競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

大阪杯 2018 出走予定馬:スワーヴリチャード&M.デムーロ想定

time 2018/03/26

大阪杯 2018 出走予定馬:スワーヴリチャード&M.デムーロ想定

大阪杯の出走予定馬展望

第62回 大阪杯(GI)

日程2018年4月1日()

コース阪神芝内2000m

予想用・出走予定馬一覧

スワーヴリチャード(M.デムーロ想定)

昨年は日本ダービーでレイデオロの2着、今年は前哨戦の金鯱賞でサトノダイヤモンドを撃破して成長を見せたスワーヴリチャードが満を持して大阪杯に出走予定だ。有馬記念では課題の右回りで手前を換えずに少し内に刺さる悪癖を見せ不利を与えて自身も伸び切れずとなった。今回はその辺りの修正に加えて2000mでペースが上がった時の対応力がカギ。全てをクリアし悲願のGIタイトルホルダーとなりたい。

基礎スピード面での課題は昨年の皐月賞から残されているのはあるし、右回りの不安に関しては有馬記念でも解消とまでは言えなかった。前走は2000といってもペースが上がりにくい中京でのもの。やはり課題は多いと思うので、ここで信頼するのは危険だと思う。

金鯱賞(GII)1着

中京芝2000m稍 9頭8枠9番
2:01.6 63.0-58.6 S^4
13.3-11.9-13.1-12.9-11.8-12.4-12.0-11.4-11.2-11.6

前走の金鯱賞は強かったがかなり嵌った面もあるし、何より左回りで得意のトップスピード戦だった。ペースも非常に遅く、4.4で超々スロー。S^5レベルに近いぐらいで極端に遅いし、L6で一度スワーヴ自身がペースを引き上げたんだが3角ではまた息を入れてという感じ。基礎スピードは全く問われなかったし序盤のポジショニングとそこから直線で鋭くトップスピードを引き出せたかどうか。

9番枠から坂スタートで五分に出てサトノダイヤモンドを締めながら上手く2列目の外で様子を見ていく。極端に遅いので流石に1角辺りでは掛かり気味だったがなだめつつサトノに蓋をして向こう正面。サトノが動けないことを確認してから向こう正面で掛かっているのもあってスーッと押し上げてサトノを出し抜く感じで前につけていく。3角では突いてサトノノブレスを行かせながらコントロールに入ってそこで上手く単独の2番手で最内で我慢。4角でも仕掛けを待ってサトノノブレスとの間にスペースを置きながら4角出口で外に出して直線。序盤で楽な手ごたえでスッと反応して半馬身差。L1で呑み込みにかかったところで前のノブレスの鞭に反応して一瞬怯んだ感じになったがそれでもしっかりとラストは捕えきった。

あの競馬になった段階でほぼスワーヴリチャードの競馬になっていたし、向こう正面でスワーヴがスッと引き離した段階でサトノダイヤモンドに勝ちは無くなった、という感じの競馬だった(ノブレスが思ったより手ごわかったが)。緩い流れの中でしっかりとポジションを取ってダイヤモンドを封じ込めながら3角までにスローにしてリードを大幅に取った。要所でコントロールして3F勝負に持ち込んでギアチェンジでスッと先頭に並びかけていけたし、前受出来れば基本的には安定する。段階的に、小出しに脚を使えるのが魅力だと思うし、そのうえで本仕掛けでは鋭く反応してトップスピードの質も持っている。この馬の持ち味はギアチェンジとトップスピードの質、そしてそれをポテンシャルでロンスパにしながら段階的に使えるという点といっていい。その点でも前半ゆったり入りたいタイプだと思う。それとダービーも含めてここまでスムーズなのは全て左回りで手前をスッと右手前に換えるから、というのはある。

有馬記念(GI)4着

中山芝内2500m良 16頭7枠14番
2:33.8(+0.2) 61.6-59.5 S^2
6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3

2走前の有馬記念ではこの馬としては悪くない流れだったと思うが、右手前でいつもの加速していく過程での反応がイマイチだったし直線でも内にもたれてサクラアンプルールらが決定的な不利を受ける要因にもなってしまった。ペースは2.1でかなりのスロー、キタサンブラックが刻む2段階加速気味の競馬もL2最速11.2と速いラップを直線前半で刻む形になってここで出し抜かれた。

14番枠から出負けして後方からの競馬を余儀なくされてしまう。そこからも前半は無理はせず、外目で折り合いを意識しながら我慢の展開で後方、シュヴァルグランの後ろで展開していく。向こう正面でキタサンが少しペースを引き上げたのでなかなか各馬も突きにくくペースが上がらない中で我慢の展開、3角まで動けない。3~4角で流石に外々から動く形になるが、シュヴァルグランの更に外で動いていって中団で直線。序盤で外から流石にそこそこ良い脚を使って伸びてくるが右手前のままで内に刺さり気味。ラストは甘くなってシュヴァルグランのTS持続に見劣っての4着だった。

