競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

京都2歳ステークス 2018 出走予定馬:ワールドプレミア&武豊騎手想定

time 2018/11/20

第5回 京都2歳ステークス(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年11月24日(土)
コース:京都芝内2000m

予想用・出走予定馬一覧

ワールドプレミア(武豊騎手想定)

ワールドエースの全弟として期待を背負い、新馬戦でも接戦を制してきたワールドプレミアが武豊とのコンビで京都2歳ステークスに出走予定だ。兄はクラシックを嘱望されながらも遂にGIに手が届かず。その兄の夢を背負い、日本が誇る名手を背に世界を視野に入れられるか?

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新馬戦は映像的には地味。だけど結構時計的にもラップ的にも優秀なので、正直ここは期待しているが、2F戦だったのでどこまで長く脚を使えるかやね。

新馬戦1着

京都芝外1800m良 13頭6枠9番
1:48.0 47.9-47.6 M
12.7 – 11.1 – 11.8 – 12.3 – 12.5 – 12.1 – 12.6 – 11.2 – 11.7

新馬戦をしっかりと振り返っていきたい。開催中盤に差し掛かった淀で、時計がかかりだしてきたかなと。やや高速~標準に差し掛かっていた状況だったと思う。その中でペースは平均、そこから中盤少し息が入ったがそこからの2F戦という感じ。全体で流れたことで仕掛けが遅くなったが、それでも最速11.2はペース・馬場を考えると個人的にはかなり速いと思っている。

9番枠からやや出負けして後方からの競馬となる。道中も無理にはリカバーせずに後方外目で様子を窺いながら、徐々に押し上げつつ中団で3角。少し緩んだところで外から取りついて3~4角では好位列の外で促しながら、前のシックザールを目標にしながらも上げられずに中団で直線。序盤で追い出されてすっと伸びてくると、L1でしぶとく抜け出し外からくるメイショウテンゲンをクビ差残して退けた。

L2に入った段階ではまだ中団ぐらいにいて、前とは4馬身ぐらいはあったかなという感じ。そこからL2の11.2の地点ですっと反応して2馬身差ぐらい、そこからL1で捕えている。なのでL2では2馬身詰めたとして0.3は速く入っている、10秒台の脚を使えている可能性が高いし、L1も11.4ぐらいでまとめていると思う。

ただし、L3の12.6というところで外から促しながら動いていけなかったことを考えるとコーナー地点で加速の反応が鈍かった、ギアチェンジ面での不安は意外とあるのかもしれない。直線地点では動けているので気にならなかったけど、今回は舞台が内回りに替わるのでその辺が鍵にはなってくるかもしれない。

京都2歳ステークス2018への展望

前走だけしかないので何とも言い難いが、ひとまず新馬戦としてはペースが流れたのは事実だし、時計は優秀。2歳未勝利のリオンリオンも同タイムで勝ち上がっているが、ラップ的には11秒台に後半は入っていないようにラップ補正で明らかにこちらの方がレベルは上だったと思う。それにある程度力の要る馬場でペースもそれなりに上がって10秒台を視野に入れてくる(推定10.9ぐらいか)というのは高く評価していい材料だろうと。もちろんペースが落ち着いてさらに質を高めてこれるかは未知数だが、それでも10秒台を引き出せているようであれば質的にはトップレベルといっていいだろう。ラヴズオンリーユーも切れたが、ペース補正で考えると瞬間的な切れ味はこっちの方が上の可能性が高い。

もちろんスローになって内回り、3角下りからじわっと加速して分散したときにどこまで長く脚を使えるかは未知数だが、ワールドエースの全弟になるというのもあるしある程度トップスピード持続力を秘めている可能性もあるかなと。スローになったときの後半要素を上げてくることができればダービーまで含めて楽しみも大きくなってくる。この一戦はその点では試金石の一戦で、逆にスローの決め手勝負でL1が甘くなるようなら新馬の感じからも割とマイラー色が強くなる可能性も考えたい。今の段階ではまだどちらに転ぶかは読めないけど、素材はかなり高いレベルにあると思っているのでここは期待を込めたいかな。

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何悪。分析note2023



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