競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

オークス 2018 出走予定馬:アーモンドアイ&ルメール想定

time 2018/05/14

オークス 2018 出走予定馬:アーモンドアイ&ルメール想定

第79回 オークス(GI)出走予定馬展望

日程:2018年5月20日()
コース:東京芝2400m

予想用・出走予定馬一覧

アーモンドアイ(ルメール想定)

シンザン記念で牡馬を相手に圧巻の末脚、それが本物であることを前走の桜花賞で証明したアーモンドアイがオークスに出走予定だ。軽い馬場の阪神マイルで果たしてどこまで切れるのか?というところ、大外一気で2歳女王ラッキーライラックをあっさりと交わし去ったその実力はもはや伊達ではない。母フサイチパンドラが届かなかった樫の女王の座をも得て、最強の3歳2冠女王となるか。

距離に関しては正直最初からこの馬はマイルよりあった方がいいと思っていたので桜花賞を勝った今でも距離自体はもうちょっとあっていいと思う。ただやはり大味な競馬になっていて、どうしてもトップスピードに乗ってからの持続力の高さで勝負している感が強い。オークスの場合は要所での機動力が問われることが多いし、素材型の馬が差し損ねるケースも桜花賞よりむしろ多い。その辺り、出し切れるかどうかがポイントかな。あまり後ろになりすぎることだけは避けたい。

新馬戦2着

新潟芝内1400m良 17頭6枠12番
1:24.0(+0.3) 36.6-35.0 S^2
13.2-11.6-11.8-12.1-12.1-11.4-11.5

やはり新馬戦から見ていきたい。唯一の敗戦にしてこの馬の負けパターンにはなると思う。ペース自体は1.6とかなりのスローだがそこまで顕著ではない。ただし新潟の内回りらしくコーナーでは12.1-12.1と緩んでいてL2-1で11.4-11.5と加速している。2F勝負でギアチェンジを問われている一戦。

出負けしてしまい、無理せず後方で進めていく形をとる。道中も中団馬群の中目で促しながら追走して3角。3~4角でも中団馬群の中で少しブレーキしつつ4角出口で中目に誘導。直線で少し内にもたれながらもしぶとく伸びる、そこから進路を外に取ってからだが絶望的な差。ラストに詰めてきたものの及ばずの2着だった。

もちろん急加速を問われたし、4角辺りで少しブレーキするような感じから促されて進路も外ではなく中目を選択したので馬も少しバランスが悪かった感じはする。それでも一気に加速というところまで持っていけなかったのは確かかなと。個人的にはこの馬は素材的には世代最強で良いと思っているけど、あえて一番の弱点を挙げればこのギアチェンジかなと。ゲートもあるが。

シンザン記念(GIII)1着

京都芝外1600m良 11頭3枠3番
1:37.1 49.0-48.1 S^1
12.2-11.1-12.4-13.3-12.8-12.1-11.7-11.5

2走前のシンザン記念では力の要る馬場状態の中で一頭だけ違う脚を使ってL1で突き抜ける競馬となった。ペースバランス的には0.9程度のスローだが、実質的にみても中盤で13.3と強烈に緩んでいるわけで後方から中弛みで取り付いた方が流れとしては良かったし、2F戦でL1最速なので実際よりもスローで後半勝負になっている…というよりアーモンドアイがこのラップで突き抜けたのがすごかったという内容。

3番枠から出遅れて最後方からの競馬となってしまう。道中もそこから折り合いを意識しつつもじわっとリカバーしながら進めていく。3角手前辺りで前が一気にペースダウンする中で外からスーッと勢いをつけて3~4角では後方外から追い出して直線。直線序盤での反応は地味だがそれでもじりじりと伸びてきて、それでもまだ前とは3馬身ほど差がある。これをL1で一気にとらえきっての勝利だった。

圧巻だったのはやっぱりL1だと思う。11.5の地点で3馬身差を捕えているわけなので、普通に考えれば11秒前後は間違いない。11.0~11.1ぐらいの感覚で良いだろうと。3~4角でここでは外から取りついていって勢いをつけながら直線に入っているが、L2地点の方がレースラップでは遅いのに伸び始めはそんなに目立たなかった。このあたりからもエンジンのかかりが遅いが、その代わり掛かってからの破壊力が尋常ではない、ということは証明していると思う。

桜花賞(GI)1着

阪神芝外1600m良 17頭7枠13番
1:33.1 46.6-46.5 M
12.3-10.7-11.5-12.1-12.1-11.5-11.3-11.6

前走の桜花賞では高速馬場の中で、マイルの流れでそれがどうなのか?という点がポイントだったが、少しかみ合ったにせよ強烈なパフォーマンスをみせてきた。このレースは平均ではあるが、入りの3Fは34.5なのでかなり速い。中盤の2Fが24.2とハロン平均で12.1なので入りの3Fが11.5ということを考えても0.6なら中弛みといって差し支えない展開、極端ではないが。

13番枠から出負けして後方からの競馬となる。最序盤から促しながら追走も前が速いのでなかなか取り付けず、後方馬群の後ろで進めながら。ただ3角辺りから前もペースを落としてきたのでここで外から徐々にエンジン点火。勢いをつけて直線に入ってくる。序盤で坂のくだりもあって一気に加速して2列目に並びかける。L1で粘るラッキーライラックをあっさりと交わしての完勝だった。

少なくとも後ろで競馬をした馬との勝負付けはこれで済んだな、という感じの圧巻のパフォーマンスだった。あえて言えば前との比較。このレースでは34.5と前半が非常に速かった中でラッキーライラックは先行策をとった。しかし3~4角で前がペースダウンしたことで直線入りでは最後尾までの差が縮まっていた。前中盤でフラットに入れたほうがいい、つまり速すぎる前半は後ろで進め、緩くなった中盤で取り付くという流れでかつ外から勢いを突けながら入れたというのはかみ合っているといえる。とはいえ、ここまでの脚を引き出せた馬が他にいないのも事実。厳しい流れの中でも圧倒的な脚を使えた。

2018オークスへの展望

まあ、はっきり言ってしまえば桜花賞組で逆転があるとすれば厳しい流れの中で展開不向きだったラッキーライラックだけだと思う。トップスピードの質、持続力ともに乗ってしまえば圧巻のパフォーマンス。桜花賞に関して言えば自身通過は1000で59.9の中でも33.2を引き出してきているように、基礎スピードも詰めてきた。またこれまでスローからのトップスピード勝負でエンジンがかかってからL1まで底を見せなかったし、シンザン記念では力の要る馬場でも脚を引き出してきている。この辺からも馬場への対応力も高いし、そういった条件面での死角は少ないかな。後はやはりゲートとギアチェンジ。この2つがネックにはなる。特にポジションに関しては最終的に押し上げながらという手もなくはないのでまだましだが、ギアチェンジに関してはネックになる。オークスの傾向的にもL2最速率が高いレースではあるし、中団に近い位置で入って要所でしっかりと加速できる総合力タイプの実力馬が素材型の馬に対して結構善戦しやすい。特にラッキーライラックはその辺り、基礎スピードも2400ではまず不安がないし、ゲートも上手いのでポジションも心配しなくていい。こちらはゲートが拙いので枠順次第で包まれてというリスクもある。そうなったときにエンジンのかけ遅れがあると差し損ねるケースはあるのかなと。ただ、それぐらいなのでやはり予想の上で軸にならざるを得ない。この末脚をしっかりと引き出し切れるかどうかが焦点、前半のポジショニングも大事だが、それよりもしっかりと前を向いて4角ではゴーサインをしてほしいかな。

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