競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

フラワーカップ 2018 出走予定馬:ロックディスタウン&池添想定

time 2018/03/12

フラワーカップ 2018 出走予定馬:ロックディスタウン&池添想定

フラワーカップ2018の出走予定馬展望

第32回 フラワーカップ(GIII)

日程:2018年3月17日()
コース:中山芝内1800m

予想用・出走予定馬一覧

ロックディスタウン(池添想定)

新馬戦、札幌2歳ステークスを連勝で制し話題となったオルフェーヴル産駒ロックディスタウンがフラワーカップに出走予定だ。阪神ジュベナイルフィリーズではオルフェーヴル産駒決戦に敗れて9着、今後の成長を問われる結果となった。ライバルが更に成長してチューリップ賞を制覇した今、この馬に問われるのはそれ以上の成長を見せること。転厩初戦となるが、父をよく知る池添に乗り替わり、この舞台で勝利をモノにしたい。

二ノ宮厩舎から藤沢厩舎への転厩初戦となるしそこはやはり不安材料。ただそれよりも単純に現時点でどの程度にいるのか。新馬、札幌2歳Sは強かったがレベルをどう考えるかだろう。

新馬戦1着

新潟芝外1800m良 10頭5枠5番
1:50.4 51.2-45.6 S^6
12.8-12.2-12.8-13.4-13.6-12.8-11.2-10.5-11.1

順を追って新馬戦から。新潟の芝外1800m戦で行われ、ペースが5.6と極端に遅く、後半3F勝負に特化した競馬となった。トップスピードの質、ギアチェンジの性能をかなり高いレベルで問われた。

5番枠からまずまずのスタート、そこから無理はせずに控えて好位で競馬をしていく。道中は好位列の真ん中で進めて3角。3~4角では前にシャルドネゴールドがいてその後ろで我慢しながら動きなく直線。序盤で進路を取れずに仕掛けを待たされて3列目に後退。L2で外に出してジリジリと伸びてくるがまだ2列目に並びかけるかという程度。そこからL1でしっかりと抜け出しての完勝だった。

タイムフライヤーが2着でこれがホープフルS勝ったから高いレベル…って言い切るのは危険で、タイムフライヤーは少なくとも厳しい流れでパフォーマンスを上げているわけだから当てにはしづらい。ただ、3着のシャルドネゴールドが500万下で緩い流れからの2F戦でトップスピードを活かしてエタリオウに完勝していることからも後半勝負として結構高いレベルにあったのは間違いない。上位はほとんど勝ち上がっているからね。その中で直線に入ってから前が壁でワンテンポ仕掛けが遅れて外に出してしぶとく伸びての勝利。ギアチェンジも結構持っているしトップスピードの質も高いレベルに無いと差せなかった。後のGI馬に勝った…という見方はマズイと思うが、全体のレベルで見ても高かったのは間違いないだろう。

札幌2歳ステークス(GIII)1着

札幌1800m良 14頭7枠11番
1:51.4 49.8-49.0 S^1
12.7-12.0-12.5-12.6-12.6-12.4-12.3-11.9-12.4

2走前の札幌2歳ステークスでも強い勝ち方を見せてきた。ただし、この一戦の方が全体のレベルは低かったかも?というところで、あまり当てにはしない方が良いかもしれない。ペースは0.8でややスローからのL2最速戦。速いラップを踏まないポテンシャル戦ではあったが仕掛けが遅い流れ。

11番枠から五分のスタート、外の各馬の出が良かったのであまり前には行けず、中団で進めていたが1角辺りでは首を上げて折り合い面で苦労。2角過ぎでは落ち着いたかなという感じ。向こう正面でもファストアプローチの後ろで進めながら動かず3角。3~4角で外から捲っていったダブルシャープが近くに来たのでそこで追い出し2列目で直線。序盤でそこからしぶとく伸びてファストアプローチに並びかける。L1でそのままクビほど抜け出しての勝利。

まあ確かに外から勝ちに行ってねじ伏せたのだから強い競馬。一方で、2着ファストアプローチはまずまずだが3着ダブルシャープや4着シスターフラッグが中距離戦線でそこまで高いレベルには無い。この辺りを考えてもあまりこの一戦を評価するのは危険かなというのは感じる。悪くはないけど、新馬戦の方が相手関係との比較で圧倒していたと思うし、力の要る馬場で速度をあまり問われないのは良い条件とは言えないかもしれない。

阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)9着

阪神芝外1600m良 18頭8枠18番
1:35.4(+1.1) 47.7-46.6 S^1
12.4-11.3-11.6-12.4-12.2-11.9-11.0-11.5

ショックが大きかったのは前走の阪神JFだろう。もうちょっとやれると思っていたが、外枠で折り合い面での苦労、かつ先行してというのもあったかもだが脆かった。ペースは1.1でややスロー、中盤息が入って仕掛けが遅くL2最速もL3では11.9。ギアチェンジ面も問われていたが新馬からはそこは問題なかったはず。

18番枠からやや出負け、そこから促しながら追走して押し上げながら先行策を取る。出して行ったこともあって力んで走っているような感じで壁を作れず3角へ。3角の入りで何とかコーディエライトの後ろで壁を作って我慢、ここで息を入れる。4角でもまだ持ったままでコーディエライトの後ろで我慢しながら出口で出して直線。序盤で追い出されるが伸びは無く外差しに一気に交わされてしまう。L1まで良いところなく下がっての完敗だった。

敗因は多分前半にある。ギアチェンジに関しては新馬戦で前に壁から一気の加速で進路が無いのに置かれていなかったからそこじゃないだろうと。ならば末脚を引き出せなかった要因を考えるべきで、そう考えるなら前半の問題。確かに少し掛かっていたのは確かだが、ペース自体はこれでもややスローになる。となるとこの馬としてはこれでもちょっと速かったかも?と考えるべきかなと。新馬も札幌2歳Sも1800で割とゆったり目に入った。ここではマイルでトップレベル相手に先行策を取った。後ろから行ったなら勝負になったかもしれないが、現時点では前半で無理をしたこと、出して行って掛かったことが原因かなと。

2018フラワーカップにへの展望

新馬戦のパフォーマンスからスローでゆったり入ってトップスピードに乗せられればチャンスは大いにある馬だと思う。桜花賞では自分の競馬に持ち込めればチャンスはあるかも。今回はどちらかというと2走前の札幌2歳Sに近い形になりそう。パフォーマンスは新馬戦と比べるとポテンシャルでは少し下がるかなと思うんだが、この面子ならば勝負に加わってくるチャンスは十分ある。理想はトップスピード戦、軽い馬場でキレを活かしたいイメージで、前走の敗因は前半。しっかりと折り合って無理のない入り方をしてくれれば力は出せるんじゃないかなと。後は同じく出し切った時に底知れないトーセンブレスやノームコア、モルフェオルフェといった前目で基礎スピードも持っているタイプがある程度引き上げてきたときにどうか。転厩初戦でもあるし適性的にもベストとは感じないので絶対的な信頼は置けないけど、馬券的には恐らく拾う形になると思う。連下か3着ヒモか。

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