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菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

クイーンカップ2018 出走予定馬:マウレア、阪神JF3着の実力は確か、ポジショニングはカギも要所は反応良く安定しそう

time 2018/02/06

クイーンカップ2018 出走予定馬:マウレア、阪神JF3着の実力は確か、ポジショニングはカギも要所は反応良く安定しそう

日程:2018年2月12日(月)
第53回 クイーンカップ(GIII)
東京芝1600m
予想用・出走予定馬一覧

デビューから2連勝で挑んだ阪神ジュベナイルフィリーズでも3着と結果を残したマウレアがクイーンカップに出走予定だ。姉アユサンは桜花賞馬、その後を追うために桜花賞に向けてここでの賞金加算は最低限のノルマとしてクリアしたいところ。もちろんそれ以上の結果、勝利をもぎ取りいざ桜満開となる4月の仁川へ。

強敵は多いとは思うし、ここで安泰といえるほどではないかも。ツヅミモンや抽選のメンバー次第だがテトラドラクマ、モデレイト辺りがペースを作る形になると基礎スピード面で未知数という課題も出てくる。ここ2走で見せたトップスピード勝負での反応なんかは最上位の存在になると思うが。

新馬戦 1着 15頭4枠6番
東京芝1600m稍 1:37.3 50.0-47.3 S^3
13.2-11.7-12.3-12.8-12.8-11.7-11.3-11.5

まずは新馬から順を追って。府中マイルでペースは2.7と超スローだが新馬戦ならこんなもんだ労。ラップ推移的にも3F勝負、L2最速のトップスピード戦となっている。雨で渋ったのでそこまで速いラップではないが。

6番枠からまずまずのスタートを切ってそこから促しながら先行集団の一角に入っていき、最終的には好位で進めていく。道中もスローなのだが終始促しながら追走、3~4角でも好位の中目で我慢しながら3列目で直線。序盤で追い出しを待ちつつL2でスッと伸びてきて3列目から一気に先頭に近い位置まで。L1で粘っていたロンギングファローを楽に捕えての完勝だった。

思ったより追走に苦労したなというのはあったが直線に入って序盤で少し不利があってワンテンポ遅れながらもL2の最速地点でスパッと切れて一気に伸びてきた。もうちょっとスムーズなら早い段階で伸びてきていたかなと思うしこの中では一枚上の末脚を持っていた。トップスピードの質は確かだったかと。一方でスローの流れの中で追走に苦労していた感はあるのでペースが上がってどうなのかの懸念は当然あったと。

赤松賞(5下) 1着 9頭8枠9番
東京芝1600m良 1:37.1 50.4-46.7 S^4
13.1-12.1-12.5-12.7-12.7-11.7-11.1-11.2

赤松賞も同じ様な感じで3.7の超々スローからの3F勝負、しかも仕掛けが遅くL2最速だがL1も11.2とほとんど落とさず2F戦に近い。ギアチェンジとトップスピードの質、前半はポジショニングが最優先だった。

9番枠から出負けして後方からの競馬、そこからリカバーしながら最終的には中団列の真ん中には入っていく。道中はコントロールで苦労しながら壁を置いて何とか我慢。3~4角でも中団の中目である程度促しながら直線。序盤で上手く進路を内目に取るとスッと反応して2列目に加わってくる。そこからL1でしぶとく抜け出して最後は外から強襲を受けるもこれを退けた。

前半の追走力やゲートの拙さと言ったところを露呈させているが直線に入って加速が問われたときの反応という点では一番、という競馬だったと。ただ各馬がトップスピードに乗ってきたL1の地点での伸びはミュージアムヒルやナラトゥリスの方が上だった。素材的に圧倒というよりは要所の反応・ギアチェンジ面で先にトップスピードに乗せられたのが大きかったと思う。

阪神JF(GI) 3着 18頭2枠4番
阪神芝外1600m良 1:34.5(+0.2) 47.7-46.6 S^1
12.4-11.3-11.6-12.4-12.2-11.9-11.0-11.5

前走の阪神JFでは流石にある程度流れたし、その中で結果を出せたのは大きいがそれでもややスロー。当時は年末の阪神としては例年に比べると軽い馬場だったのでその辺りも大きい。ペースはややスロー程度だがある程度流れた意識もあってか本仕掛けが遅くL2最速11.0で11.9-11.0と阪神の下りがあるとはいえ0.9と加速度が高い競馬になった。

4番枠からやや出負けしてそこから押して押しての追走だが序盤のポジショニングは簡単ではなく中団につけるのがやっと。そこからもじわっと中団の最内を突いて促しながら追走し、サヤカチャンの後ろでスペースを作りながら3角へ。3角で一つ外に出して前のスペースを詰めながらじわっと押し上げ直線。序盤で上手くリリーノーブルの直後で進路を取りつつ2列目に並びかける。L1でそこから少し待たされつつもラッキーライラックが抜け出してからその後ろを取ってしぶとく食らいついての3着だった。

2F戦で仕掛けを待つ立場でこれは少し辛い形にはなったが、ギアチェンジ自体は得意な馬なのでそれは良かったと思う。逆に仕掛けが遅かったことでそこまで末脚の絶対量を問われなかったかなというのはこの馬の適性として噛み合ったかな、というのはある。L1も11.5で坂の上りがある阪神としてはかなり速い部類でまとめているし、そこでも差を詰めていたからね。もちろん直線で少し待たされたなかで最後までこのレベルで脚を使えたのは評価できるかな。

●2018クイーンカップに向けての展望

ひとまず後半の三要素という点ではバランスよく持っていると思うが、素材的に見て赤松賞でL1で突っ込んできたナラトゥリスやミュージアムヒル辺りと比べて圧倒しているというほどではない。絶対的な決め手を持っているわけではないと思うが、トップスピードに結構すぐに乗せられるギアチェンジは強いと思う。これを引き出せるので安定するのかなと。ただゲートが安定しない、二の足もちょっと遅いのでできるだけいい位置を取って進めたい。後ろ過ぎると末脚だけでまとめて面倒を見るというのは難しいかなと。なので内枠でスロー、しっかりと中団までにはポジションを取るのが理想の形かな。基礎スピード面に関しては一応阪神JFで47.7とハロン12自体はクリアしてきているので、そこまで不安視しなくていいかなとは思うが、例えばツヅミモンやテトラドラクマといったところはペースが上がった中で高いパフォーマンスを見せてきているだけに、これらとの比較でどうなるか?というところ。馬券的には外しにくいが大外枠なら評価を少し下げたいところ。一応対抗~連下で考えながら、この馬に勝てそうかどうかで予想の軸にしていきたい。

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第53回 クイーンC(G3)

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