競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

香港カップ 2018 日本馬・出走予定:サングレーザー&モレイラ騎手想定

time 2018/12/04

香港カップ 2018 日本馬・出走予定:サングレーザー&モレイラ騎手想定

第32回 香港カップ(GI)出走予定馬展望

日程:2018年12月9日(日)
コース:シャティン芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

サングレーザー(モレイラ騎手想定)

天皇賞秋で強烈な末脚を駆使し2000mの距離への適性を証明したサングレーザーが香港カップに出走予定だ。レイデオロに食らいつく末脚で2着は立派、3着のキセキがジャパンカップでも好走したように現役トップレベルの存在となったのは間違いない。あとはこの力を香港の舞台で引き出せるか?

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トップスピードの持続力の高さは2000のトップレベルで通用したわけで、これなら香港でも戦えると思う。要所の反応がいいタイムワープがレースを支配してきたときにどうなのか、という点はあるし、展開面を意識してモレイラには乗ってもらいたいかな。ワーザーとの比較でみてもできればスローからのトップスピード戦が望ましい。今回のメンバー構成なら当然チャンスも多いが、案外ディアドラ辺りが厄介かもしれんね。

札幌記念(GII)1着

札幌芝2000m稍 16頭1枠2番
2:01.1 59.1-62.0 H^3
12.5-10.4-11.5-12.1-12.6-12.4-12.0-12.6-12.5-12.5

2走前の札幌記念勝ちから振り返りたい。稍重で時計がかかる馬場状態なんだがここでしぶとく脚を使ってきた。ただ1着なので一番最初に取り上げたものの、正直ここでの勝利だけでは2000への適性は読めなかった。というより、他のマイル戦で2000は良いと思っていたが、この一戦は時計自体は至極平凡で、同日の500万下と比べてもほとんど差がないという時計・ラップ的には低調な一戦だった。

2番枠からまずまずのスタートから無理はせずに中団の内目で進めていく。道中も超ハイペースの流れの中で中団の内目でジッと我慢、流れている中である程度の位置を保って3角へ。3~4角で前が下がってくる中で中団内目から中目、進路がない状況で待たされて直線となる。序盤で上手く進路を確保してサクラアンプルールの後ろから追い出される。L1で馬群を捌いてしぶとく接戦を制する形となった。

まあもちろんここで待たされて最後にはじけているので、ラップ推移の印象よりは余裕はあったかなという感じはある。ただ3角で最速という流れの中で我慢もできたし、正直ここまで流れた割には時計が遅かったので、単純に適性面というより地力で何とかなってしまった感じかなと。なのであまり当てになるかどうかは微妙なところ。むしろ続く秋の天皇賞の方がパフォーマンスが上だと思う。まあ、ハイペースでもやれる可能性があるというのは展開自体は読めないものとして、不安にならないという点では良いが。

天皇賞秋(GI)2着

東京芝2000m良 12頭7枠9番
1:57.0(+0.2) 59.4-57.4 S^2
12.9-11.5-11.8-11.5-11.7-11.6-11.3-10.9-11.6-12.0

前走の天皇賞秋の2着は圧巻だったと思う。もちろんレイデオロには敗れたが、唯一レイデオロ相手に最後まで脚を使って食らいついてきた。後半のTS持続力をこの距離で見事に爆発させてくれて個人的にも非常にうれしかったかな。ペースは2秒でかなりのスロー。超高速馬場なので59.4という入りでもスローになってしまったが、中盤以降は11秒半ばを刻んでいて遅くはないしL3最速で10.9とトップスピードの質もある程度高いレベルで要求された。その中でのTS持続戦だからね。後半で相当速いラップを連続できないと難しい一戦だったと。

9番枠からまずまずのスタートから無理はせずに控えてすぐにレイデオロの直後をとって中団で落ち着く。道中も中団でレイデオロをぴったりとマーク。3~4角でも前が落とさず進めていく中でレイデオロの後ろから進めてやや外目を通して直線。序盤でレイデオロの後ろから外に出して追いだされるとL2でしぶとく伸びてきて好位列に並びかけてくる。L1でさらに前がばてたところを交わしてレイデオロとの差もじわじわとは詰めるが2着争いを制するところまでの完敗。

対レイデオロでみたときに、L2地点では1馬身半から1/4ぐらいは詰めている。それでもほとんど詰まっていないし、レイデオロの後ろから差すという競馬は流石に難しかったと思う。ただ、キセキが粘り込んでいる中でかなり長くトップスピードを維持して差し込んできたし、3~4角もレイデオロと同じところを通しているからね。ロスもあった中でかなり強かった。トップスピードの持続力をこの距離で高めてきたが、相手が手ごわかった…という印象かな。

安田記念(GI)5着

東京芝1600m良 16頭8枠15番
1:31.5(+0.2) 45.5-45.8 M
12.2-10.8-11.2-11.3-11.3-11.4-11.4-11.7

安田記念では悪くはないんだがやはり前半から急かされたし外枠ということもあって持ち味の後半の末脚が少し削がれた感はある。それでも十分強かったと思っているが。展開的には平均だが終始淡々としていて淀みなく、基礎スピードで後半要素を削がれた一戦、という認識。だから高いレベルではマイルだと少し忙しいという感覚かな。

15番枠から五分のスタート、そこから様子を見ながらある程度好位の外目まで持って行くが前も速く雁行状態となった好位の外となってしまう。3~4角でもよどみなく進んでいる中で外々で脚を使わされて中団に下がって直線。序盤で追い出されてしぶとく伸びてくるがそれでもL2辺りで外のサトノアレスに伸び負けする感じ。そのままL1まで食らいついてはいたがいつもの破壊力は見せられずの5着完敗だった。

コーナーでも落ちずに流れた中で終始外というのは厳しい競馬だったと思う。それでもこの馬のパフォーマンスを考えると前半で急かしすぎたかなという感じ。もう一列ぐらい後ろで内のスペースをとれていたら違ったと思う。福永的には外枠である程度勝負をするには前目をという意識自体は否定しないが結果として噛み合わなかった、という感じかな。馬も今年あたりから確実に強くなってきているし、こういったタフな流れでも崩れなかったのは評価したい。もちろん札幌記念と同じでこれがベストだとは思わない。

香港カップ2018への展望

香港のシャティンの競馬自体はよさそう。前半はそこまで上がりにくい傾向ではあるので、そうであれば持ち味のトップスピードの持続力を引き出す前提条件はそろいやすい。あとは前がどういうレースを作ってくるかによる。自分で動く意識を持てるかどうかがカギで、今のモレイラだと底は少し心配材料かもしれない。

展開上のライバルで敢えて言えばタイムワープが厄介だと思っていて、これが上手くスローに落としたときに、誰も仕掛けなければ要所での反応で出し抜かれる、というリスクが大きくなる。それに対してこちらがちゃんと3~4角で動く意識をもってTS持続を引き出すイメージを持てるかどうかだろう。個人的にはそこが最大の焦点。あとは、この展開になった時に強力なライバル…となるとワーザーかディアドラというところ。ワーザーは昨年の香港Cでもタイムワープの出し抜きの中で一頭だけ突っ込んできているし厄介な存在。ディアドラは前走の府中牝馬Sのパフォーマンスが非常に高く、充実度では一番怖い。そういったところとの比較になるが、現時点では重い印候補の一頭。

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