競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

平安ステークス 2018 レース回顧・結果:サンライズソア、スタートを決めてスローロンスパで押し切った

time 2018/05/20

毎週日曜の22:00からツイキャスでオークスなど重賞回顧ライブを行います。ラップや騎手など様々な観点から次のレース予想に繋がる回顧をお届けしますので、ぜひお聴きください。ライブ前にコメントで質問、レースの流れで気になったこと等を書き込んでもらえたらありがたいです!

http://twitcasting.tv/c:nandecas

競馬ナンデトップページからも視聴できます
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2018平安ステークスのレース回顧・結果

京都ダ1900m稍

1:57.3 50.5-48.7 S^2
7.1 – 11.5 – 12.5 – 13.1 – 12.5 – 11.9 – 11.7 – 12.1 – 12.3 – 12.6

前半から緩い流れとなって中盤までは遅い、しかしその分仕掛けが早くなってL4最速で11.7となっている。3角地点の下りが最速地点となっているので、ここでの立ち回りはもちろん重要だったし、ラストは結構消耗しているので後半はポテンシャル特化戦。3角までの時点でのポジショニングも重要だった。

1着09サンライズソア(M.デムーロ)

まずまずのスタートから押して押してハナを取り切り主導権。テイエムジンソクを内に押し込めてペースをスローに持ち込む。向こう正面で流石にミツバらが動いてきたのでここでペースを引き上げつつ3角。3角で最速ラップを最内で刻んでここで各馬の脚を使わせ、4角でも楽な手ごたえで1馬身ちょっとの差で直線。序盤でそれをキープし寄せ付けない、L1でも徐々に差を広げるぐらいで結果的には1馬身半差の完勝。

う~ん、俺が本命を打つと出遅れて消すとポンと出るっていうね。ミルコなのか馬の方なのか。ただここはテイエムジンソクが下手を打ってくれたこともあって楽にスローに持ち込めたのが大きいのはあるし、向こう正面でのまくりもある程度意識にあったと思うので、そこでペースを引き上げて捲らせ切らずに3角で最速ラップを踏むことで捲ってきた馬に対して3角でロスを作らせることも上手くできたと思う。それでも前半にスローに持ち込んでいたとはいえラストの踏ん張りは本物だろうと思うし、こういった5Fのロンスパに高いレベルで適応できたのは結構意外ではあったかな。もうちょっと仕掛けが遅い方がいいと思っていたので、これができたということは案外これぐらいの距離でゆったり序盤を入らせたのが良かったのかもしれない。この馬はいろんな競馬にも対応できてはいるが、突き詰めれば余力があった状態での末脚勝負向きではあるんだろうなと。武蔵野Sもマイルの流れにしては遅かったが要所での反応が問われてもやれているからね。無理をしなければ後半器用に戦えるし、長く脚も使えるのかなと。

2着14クイーンマンボ(ルメール)

まずまずのスタートを切ってそこから外枠、無理はせずにじわっと追走で好位の外目に入っていく。宇江正面でもある程度追走していたが外からミツバ、グレイトパールが捲ってきたのでそれを行かせて3角。3~4角ではミツバの後ろから進めながらだがやや置かれ気味、それでも食らいついて3列目外で直線。序盤からしぶとく食らいついて2列目、L1でそこから抜け出しかけたところに外からクインズサターンも食い込んでくるがこれを何とかしのいで2着確保。

う~ん、最終的に3番人気なのかあ…という感じではあるけど前半無理なく入ってのポテンシャル特化で外目からの競馬になりながら食らいついていたし想像以上に強かったなというのはある。こういうタイプの馬は底が読みにくいんだけど、これまで大井や川崎でコーナーごとに減速する流れとはいえロンスパで良さが出ていた。これは3~4角でも速いラップを踏む形になった3角下りからの京都の競馬でもロスを作りながら長く脚を使えた。このポテンシャルは本物といっていいんじゃないかな。もうちょっと距離があっても良いぐらいの競馬はしていると思う。中央オープンレベル以上の1800とかだとちょっと忙しいかなと感じるし、概算とはいえ入りの4Fが50.5と明確に緩かったのも良かったと思う。ポテンシャル戦でこれだけやれたのは大きいね。

3着10クインズサターン(四位)

