人的には香港なら適性だけならマイルでよかったと思う…ただメンツを見るとカップの方がチャンスがあったかもしれないという難しい一面はあるけどね。ひとまず中距離の大阪杯でもTS持続特化でL1で突っ込んできているようにTS持続力はかなり高いレベルにある。またそれを力の要る馬場でも引きだせていて、昨年、今年のマイルCSでは標準~ややタフな馬場の中でしっかりと後半の末脚を引き出せた。これぐらいの馬場なら前半からある程度流れても問題ない。香港マイルは3-4Fが速くL4-3で少し落ちることが多いが、これも中盤少し緩みが起こるマイルCSで対応しているので多分問題ないと思う。モズアスコットかペルシアンナイトのどちらが良いか?といわれたら今回はペルシアンナイトになるかな。

あとはビューティージェネレーション相手にどこまでやれるかだろう。前目でペースを引き上げてもスローで支配しても強いわけだし、前走の香港JCマイルの走破時計は日本式なら31秒台に余裕で入ってくる。かなり強敵で正直ここ相手に勝つには簡単ではないだろうと。ただ2番手争いという観点で見ればそこまでの強敵が要るとは思わない。ヴィブロスなんかもドバイターフは悪くなかったがそれでもベンバトルには完敗しているし、マイルはちょっと短い感はある。ワンマスターがちょっと怖いかなと思うが、2番手グループには適性面も含めて十分入ってくると思う。あとはかみ合ってTS持続を出し切れればワンチャンスはあっても良いんじゃないかな。

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