競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

根岸ステークス2018 出走予定馬:ノンコノユメ、最後までばてない末脚が去勢後は影を潜め…58kgでなかなか狙いづらく

time 2018/01/24

根岸ステークス2018 出走予定馬:ノンコノユメ、最後までばてない末脚が去勢後は影を潜め…58kgでなかなか狙いづらく

日程:2018年1月28日()
第32回根岸ステークス(GIII) 東京ダ1400m
予想用・出走予定馬一覧

強烈な末脚を武器に一時はGI戦線でも中心の一角を担ってきたノンコノユメが2018年初戦は根岸ステークスに出走予定だ。前走のチャンピオンズカップで9着、武蔵野ステークスで4着と去勢後はなかなかパフォーマンスを上げてくることができないままだ。とはいえまだまだ明け6歳、老け込むにはまだ早い。あの破壊的な末脚を蘇らせて今年こそ復権の年としたい。

まだまだ…まだ物足りない。良い頃でもエンジンの掛かりが遅く嵌らなければ綺麗に貫くところまではいかなかったが、嵌れば来ていたしエンジンが掛かればある程度トップスピード戦へも対応していた。ここ2走はその辺りを考えるとまだまだ物足りないかな…。1400への不安もある。

フェブラリーS(GI) 2着 16頭4枠7番
東京ダ1600m重 1:34.2(+0.2) 46.1-47.9 H^2
12.2-10.8-11.1-12.0-12.3-11.9-11.6-12.1

かなり遡るが一昨年のフェブラリーS2着から見ておこう。重馬場で高速ダート化、ペースは1.8でかなりのハイだが中盤で少し息が入ってそこからのL2最速戦。11.6とかなり速いラップを踏んでいるし質的には高いレベルのトップスピード面を問われている。

7番枠からやや出負け、そこからある程度促して追走しているがそれでも後方からの競馬になる。道中で後方の外で中団馬群の後ろから3角に入っていく。3~4角で前が少し息を入れる中で中団の後ろに取り付いていき、4角で促しながら少しずつ外に出して直線。序盤で外から追いだされるがここでは伸びず、L2の最速地点でもまだ差は詰めてこずにジリジリと後方列。しかしL1で前がばてたところでようやくエンジン点火、グンと伸びてきて2着争いをまとめて交わして単独の2着まで上がった。

この時のノンコノユメがまさにこの馬の適性そのものだと思う。ペース自体は速くても良いが追走はできない。3~4角でゆるんでも外から取り付いていって勢いに乗せて入っているのに直線入りで再加速となるとやっぱり置かれて伸びないし、L2の最速地点でも切れない。その代りどこまでも伸びてくるのでL1で前が12.1と落ちたところで自身は落とさずにバテ差してくると。器用な脚を問われると少し削がれるが、これができれば強い馬…だった。

チャンピオンズC(GI) 9着 15頭3枠4番
中京ダ1800m良 1:50.7(+0.6) 48.9-48.5 M
12.8-10.9-12.5-12.7-12.7-12.3-12.0-11.8-12.4

前走のチャンピオンズCでは完敗の9着だった。もちろんいい展開ではなかったが、それでも外から出し切る意識は持てた騎乗だったし、伸びそのものが物足りなかった。ペースは平均、中弛みではあるし前残りの展開ではあるが3~4角の下りからペースが上がってL2最速もL1は12.4なのでそれなりには落としている。

4番枠から坂スタートで出負け、押して押してだが後方列に下げていくのはいつも通りなのでそこまで問題ない。向こう正面でも後方馬群の外々で進めてミツバの後ろから促しつつ動く意識を持ちながら3角。3~4角でもミツバが外から動いていく中でそれに合わせて一つ内を立ち回って直線で中目に入ってくる。序盤でそこから伸び始めるのは悪くない。しかしL1での伸びがイマイチでミツバに対して最後は見劣っての7着だった。

単純に末脚の絶対量という観点でミツバとの比較で優位に立てなかったし、良い頃のこの馬ならL2であれだけ伸びて来ていたらL1では明確に差を詰めてきていたと思う。それが感じられなかったのが物足りない。展開も微妙、悪いなりに伸びてくれれば気にならないんだが、やはり良くないなと。

武蔵野S(GIII) 4着 16頭4枠8番
東京ダ1600m良 1:35.9(+0.4) 47.3-48.2 H^1
12.3-11.2-11.6-12.2-12.7-12.0-11.6-11.9

2走前の武蔵野Sも展開的には良くは無いがそれをフォローする騎乗だったので伸び始めは速かった。ただそこからがね…。ペースは1秒程度でややハイ。ラップ推移はL4でゆるんでのL2最速11.6なので流れとしてはあまり良くないと思うがこの緩みで上手く取り付けたのでカフジテイクには先着できたというイメージ。

8番枠から出負けして後方からはいつも通りで、そこから無理せずに最後方まで下げ切ってスペース確保を優先、3角までに外に出す意識をもって入る。3~4角で前がペースダウンをしたところで外々から一気に動いていき、4角でモーニンの後ろから促しながら勢いをつけて直線。序盤でそこからの加速でジリジリと伸び、L2でしぶとく伸びを見せてこれは?というレベルの脚。しかしL1で甘くなって最後はカフジテイク辺りに差を詰められアキトクレッセントも拾えなかった。

う~ん…という感じ、ただもともとスパッと切れる馬ではないから2Fで11秒台という中でこれだけやれれば悪くはないのかもしれないが。個人的にはエンジンがかかってからのしぶとさがこの馬最大の武器だと思っていたので、このレベルでL1も決定的に来ることができなかったのは全盛期と比べると物足りないかな。58kgが影響している可能性はもちろんあるんだが、今回も58kgを背負うわけで。

●2018根岸ステークスに向けての展望

エンジンの掛かりが遅い、ゲートも二の足も遅くポジショニングが悪いという2つの弱点がある。ただし、良い頃ならエンジンが掛かればどこまでも伸びてきたし、ハイペースそのものは歓迎できるタイプなのはフェブラリーS2着からも確かだろう。問題は良い頃に無いというところ。少なくとも近走の内容で復調のきっかけといい切れるレースは無い。強いて言えば武蔵野SだがそれもL1の伸びは個人的には物足りない。今回も58kgを背負うので不安は多いなと。また今回は後方待機型で強敵が多い。カフジテイクやサンライズノヴァは東京1400では相当な強敵だし、キングズガード辺りも侮れない存在。今回のメンバー構成で58kgで積極的に狙える材料には乏しいかな。現時点では消す可能性が高い一頭。適性そのものは東京1400は悪くないと思うし、そこまで顕著に淀まないのでカフジテイクみたいに出し切ってというのはあるかもだが…現状のカフジ比較でも物足りない面が多く。

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