競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

日本ダービー 2018 出走予定馬:エポカドーロ&戸崎想定

time 2018/05/21

日本ダービー 2018 出走予定馬:エポカドーロ&戸崎想定

第85回 日本ダービー(GI)出走予定馬展望

日程:2018年5月27日()
コース:東京芝2400m

予想用・出走予定馬一覧

エポカドーロ(戸崎想定)

父オルフェーヴルと同じく、まずは牡馬クラシック一冠目となる皐月賞を制したエポカドーロが日本ダービーに出走予定だ。父はここからクラシック三冠を制す化け物へと成長したが、その息子もまた府中の2400mでその真価を試されることとなる。堂々と人気を背負い、皐月賞馬にふさわしい走りで親子で二冠を戴くことができるかに注目だ。

ある程度力の要る馬場でトップスピードを問われなければ強い、というのはすでに皐月賞で証明できているかと思う。距離に関してもギアの上げ下げが上手いタイプなのでそう心配しなくていいだろう。あとは今の府中の馬場で切れるのかどうかである。トップスピード面に関しては正直ここまで高いレベルのものを見せてきているわけではない。もちろん未知数という面もあるが…。

皐月賞(GI)1着

中山芝内2000m稍 16頭4枠7番
2:00.8 59.2-61.6 H^2
12.6-11.0-11.9-11.5-12.2-11.9-12.4-12.4-12.7-12.2

まずは前走の皐月賞から振り返りたい。雨の影響もあり時計的にも2:00.8と遅い決着。ややスローからのロンスパだった1000万下でも2:01.7なので馬場の割にはなかなかに速い。それにハイペースなのは前3頭だけで、実質的に離れた4番手にいたエポカドーロの位置だと61秒半ばぐらいだと思うし、恐らく実質的にはかなりのスローになると思う。その中で後半のポテンシャル勝負という競馬になったかなと。

7番枠からまずまずのスタートを切って二の足良く花争いに加わっていくが、そこでブレーキしながらコントロール、すぐに下げて前3頭を行かせてペースダウン、折り合いを利かせつつ集団の実質的な逃げ馬的立ち位置で進めていく。道中も前3頭を遊ばせながら10馬身以上離れているかなというぐらい余裕をもってゆったり3角に入っていく。3角でもまだ少し仕掛けを待ちつつ馬場のいい外へ誘導、4角で前との差を詰めながら直線。序盤で前とは7馬身ぐらいあった差をここで一気に詰めて2馬身弱。L1でそのまま突き抜けて後続を寄せ付けずの2馬身差完勝だった。

あの位置を楽にとって前3頭を行かして実質的なレースメイクをできたし、結局かなりのスローの流れの中で後半のロンスパ的な競馬に持ち込めたのも大きいと思う。特にL2で12.7と前が落ちていたとはいえここで一気に詰めてきたし、L3-2辺りで恐らく11秒台半ばぐらいの脚は使ってきているかなと。あの位置で3~4角で馬場のいいところを最短距離で入れたのは大きいと思うし、少し恵まれた面もあるだろう。それでもサンリヴァルを楽に撃破しているわけで個人的にはフロックだけではなくポテンシャル、前半の総合力の高さを持っているといえそう。

スプリングS(GII)2着

中山芝内1800m良 13頭4枠5番
1:48.1 47.8-48.5 M
12.4-11.3-11.9-12.2-11.8-12.1-12.4-12.2-11.8

2走前のスプリングSではステルヴィオの差し込みに屈したものの3着以下は問題としないパフォーマンスだった。ペースは平均だがこれはコスモイグナーツの単騎逃げによるもので、またも離れた番手で実質的な逃げの手で進めていたエポカドーロは800通過でみても目視で約49秒前後と緩めの流れに持っていけていたと。スローからの3~4F戦で中間的な足を要求された感じかなと。

5番枠から好発、坂スタートで楽に前目を取って内のコスモイグナーツを行かせて番手を確保、最終的には離れた番手で実質的にレースを支配しスロー。3~4角でもまだ8馬身ぐらいある差を徐々に詰めて4角出口では一気に2~3馬身差。そこからばてたコスモを一気に交わし、L1で坂の上りもう一段の踏ん張りを見せるが最後はステルヴィオに競り落とされての2着。

それでも勝ちに等しい内容で勝ちに行って最後にステルヴィオに差された以外、3着以下は突き放している。レベル的にどうかというのも感じたが、力の要る馬場でのポテンシャル戦なので良くも悪くも判断が難しい(ゴーフォザサミットなんかは青葉賞を勝っているし、バールドバイは案外だった理と)。ただ準OPの幕張特別がマイルの平均ペースで1:34.3、その日全体でみてもおそらく標準ぐらい(準OPはやや時計が遅め)なので、その中で考えるとこのラップ推移はかなり優秀だし時計も良い。トップスピードはあまり問われない競馬だったと思うが、この距離とこのペースではステルヴィオが強烈に脚を使ってきた。後半要素のTS持続でステルヴィオが上回ってきたかなという感じ。

