競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

府中牝馬ステークス 2018 出走予定馬:ソウルスターリング&北村宏騎手想定

time 2018/10/09

府中牝馬ステークス 2018 出走予定馬:ソウルスターリング&北村宏騎手想定

第66回 府中牝馬ステークス(GII)出走予定馬展望

日程:2018年10月13日()
コース:東京芝1800m

予想用・出走予定馬一覧

ソウルスターリング(北村宏騎手想定)

昨年のオークス馬ながらもそれ以降勝ち星から見放されているソウルスターリングが府中牝馬ステークスに出走予定だ。前走のクイーンステークスでは3着と辛うじて馬券圏内は確保したが全盛期のパフォーマンスからは遠い。何とか復活の足掛かりを作れるか、秋の府中は背水の陣で臨む。

東京1800だとやっぱり瞬間的な切れ味で足りないんだろうなと感じるかな。全体のペースが上がった方がいいと思うが、前走のクイーンSが思った以上に復調できていない負け方だったし、少なくとも良いころにはないんだろうなと。距離延長で狙いたい馬だけど、ここでは評価を下げたいところかな。

オークス(GI)1着

東京芝2400m良
2:24.1 61.7-57.8 S^4
12.7-11.6-12.8-12.6-12.0-12.3-12.3-12.1-11.6-11.3-11.2-11.6

かなり前になるが昨年のオークス勝ちから振り返りたい。ペースは4秒近い超超スロー、そこからの4F勝負という感じ。ドスローだけど分散していてL2で最速でも11.2とそこまで速くなかったかな。しかもいい位置で最終的に直線に入れたのも大きい。

2番枠から好発を切って様子を見ながら外のフローレスマジックを行かせて2列目のポケットで進めていく。道中もドスローの流れでしっかりと前目で折り合い重視、3角手前で番手の外に押し上げて壁を外す。3~4角で番手外からしっかりとプレッシャーを懸けながら直線で外目に誘導。序盤でじわっと追い出されて先頭列、L2で先頭に立つがここで内から一瞬モズカッチャンに前に出られかける。それをL1で突き放しての1馬身3/4差完勝。

このオークスのイメージがこの馬のイメージかな。スローでポジションをとって、後半長く脚を使う形で粘り込むのが理想。実際ここでも3角ではやめに勝負に行ったからよかったけどL2の最速地点ではモズカッチャンにキレ負けを屈していた。この辺からも本質的にはトップスピードの質で勝負したいタイプではないし、4F戦で分散してステイヤー的な競馬に持ち込めたのが良かったと思う。

ヴィクトリアマイル(GI)7着

東京芝1600m稍 18頭5枠9番
1:32.7(+0.4) 46.8-45.5 S^1
12.4-11.3-11.5-11.6-11.5-11.1-11.2-11.7

今年のヴィクトリアマイルでは7着もそこまで悪くはなかったが、オークスと違って位置取りが後ろになってしまったので後半勝負に特化した中で決め手で見劣った形になる。ペースは1.3でスロー、そこからのL3最速戦でTS持続力が高いレベルで問われてはいる。もちろん前半のポジショニングも重要だし、オークスと比べてもマイルでややスロー、46.8という入りなのでこの馬としてはそこで苦労した面はある。

9番枠から五分には出たがポジションを取れる感じではなく中団馬群の外目で進めていく形になる。3~4角でも中団馬群の外から進めてジュールポレールの後ろから直線外。序盤で追い出されるがいまいち伸びずジリジリ。L2でもジリジリでアエロリットやリスグラシューにキレ負けする。L1はそれなりになだれ込むも7着完敗。

オークスでもL2の最速地点でモズカッチャンにキレ負けしていたが、ここでもL3の最速地点で動けなかった。後ろからこのラップで差を詰めるには当然10秒台の脚を要求されたと思うんだが、この馬にとってはそれが足りないので苦しかったように感じるかな。ラストまでジリジリとは来ていたけど、ジュールやリスグラシューはL2の段階で伸びていたからね。トップスピードの質が足りない中で前半でポジションを取れる流れではなかった、というのが敗因としては大きいと思う。

クイーンS(GIII)3着

札幌芝1800m良 11頭2枠2番
1:46.7(+0.5) 46.5-47.1 M
12.1-10.8-11.5-12.1-12.6-12.5-11.8-11.3-11.5

前走のクイーンSでは札幌の1800m戦で平均ペース。ただし中盤でかなり緩んでいてそこからのL2で11.3とそこそこ速いラップを要求された。それにL3で11.8とあまり速くなくてL1で11.5とほとんど落ちていない。まあとはいえこの流れでディアドラにちぎられたわけだし、良い内容とは言えないが。

2番枠からまずまずのスタート、そこから楽に先行して2列目のポケットと理想的に入っていき、最終的には離れた4番手でゆったり入っていく。3角で逃げ馬が下がったところでペースが落ちて、馬なりで押し出されるような感じで先頭列に、仕掛けを迷いながら直線。序盤で追い出されて先頭に立つが、L1で甘くなっての3着完敗だった。

まあ微妙なところだが、仕掛けが遅く2F戦に近い形になったことでこの馬としてはトップスピード面に近い勝負になってしまった。ただし、L1で明確に甘くなったので物足りない面はかなりある。3角の段階で動ききってロンスパの形に持って行ってほしかったかなという感覚なんだけど、オークスではL1での伸びが良かったわけで、あの脚を使えなかったというのは不満かな。距離もあるが、1800でこのペースといっても離れたところにいたからね。騎乗的に満足しているわけではないけど、馬のパフォーマンスの方が不満が大きい。

府中牝馬ステークス2018への展望

もちろんオークスの強さは間違いないし、この時のフランケルがゆったりした流れの2400ぐらいで走れればまた違ったんじゃないかなと。実際ここ3走も確かに噛み合っていない面があるが、それにしてもよくない…というのはある。瞬間的な切れ味を要求されていいタイプではないので阪神牝馬SみたいにL3の4角地点最速で速い脚を要求されると苦しいが、それでもヴィクトリアマイルは直線地点でやはり切れず、L1も伸びてきたけどじりじりとという感じ。前走のクイーンSに至ってはレべル的にもフロンテアクイーンに差される形なのでこれはつらい材料となる。今回も人気することになりそうだが、パフォーマンスが低下している状況で狙うとすればもうちょっと距離が欲しい。仮にこの府中の1800という競馬を想定すると、スローなら直線で10秒台のラップを要求されるだろうし、そうなるとヴィクトリアマイル上位勢には苦戦は必至だろう。かといって全体のペースが上がってやれるのかどうかは今の時点では微妙。3歳時にはJF、チューリップ賞とある程度の流れでやれていたし、力関係から考えると通用する可能性はあるが…近走はやはり良くないと思う。クイーンSから短期間で劇的に変わってくるのかどうか?懐疑的かな。ペース次第、仕掛け・ポジション次第で多少はとも思うんだけど、今回は条件としてみてもシビアに扱いたい。

PR”大魔神・佐々木主浩氏の秋華賞予想はこちら↓

何悪。分析note2022



Links

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。