セントライト記念(GII)予想

中山11R 芝外2200ｍ
馬場想定：良、かなりの高速馬場想定

展開予想

展開予想動画はyoutubeにアップロードしましたのでよろしくお願いします。馬場次第で色々変えます。

その馬場だけど、日曜は逆に土曜と違って想定の範囲内でも軽い方に振れた感じ。そう考えるとやっぱり全体像は間違ってなくて、やっぱり軽いんだよ。９Ｒ1200は34.1-33.8で７秒台に入っているし中盤の緩み、Ｌ１もあまり落ちていないからGIレベルでまともに淀みなく進めば７秒前後は出るぐらいの馬場。明日も回復傾向なのでおそらくそれぐらいの軽さで、まともに流れれば11秒台はまず間違いない、というレベル。10秒台まで入るかは自身はないが、2:11.0ぐらいとみておけば1000通過60だとスローになる可能性が高い。そういう感じで見ていきたい。

展開予想は一応大体こんな感じ。ダブルフラットが前目で突くかどうかで結構変わるかな。ケイティやタニノがおそらく離れた２列目で進めてこの辺で60秒半ばぐらいだとおそらく実質スロー。ジェネラーレウーノが単騎で逃げて田辺がどの程度引き上げるか。ジェネラーレでも60秒前後で単騎だと実質でみれば顕著にスローになると思うし、ジェネラーレがどの程度頑張れるかにもよる。一応前半は実質スローと決め打って、そこからギアチェンジ戦になる可能性、ＴＳ持続戦になる可能性の２パターン考えて予想したいかな。一応イメージとしてはジェネラーレが単騎で59秒後半ぐらい、離れたケイティ・タニノの２列目で60秒後半ぐらいとみたい。

セントライト記念の予想

◎15レイエンダ
○09タニノフランケル
▲11ケイティクレバー
△01ギベオン
△07ブレステイキング
×05コズミックフォース13ダブルフラット
３連複◎〇軸▲△×流し
３連単Ｆ◎〇▲-◎〇▲△-◎〇▲△×

◎レイエンダ

ケイティクレバーと心中しても良いかなとも思ったんだけど、やっぱりタニノが早めに動く可能性もあるとなると微妙。それと追い切りが非常に良かったのと、前走の内容が良かったのでレイエンダを１番人気１倍台ながら本命にした。２走前の夏木立賞もドミナートゥス相手に圧巻の競馬。58.8-60.0とハイペースだが単騎で実質はスロー、そこからの11.6-12.1-12.6-11.7-11.7-11.9というラップ推移で中団外からＬ２の地点で一気に伸びてきてＬ１まで楽に突き放しての完勝。ここはラップ・時計的にはまだ抜きんでていなかったが、前走の松前特別がインパクト大。函館2000で59.8-59.5とペースも平均で流れた中でしっかりと先行策、12.6-12.4-11.8-11.4-11.3とＬ１最速の流れで２列目外からスッと反応して直線入りからラストまで余裕をもって突き放してきた。ポジショニングで改善しながらもしっかりと長く脚を使って底をみせなかった。２走前でＬ２の地点で伸びてきたのも好感で、総合的にスキがなくなったなと。そのうえで追い切りが目立ったので逆らわずに本命にしたい。どちらでもある程度対応してくるし平均まで上がったとしても問題ないと思うが、ベストのイメージはスローから仕掛けを早めて出し切ってほしいかな。

○タニノフランケル

相手はこちらにした。ケイティは運が必要で、タニノフランケルは地力で何とかできる範囲が広い。まず前走の西部スポニチ賞は圧巻の内容で、しかも２着のカフジバンガードが日曜にかなり強い競馬をして完勝してきた。小倉1800で48.0-45.9とかなりのスローからの11.8-11.5-11.6-11.2-11.2-11.9とロンスパ２段階加速でＬ３最速タイの11.2。かなり長く脚を使ってきたし、後半1000でみれば57.4でこれは相当速い。実際後ろにいたカフジバンガードより速い上がりを出せていて、６Ｆ戦に近い中でそれをやってきたのはかなり立派といっていい。高速馬場で後半型の競馬にシフトした瞬間にかなり高いレベルのものを見せたのでおそらくこれがベストの条件。であれば距離延長は望ましいし前半さえ無理なく入って60秒半ばぐらいで通過、そこから後半1000を58ぐらいで入っていければ普通に11秒台は楽に出せる。後半のポテンシャル・ＴＳ持続を複合的に使えるし、瞬間的な切れ味は母ウオッカ同様ちょっと物足りないけど、ウオッカの持ち味である素材面は引き継いできたかな。かなり高速状態で後半を前目で58秒前後でまとめられれば勝機は十分あるメンツ。菊花賞まで含めて楽しみが多いのでここは頑張ってほしい。