新馬戦3着

京都芝外1800m良 10頭6枠6番
1:50.9(+0.5) 51.2-46.0 S^5
12.6-11.7-13.2-13.7-13.2-12.3-11.6-11.3-10.8

この馬の弱点を考えるとやっぱり新馬戦かなと。京都の1800m、外回りの一戦でL1最速10.8が示すように軽い馬場でトップスピードの質を高いレベルで問われた一戦だ。

6番枠からまずまずのスタート、促して楽に先行と番手を確保していく。道中はかなり緩い流れだったが割と楽にコントロール、折り合い面に不安なく3角へ。3~4角でも番手で進めていたが一気に加速していく流れで4角でちょっと置かれ始める。序盤で前のタングルウッドに出し抜かれて2馬身半さ。L1も甘くなって最後はサトノエターナルにも差されての3着と不甲斐ない結果に終わった。

勝ち馬は1戦しか走っていないので何ともだが、2着のサトノエターナルはまだ勝ち上がれていないように割と低調な一戦だったと思う。この時は少し雨も残っていたがそれでも超高速馬場といっていい状態だったし、最速ラップで10秒台を刻まないと、というような状況で刻めなかったというのは頂けない。もちろん新馬戦だったのでその辺りがまだ完成していなかった可能性もあるが、トップスピード戦に強い馬ならこの時点である程度やれるはず。勝てないまでも離されて3着というのは良い材料とは言えまい。

2018日本ダービーへの展望

皐月賞の場合は力の要る馬場でのポテンシャル勝負というのと、前がかなり離れた位置で進めていたことでこの馬の位置では実質的にはかなりのスローとゆったり入れていたこと、さらに言えば内の馬場が苦しくなっている中で集団の一番前で3~4角をロスなく最短距離で一番いい馬場に持っていける立場だった、というのはある。皐月賞の完勝自体は結構かみ合っているとは思うが、力の要る馬場でポンとレースを支配してポテンシャル面でしぶとく抜け出してきたのは一定の評価が必要だろう。ただし、やはりこの馬自身これまでの競馬を見てもトップスピード戦でのパフォーマンスは新馬戦で低調だったのを除けば一度もない。その辺りは明確に不安材料といっていいと思う。トップスピード戦への対応力がカギ、もしくはそういう競馬に持ち込ませないことだろう。基礎スピードそのものは高いレベルにあるし、あすなろ賞は入りが速くても中盤息を入れて3F勝負に持ち込めた。皐月賞の場合は力の要る馬場だったのであれでよかったが、仮にオークスと同じような馬場でとなるとおそらく自身で61秒通過では後続の脚は削げず、まずキレ負けする。59秒台も当然視野に入れて平均的に刻んでいく必要が出てくるだろう。リードを取りつつも上手くペースをコントロール、あすなろ賞のように中盤少し息を入れても良いと思うが、入りの1000mの運び方はかなり重要。特に今回は今のところアイトーン、ケイティクレバーという逃げ馬候補が除外対象なので、逃げるとしたらジェネラーレウーノ、サンリヴァルぐらいになる。更にダノンプレミアムという強敵もある程度前目を意識した乗り方になると思うので、それらに対してどういう位置で戦えるかだろう。雨でも降れば別だが、オークスと同じような馬場状態という前提なら皐月賞からは少し評価を下げたほうがいいだろう。少なくとも適性的に信頼は置きづらいかな。

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過去10年は皐月賞組(8勝)、京都新聞杯組(1勝)、NHKマイルC組(1勝)と圧倒的に皐月賞組から優勝馬が出ている。連対馬は皐月賞組[8.7.3.62]、京都新聞杯組[1.1.1.14]、NHKマイルC組[1.0.1.28]と連対馬20頭中15頭が皐月賞組でもあり皐月賞組中心のレースと言える。

過去10年の皐月賞馬がダービーを勝ったのはドゥラメンテ、オルフェーヴルの2頭のみで、オルフェーヴルは3冠馬に。今年の皐月賞優勝馬エポカドーロは2冠達成なるか?また、注目は皐月賞を回避した無敗馬ダノンプレミアム。一頓挫あって間隔は開いたが、果たして無敗でのダービー制覇なるか。1980年以降、無敗のダービー制覇はシンボリルドルフ(5戦5勝)、トウカイテイオー(5戦5勝)、ミホノブルボン(5戦5勝)、フサイチコンコルド(2戦2勝)、ディープインパクト(4戦4勝)と5頭のみ。ダノンプレミアム(4戦4勝)が優勝すればディープインパクト以来13年振りの無敗馬誕生となる。

また、別路線組みからの無敗馬ブラストワンピース(毎日杯組・3戦3勝)の存在も忘れてはいけない。毎日杯を使う前から皐月賞には向かわずダービー直行を断言していた陣営。気性面の問題もあるが、ゆったりとしたローテで1冠獲りを狙っている。鞍上はオルフェーヴルでダービージョッキーとなった池添。開業11年目で悲願のダービー制覇のチャンスが巡って来た大竹厩舎だが、GⅠ初勝利がダービーとなる可能性も十分ある。

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何悪。分析note2023



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