やや出負け、無理はせずにじわっと追走しつつ中団馬群の中目で進めていく。道中も動かずじっと、という中で外からミツバやグレートパールが動いていく中で中団馬群の内目でじっと。3~4角でもロスを少なめに立ち回って直線でうまくクイーンマンボの後ろから外。序盤で中団からじりじりと伸びてくる。L1で3列目から2列目を交わして最後はクイーンマンボに食らいつくも届かずの3着だった。

うまくかみ合った面もあるにせよ、やっぱり充実期に入ってるんだろうなと思う。ゆったり入れた、3角前後でペースが上がったところで我慢してしっかりとここで脚を残していたというのはかみ合った要素。そこから脚を残していた分がL2-1での減速地点ではじけているというところはあるが、それでも後半のポテンシャルがなければここまで食い込めなかっただろう。そこは評価したいところだが、このレースに関して言えばクイーンマンボの方が強い競馬ができているので、まだトップレベル相手にはちょっと足りないんじゃないかなあ。

4着01ミツバ(松山)

好発を切ったが二の足が遅く外に出そうとするがコスモに蓋をされる感じにもなり、結果的には中団の内目からのスタート。1角でも進路がまだ取れずに外への誘導を優先して下げながらとなる。前半スローでもあり、向こう正面の緩い段階で外から動いていって押し上げるが前も引き上げてきたので捲り切れないまま3角に入る。流石に先頭列まで上がってから内に切り込み、3角では下りで最速地点という中でそれでも2頭分外。そこから4角にかけてまでロスがあって直線。序盤でそこから追い出されてしぶとく2列目で我慢していたが、L1でちょっと甘くなったところに外差しを喫しての4着だった。

ん~枠がなあ。良いスタートを切っても結局二の足が遅いしコスモカナディアンが結構邪魔になって外に出せなかったからポジショニングで苦労したのがまず一つ。そして向こう正面でまくりを敢行、これ自体は作戦上仕方がない(少なくとも向こう正面の地点で誰かが動かないといけないスロー)が、ミルコもこれはわかっていたのでまくりのタイミングに合わせて前がペースを引き上げたので捲り切れずに3角最速の競馬を作られてしまって、その流れで内に入り切れずに2頭分外でスピードに乗った状態でロスが多くなってしまったと。かなり苦しい競馬をしているので、この4着は悲観する内容ではないと思っている。まあ敢えて言えばこういう競馬をせざるを得ない前半の二の足の遅さというのがネックで、地方交流の長距離なら前に行けても基本的にこのレベルでポジションをというのはなかなか簡単ではないね。外なら押して押してでも良いが内枠だと枠の並び如何ではこういう流れに巻き込まれることもある。力はあるんだけど…。

5着06グレイトパール(川田)

ちゃかついていて出負けしてしまう。ただそこからは特に焦らず逆にすぐに外に出して動く態勢をすぐに整えながら1~2角で中団外。そこから後ろのミツバが外から動いてきたのに合わせて少し押し上げて、3角ではうまく1頭分外、ミツバより内に入り込む。そこからは前に壁を置く形で直線まで脚を残す選択から追い出されて直線。序盤で追い出されるのだがいつものしぶとさがなく苦しい状況。ラストもその割には食らいついているともいえるが2列目から少し遅れての5着完敗だった。

う~ん…。ちょっとわからないけど、ミツバがあの競馬でかなり踏ん張っている、クインズサターンが3着ということを考えるともうちょっとやれてほしかった、というのはあるんだけどね。サンライズの競馬になった、クイーンマンボが思ったより強かった、というところはある程度仕方ないとしても、やっぱり3着争いはできたと思う。3~4角の立ち回りはミツバの方がロスが多い厳しい競馬、こちらは砂を被ったというのもあるかもしれないけどそれでも3~4角で流れ切った中で脚を残すことができていたのもあるとは思う。前走の反動が少しあったかもしれないなあ…。スローでも京都1800でテイエムジンソク相手に強い勝ち方をしていた馬がここで何とかテイエムを競り落とすところまで、だったという点からも状態面の可能性が高い気はする。川田は結構バランスの取れた騎乗をしてくれたと思うし、あのスタートとして考えればまあ悪くない。馬込みでの競馬があまりなかった馬だから、要所でそういう形になったのが響いた可能性もあるし、いずれにせよいつものこの馬のパフォーマンスからは少し落としていたと思う。あとは逆神降臨中の俺の本命が影響した可能性もあるのかもしれない…。でもちょっと危うさはあった気はする。