この馬の場合、本当にいい脚はそんなに長く使えないので、3~4角でのロスが大きかったのはその良い脚を押し上げるのに使ってしまったこと。緩い地点で押し上げていければよかったが、ペースが上がるまでに手を打てなかった。向こう正面の段階でキタサンが1段階目の加速でジッと我慢。こうなると3角以降は更なる加速が要求されるのでこの馬がトップスピードに乗るタイミングがワンテンポ早くなってしまうと。これが痛かったと思う。もちろん右回りでは右手前でコーナーを回るわけで、3~4角で押し上げていって直線までと900m近く右手前を連続する形ではしんどくなるのもしかたない。右回りというのはその点でプラスにはなりにくいのは間違いないと思う。

皐月賞(GI)6着

中山芝内2000m良 18頭1枠2番
1:58.2(+0.4) 59.0-58.8 M
12.1-10.8-12.2-11.7-12.2-12.4-11.9-11.4-11.4-11.7

右回りともう一つ不安なのが、やはり基礎スピード面。これまでダービー、アル共、金鯱賞と程度の差はあれスローの流れで良さが出た。この皐月賞では平均ペースと厳しい流れの中で、L3でファンディーナが動いたところでレースが流れたという形。中盤少し緩んでいるのでそこまで上がり切っては無いが前半の基礎スピードも高いレベルで問われたのは確かだろう。

2番枠から好発を切ってそこからじわっと促して行きつつ最終的には好位から中団に下げる形。向こう正面で中団馬群の中目で進めて我慢の展開、3角で外に出してウインブライトの後ろから勝負に行って直線。序盤でも手前を換えずに府中で見せるような反応は無い。それでもL1までしぶとく伸びてなだれ込んでの6着と悪くはない競馬。

この時点ではまだ懐疑的だったが、結果的に見ても皐月賞はかなりハイレベル戦だったと思うし。上位のほとんどが古馬重賞で通用している。その中で3~4角でのロスがあったことや全体のペースが速かったことを考えるとまずまず好走したと思う。要所でどうしても動いてく形になるんだが、ただ右回りではやはり府中の直線勝負程の反応を見せられないし、アルアインやダンビュライトといった基礎スピードを持ったタイプに苦戦したなという印象。

2018大阪杯への展望

前走の金鯱賞は2000mで勝ったといっても63.0という1000通過が非常に緩かったことで楽にポジションを取れたという側面が非常に大きいので、あれをそのまま高く評価するのは危険。今回は基礎スピードが高い中距離型の馬が非常に多く、アルアインはもちろんだが引っ張りたいマルターズアポジーや逃げたいヤマカツライデンといったところがペースを引き上げてくる可能性が高い。その流れの中で上手く入っていけるかどうか。皐月賞では上手くゲートを出てスッといい位置を取れそうで下げたが、有馬記念の様にたまに出負け気味になることもある。後ろから押し上げるのに脚を使わされると?となる。それに皐月賞でも頑張ったとはいえ基礎スピード戦となるとアルアイン、ペルシアンナイト、ダンビュライトとここでは上位3頭が勢ぞろいしているわけで、流れてしまうと強敵が多いというのは言うまでもないだろう。ここで強く狙うというのは個人的にはなかなか難しいし、外枠を引いてしまうと最悪消すところまで考えないといけないかなと思う。もちろん右回りに替わるのもプラスではないし、全てにおいて逆風が吹いてくると思うがそれを克服できるかどうか。

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■第62回 大阪杯(G1)■

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昨年は7人気ステファノスからダブル的中!

昨年から新設GIへと昇格。中距離適性がある馬への出走機会を確保するために新設された中距離GI。中距離路線を歩みたい馬は、天皇賞(春)を見送り海外GIを選択する陣営も多かったが、大阪杯のGⅠ昇格により国内競走に専念できるようになった。

昨年はキタサンブラックが初代王者に輝き、天皇賞春も優勝。宝塚記念では9着に沈んだが、春の王道路線を3連勝するのは至難の業と言えるだろう。

今年は、凱旋門賞後は休養していたサトノダイヤモンド、昨年のマイルCSの覇者ペルシアンナイト、昨年のダービー2着馬スワーヴリチャード、昨年のJCの覇者シュヴァルグランや、マカヒキ、アルアイン、サトノクラウンなどがスタンバイ。キタサンブラックが引退し、古馬のGI路線を引っ張っていくのは、どの馬なのか注目の一戦である。

昨年は7人気◎ステファノスから馬連2320円、3連複4830円のダブル的中!今年は5頭のGⅠ馬が参戦するが、中距離GⅠを制するのは果たして!?競馬セブンでは昨年以上と言える勝負度合いの「ヤリ話」を独占入手済!春の王道路線である大阪杯・天皇賞春・宝塚記念の中でも「大阪杯を勝つ自信がある」と豪語する、とある陣営の勝負情報や人気薄確実な隠し玉勝負馬の大駆け情報なども極秘入手!週末情報はお見逃しの無いようご注意ください。

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何悪。分析note2023



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