▲ケイティクレバー

やや他力本願だがそれでも前走のパフォーマンスとここでの評価との乖離が一番激しい馬だと思う。現時点ではあるけど単勝11番人気の馬ではないよ。前走の日本海Ｓも相手が悪かったし、しかもミルコにマークされるような乗り方になったからね。63.3-58.3と極端なスローに落としすぎたので向こう正面で捲られてそのまま12.0-12.1-11.8-10.8-11.6のラップ推移で抜けだされた。ただＬ２の最速地点でもしっかりと加速してルックトゥワイス以下は出し抜いていたように、超高速馬場で瞬間的な切れ味を引き出すことができるタイプ。目標にされた相手も悪かったけど、それでもルックは抑えているように準OPでもかなり高いレベルの競馬をしてきた。上がり馬というか夏場使ってきた馬の中ではレベル・内容ともに一番で、あとはこれを中山2200でできるかどうか。カギは馬場と騎手の意識で、今のところ日曜を見る限りやっぱり馬場は軽いはず。そして騎手の意識はまだ迷っている感じで、ペースも遅め、仕掛けどころの手前で緩みやすい傾向で本仕掛けも遅れがち。傾向的にはこの馬にとっては追い風で、あとはこの馬の持ち味である一瞬で出し抜く脚を我慢して直線入りで使えるかどうかだけかな。ジェネラーレが飛ばして甘くなって、タニノフランケルやレイエンダが仕掛けで迷ってくれるとこの馬のチャンスが大きくなると思う。

△ギベオン

戸崎だし基本的に中団内で我慢して早めに流れてくれればやれると思う。逆に中団内で我慢していたら仕掛けが遅れて直線入りで最速とかになると中団から勝ち負けのレベルまで差し込むのは難しいかな、という感じ。毎日杯も悪くはないんだけど、ブラストワンピースより後ろから決め手で見劣るレベル。48.0-46.2とかなりのスローからの12.3-12.1-11.5-11.1-11.5と３Ｆ勝負で３列目から直線すっと外に出て２列目まではきたけどＬ１で伸びきれなかった。あまり後ろ過ぎると押し上げるところまでで終わりそうだし、仕掛け面でも微妙なライン。ＮＨＫマイルＣは流れたことで良さがでたのもあるし、３走前のフリージア賞では後半特化で出し切ってもＴＳ持続を高めてきたのである程度どんな競馬でもできるのは強み。それでも押さえまでかな。

△ブレステイキング

ここは権利が必要な立場なのでミルコもそれなりに競馬してくるとは思う。ただ枠の並び的に前をとるのは難しいのとフリージア賞で番手で進めていまいち反応しきれなかったのでミルコ的には後ろから何か目標を、と考えて多分レイエンダの後ろを狙うと思う。一応イメージとしてはやはりプリンシパルＳの内容が良くて、59.2-59.0と流れた中で後方で脚を残して直線で出し切ってしぶとく最後まで差を詰めてきた。12.0-11.9-11.3-11.8-12.0とＬ３最速で出し切りやすい長の中でしぶとく伸びてきたしこれが一番かな。前走は流れに乗って強かったけどインパクトという点では２走前の方がラップ・時計的にも。今回も後方から出し切る競馬は良いと思うけど、それでレイエンダを差せるかどうか。これはちょっと展開次第の面はあるかな。瞬間的にスパッと切れるイメージではないし、前がコントロールして要所で出し抜かれる形になった時にちょっと不安がある。

×コズミックフォース

この馬はベストバウトはダービーではあると思うが、60.8-58.3とかなりのスローでも12.0-11.7-11.2-11.2-12.2と番手からロンスパの流れで良さが出ている。この辺からも積極的に３～４角で動いていく形をとれるかどうかが重要かな。一方であまりギアチェンジが問われるとよくない印象で、３走前のすみれＳみたいに12.3-12.0-11.8-11.0-11.7とＬ３－２で加速が問われたときに反応で見劣っていた。こういう競馬が合っていないとなると、今の読みにくい中山の馬場で前が支配して一瞬のギアチェンジを問われたときの不安が出てくるかなと。追い切りが良かったのでそこが気にはなるけど３着ヒモまでとしておく。

×ダブルフラット

基礎スピードはかなり高いレベルにあるので、個人的にはジェネラーレウーノからあまり離れず番手でペースを作っていく形になればかなり面白いと思うが、まあ津村にそこまで期待はできんか…という感じの保険の×。燕特別は新潟の内2200ｍ戦でレコード。超高速馬場で58.5-60.8とかなりのハイから11.5-11.8-12.4-12.3-12.0-12.3とロンスパの流れで流れに乗って先行策からしぶとく抜け出し３着以下はぶっちぎっている。かなり基礎スピードを見せたと思うし、前走の阿賀野川特別でも後半型の競馬で長く脚を使っているので、これも2200での基礎スピード面、ポテンシャルを高めてきている感はある。ただし、やはりそれでもパフォーマンスという点でみると準OPでハイレベルだったケイティの方が上だと思うし、あとは流れとして武器となる基礎スピードを活かしてリードをとれるかどうか。それができれば十分チャンスはあるが、ジェネラーレウーノに対してしっかり突けるかどうかだろう。

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