6着05テイエムジンソク(古川吉)

58kgでも関係なく好発を切って様子を見ながら外のサンライズソアらを行かせるが2列目のポケットでの競馬となってしまう。道中も前半のスローの流れに合わせる形、3~4角で最内をロスなく立ち回って直線。序盤で2列目の狭いところを通して抜け出したいが一足は使うもののL1で甘くなって最後は下がって6着完敗。

正直テイエムが一番よくない騎乗だとは思う。ただ、帝王賞が本番で、それに向けて包まれた状態でどうか?というのを試した可能性はあるから、何とも言えないね。それを考慮に入れてももう少し前半抵抗してから行かせてほしかったかな。ここまでスローだと動き出しが早くなるから後半のポテンシャル特化となってしまう。東海Sで強かったといってもあれはあくまで前半もそれなりには流れている中で全体での分散はあった。だけどここまで入りが遅いと前半で脚を使わせるところまではまず行ってないので、そうなると後半のポテンシャル特化になってしまうと。この馬は前半の基礎スピードが最大の武器のはずで、ここまで遅いと流石に…。まあ悪い騎乗だったと思っているけど、何かしらこの一戦に陣営が試験的なものを、というならある程度仕方がない。コメントからも帝王賞が目標って暗に示していたから強く批判はしづらいかな。

12着13ナムラアラシ(福永)

出遅れて最後方付近から。スローの段階である程度取り付いたがそれでも後方内内。ロンスパの流れの中で後方内内で我慢しながら直線で馬群の中、スペースががっぽり空いているところを突く。序盤で追い出されるがいつもの末脚が引き出せず。最後まで伸びあぐねた。

あの位置では難しいと思ったけど、それでも3~4角以降流れてからの減速区間に入っていて直線は明確に減速ラップ。その流れで目立つ足を全く使えなかったというのは不満の方が大きい。正直あれ?思ったより脚を使えないな、という感じで状態面が少し下降線に入ってきているのかもしれない。この展開でここまで負ける馬ではないはず。

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過去10年は皐月賞組(8勝)、京都新聞杯組(1勝)、NHKマイルC組(1勝)と圧倒的に皐月賞組から優勝馬が出ている。連対馬は皐月賞組[8.7.3.62]、京都新聞杯組[1.1.1.14]、NHKマイルC組[1.0.1.28]と連対馬20頭中15頭が皐月賞組でもあり皐月賞組中心のレースと言える。

過去10年の皐月賞馬がダービーを勝ったのはドゥラメンテ、オルフェーヴルの2頭のみで、オルフェーヴルは3冠馬に。今年の皐月賞優勝馬エポカドーロは2冠達成なるか?また、注目は皐月賞を回避した無敗馬ダノンプレミアム。一頓挫あって間隔は開いたが、果たして無敗でのダービー制覇なるか。1980年以降、無敗のダービー制覇はシンボリルドルフ(5戦5勝)、トウカイテイオー(5戦5勝)、ミホノブルボン(5戦5勝)、フサイチコンコルド(2戦2勝)、ディープインパクト(4戦4勝)と5頭のみ。ダノンプレミアム(4戦4勝)が優勝すればディープインパクト以来13年振りの無敗馬誕生となる。

また、別路線組みからの無敗馬ブラストワンピース(毎日杯組・3戦3勝)の存在も忘れてはいけない。毎日杯を使う前から皐月賞には向かわずダービー直行を断言していた陣営。気性面の問題もあるが、ゆったりとしたローテで1冠獲りを狙っている。鞍上はオルフェーヴルでダービージョッキーとなった池添。開業11年目で悲願のダービー制覇のチャンスが巡って来た大竹厩舎だが、GⅠ初勝利がダービーとなる可能性も十分ある。

競馬セブンでは社台系出走馬の情報は勿論、出走馬全頭の関係者情報も入手できる情報網があり、全頭の厩舎情報および追い切り評価など馬券に直結する内部情報を入手可能。公にはならない関係者情報は馬券に直結する裏ネタばかり。今年の日本ダービーもお見逃しの無いようご注意ください。

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何悪。分析note2023



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