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プロキオンステークス 2018 レース回顧・結果:マテラスカイ、武豊がエスコート、日本レコード大幅更新の圧倒的な逃げ切り!

time 2018/07/09

2018プロキオンステークスのレース回顧・結果

中京ダ1400m不

1:20.3R 33.5-35.6 H^3
11.9-10.7-10.9-11.2-11.6-11.2-12.8

武豊のすごいところは馬場を想定して馬を想像以上に走らせるというところかなと思う。ある種馬の潜在能力を見越して頼るというか。今回入りの33.5はかなり早かったと思うんだけど、後半を35.6でまとめてきたというのは正直驚きで、馬のポテンシャルを引き出し切ってのものだろう。ペースは2.1で超ハイ、ラップ推移的に驚きなのはL3-2で11.6-11.2と非常に厳しい流れの中で高いレベルで加速してきていると。これは勝った馬をほめるしかない。しかしかなり時計が出やすい馬場だったとはいえ、芝並みの時計なんだよなあ、恐ろしい。

1着13マテラスカイ(武豊)

好発を切って押してハナを主張、内の各馬も抵抗するが1馬身ほど出てしっかりと前に出切る。そのまま主導権を取ったにもかかわらず快速を飛ばして後続の脚を使わせるようなレース運びで3角へ。3~4角でももったまま楽な手ごたえで逆に2列目を話して直線。序盤で追い出されてからラップ的にも加速してここで勝負を決める。L1はラップ的にも減速したが他も脚がなく消耗させての圧勝だった。

まさに基礎スピードを最大限に引き出し切った勝利といえそう。正直ここまで高いレベルにあるとは思ってなかったんだけど、これを引き出してくるのが武豊という感じはあるね。限界を超えてきた感じだし、ドバイに行ってからガラッとよくなったのかなというぐらい強烈なパフォーマンスだった。連闘がどうかだったけど、全く問題なかったね。ただこれだけの走りを見せたので、連闘はむしろ次への反動という形で出なければ良いなという感じ。しかし恐れ入った。芝スタートでも速かったし体1つリードを取るまでがすぐだったからね。ここは間違えた。やっぱテンのレースラップも重要やね。11秒台で入れていたのは確かだから。外枠は良かったと思うけどあのスタートなら内でも問題なかったと思うし、人馬ともにお見事。

2着06インカンテーション(三浦)

やや出負け、押して押しての追走も付いていけずに後方からの競馬と危惧するパターンとなる。道中も後方馬群の中目ぐらいで進めて3~4角でも後方馬群の中目で直線馬群をさばく選択。ここで少し狭くなるが捌ききって4列目から抜け出す。L1で外に出すと2,3列目をまとめて交わして単独2番手に。

思ったよりも対応できたがオーバーペースでばてた先行馬を交わす形になった、という点でみても勝ち馬とは絶対的な基礎スピードの差で見劣った。この馬自身も脚をある程度使っているとはいえ、マテラスカイにあの位置取りの差をつけられたうえで上がり3Fだけで0.2しか変わらない脚を使われてしまってはどうしようもないという感じ。ただ高速ダートで質的に高いレベルの基礎スピードを問われた中でやれたのは一定の評価が必要だしこれなら1400路線でも大丈夫かなという感覚ではある。この馬に関してはいろんな競馬に対応できるのでどこが良いとか考えるのが難しいね。

3着03ウインムート(和田)

五分のスタートから押して押して先行策、ただマテラスカイが速いのでそれを行かせて番手外でというパターン。ここまではBプランとしては悪くない。3~4角でも番手で進めてマテラスカイを追いかけながら4角で手が動くも置かれて直線。序盤で食らいつけずに2番手キープまで、L1で甘くなって外からインカンには差されたがそれでも3着は死守した。

ん~まあやっぱり厳しい流れになってマテラスカイがこれだけ高い基礎スピードを引き出してきた中で番手で捕まえに行く形になると難しい。もちろん捕まえに行くどころか直線では逆に離されているし、正直よく3着に残ったなという感じの内容で、それだけ他の馬にとっても前半の追走が厳しかったということかな。着差はかなり離されたけど先行勢でここまで残ってということは評価したい。ただマテラスカイがちょっと別次元だったということだと思う。

4着01サクセスエナジー(松山)

五分には出たが内の2頭も速いし無理はできず、中団の内内からスペースを拾いながら、ドリームキラリの後ろを取って好位。3~4角でも好位の内内から進めていくが鞭が入って追走に苦労し外に持ち出し。序盤で外からジリッと伸びてきて3列目の外。L1でもう一伸びが欲しかったが最後はばてたウインムートを捕え切るまでには至らずの4着。

こういう競馬である程度やれたというのは良かったが、前が限界レベルまで飛ばした中でのものだし、この馬としては基礎スピード面で足りなかったということになる。まあ正直マテラスカイがこの高速ダート適性が異常に高かったというのもあると思うし、ここまで極端なケースは珍しい(というか日本レコードを1秒以上更新するなんて能力だけではムリで超高速馬場という条件が揃っていたということ)のでまああまり気にしすぎないでもいいかな。最低限対応できたし、今は充実期なんだと思う。

5着12ブラゾンドゥリス(武藤)

まずまずのスタートからある程度押して追走、2列目の外ぐらいは取っていく。道中もそこから追走しながらで、3~4角でもウインムートの外から押して押して直線。序盤で鞭が入るがポジションキープがやっとという感じ、L1で外からインカン、サクセスエナジーに交わされウインとの差も詰まらずの5着完敗。

善戦したともいえるし、外枠から流れに乗って正攻法での5着だからやはり速い流れでの競馬でもやれるなというのはある。ただここまで軽いダートで流れてしまうと流石にちょっと忙しすぎたかな。悪くはない競馬なんだけど相手も強かったし現状このレベルで正攻法では善戦どまりで終わってしまうかもしれない。

6着02ドリームキラリ(M.デムーロ)

まずまずのスタート、そこから押して押しての先行策だが外のマテラスカイが速いので控えて好位まで下げる感じ。3~4角でも3列目で前にスペースがかなりある状況で直線を向く。序盤で追われるがいまいち伸びない。L1で前がばててきたところでそれなりにはなだれ込むが違いは見せられずの6着完敗。

こういうタイプの判断が難しい。控えたことでここまで踏ん張れた可能性も高いし、個人的にはコーラルSの内容からもハイペースはこなせるが質的に得意とまでは言えないと思うのであまり無理に追いかけると…というのもある。まあいずれにせよここまで軽い馬場で1400でとなると質的な部分で足りなかったと思うし、道悪の1400は厳しかったんじゃないかな。

7着07キングズガード(藤岡佑)

出負けして押していくがついていけずに最後方。道中少し押し上げたぐらいで集団の後方で3角。3~4角でも後方馬群の中目で進めて直線で外。序盤で進路確保しスムーズ、L1では脚を使って好位列まで押し上げたが7着まで。

ん~まさに質的なレベルで基礎スピードが足りなかったという感じ。バランス的にはこれでも脚を引き出せたけど、追走でポジショニングが悪すぎて絶対的な時計勝負の中でそれを出すだけの前半要素が足りなかったし、後半で末脚を高めることもできなかった。昨年みたいに3~4角でうまく押し上げて良馬場で前が下がってくれば良かったんだけど、それができなかったのもあるからね。脚は使えているけど結局前半のポジショニングが致命傷になってしまった感じ。やや下降線かなとは思っているけど、今回に関してはそれよりもむしろ適性的に合わなかったと思う。

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