毎週日曜の22:00からツイキャスで函館スプリントステークスなど重賞回顧ライブを行います（すみません、喉が治ってないので見切り発車ですが…今年の風邪は喉の治りがすごく悪い…）。ラップや騎手など様々な観点から次のレース予想に繋がる回顧をお届けしますので、ぜひお聴きください。ライブ前にコメントで質問、レースの流れで気になったこと等を書き込んでもらえたらありがたいです！

http://twitcasting.tv/c:nandecas

競馬ナンデトップページからも視聴できます
http://www.keibanande.net

2018函館スプリントステークスのレース回顧・結果

1:07.6 33.1-34.5 H^2
11.8-10.4-10.9-11.3-11.3-11.9

全体の感想

単に当たらないだけじゃなく俺の本命って今はデスノート化してるんだなという感想が一番強い。ユニコーンＳのグリムもものの見事にどん詰まるし、ゲートが上手いダイアナヘイローですら出遅れてどんづまるし。グリムはタイプ的にともかくダイアナが詰まるというのは全くの想定外だった…。むしろ逆に当たらないから役に立つから見てもらったほうがいいのかもしれないな。ここまでケチがつくことが続くってのは今まででもないな（昔から本命馬出遅れは結構あったけど、コーリンベリーとかは出負け癖もあったからね…ダイアナは今のところ見せてなかったからショックが大きい）出遅れ自体はそこまで構わない、キングヘイローの仔だから差してもいけるはずと思ってみてたけど、やっぱ函館の1200で内であそこだと詰まっちゃうんだよね。脚はあったっぽいだけにね。まあ、こればっかりは仕方ない面もあるけど、両重賞でこれだと正直メンタル的にやってらんないわ。まあこの辺は個別に回顧するとしてペースは1.4でかなりのハイ、ラップ推移的にみても淀みはなく比較的基礎スピードを高いレベルで問われた。ただ昨年と違ってやっぱり超高速までは行ってなかったからね。馬場自体は想定通りだったと思うし、展開もセイウンコウセイが行き切ったことも想定通り、ダイアナが出遅れたぐらいでそんなに変わった展開でもなかったと思う。

１着01セイウンコウセイ（池添）

五分には出たかなという程度だが、そこから押して楽にハナを取り切って進めていく。道中も淡々と進めて３角へ。３～４角でも楽な手ごたえで進めて１馬身差で直線。序盤でそのまましぶとく踏ん張ってＬ１で外から一気にヒルノデイバローに決定的に詰められるが何とか粘り切った。

高速過ぎない馬場、というのが良かったと思うけどそれでも７秒台半ばの競馬に対応できたのは一つ大きな収穫。それと追切があまりよく見えなかったんだけど、この内容を考えれば復調基調に入ってきているとみたほうがいいのかな。この馬の場合基本的に極端な高速馬場が合わないとみたほうがいいと思うし、基本は少し力の要る馬場で基礎スピード面を活かしていくのが合っていると感じる。決してベストではないスタートでもしっかりとハナを主張しきれたのは良かった。この競馬でナックビーナスを退けたし宮記念を勝った時もそうだが、基本はハイペース向きなんだろうと思う。

２着09ヒルノデイバロー（四位）

五分のスタート、そこから押して押しての追走で進めて好位～中団ぐらいで進めていく。道中も好位列の後ろぐらいで外目を通して３角。３～４角でも中目から窮屈なところをさばいて３列目外。直線でそこからしぶとく伸びてラストまで際どく食い込んでの２着だった。

この馬はちょっとよくわからんところがあって、ハイペースでも強いしスローからの決め手勝負でもやれる、馬場も問わないのに、大きく崩れることが多々ある。はっきり言って分析泣かせの馬で、まあ正直ここも来ちゃったか、という感じ。理詰めていくと狙いにくいんだよね、いつ来るかわかんないから押さえるってのもこのブログの趣旨的にはなんか違うし。ただだからこういう人気にならないときにひっかけておいて、人気の時は消すぐらいの感覚で良いんだろうなとは思う。スワンＳでもサングレーザーが相手に結構やれたしこの展開で普通にナックビーナスを撃破できているわけで力自体はGIレベルでもそこそこ通用していいだけのものは見せている。だけどそれが全く安定しないしね…。ここ２走も決して悪いわけじゃないけどこの馬はつかみどころがないわ。ということで、あんまり考えても仕方がないから今後は人気のない時に狙ってある時は消すでシンプルに行こうと思う。全部わかろうとするのは無理。

３着07ナックビーナス（三浦）

まずまずのスタート、そこからスーッと先行争いに加わって促しつつだが２列目を確保する。道中も終始２列目外、３～４角でも２頭分外を回して追い出して直線。序盤でそこからしぶとく食らいつく、Ｌ１で１馬身差を詰めては来るがジリジリでヒルノデイバローに差されての３着。

ヒルノデイバローとは対照的に理詰めていけばこうなるなという３着だったと思う。まあヒルノが来たから３着だったけど、２，３着としての信頼感は抜群にあるなあ。基礎スピード特化戦とまではいわないけど、1.4とかなりのハイを２列目外から勝負に行ってのもの。どうしても開幕週で内有利の中でセイウンコウセイが支配して最短距離を通されると逆転される範囲内だったという感じはある。この馬場で強気の競馬、力は出し切った。またセイウンコウセイがあのペースを作った段階で正攻法しかなかったしね。まあ悪くない３着だと思う。ハイペース～スローでも前を取れれば安定するから今後も軸としては重宝するね。

４着14アドマイヤゴッド（岩田）

まずまずのスタートから促しつつも前は無理そうなので控えていくという感じで後方。道中も後方馬群の内目で進めて３～４角でロスなく立ち回って直線。序盤でそこからスペースのある中目を選択、そこから外に出してしっかりと捌いて４着に差し込んだ。

多分位置取り的にこの馬の位置ではスローバランス（途中で出たが34.4-33.4）でこの馬は基本的に前半無理せずＴＳ持続で脚を引き出す形が合っているのでこの馬の競馬はしてきたと思う。ただもちろんこの馬の競馬をやっても前がそれより速い時計を出してきては届かないわけで、これが現状の壁ということができるかな。これをカバーするならやっぱりもうちょっと前半楽がしたい。時計勝負では現状ちょっと足りない面があるので前半のペースが落ち着く中で後半のＴＳ持続を引き出すパターンが理想、京都1200辺りを使っていけばどこかで穴をあけると思う。1400は微妙に長い感じがするし難しい馬やね。

５着05タマモブリリアン（古川吉）

五分には出たか、というぐらいでそこから押して押して先行、リカバーして好位につけていく。３～４角で２列目のうちまで押し上げて直線。序盤でセイウンコウセイが踏ん張ってくれているのでその後ろで進路を確保、Ｌ１でも伸びずばてずの５着。

ん～まあいいところを通せたのと、厳しい流れの中である程度踏ん張れたのは一定の評価かな。勝ち時計自体が想定通りなので良くも悪くも今回の上位はある程度力を出し切っている、低調というわけではないと思うので低調なメンバー構成の重賞ならチャンスも出てくるかもしれないね。まあどういう展開でもワンパンチ足りない感はあるから勝ち切るまではメンツが相当落ちないととは思うけど。ナックビーナスとの着差は着差以上の差はあるし、少なくともGIレベルで好走は難しい。

８着08ワンスインナムーン（石橋脩）

好発を切ってハナを主張していくが内からセイウンコウセイが勢いをつけてきたのでこれを行かせて番手も理想的な入り方。ハイペースの流れを追走して３～４角でもまだ手ごたえはある。しかし直線入りで追い出されてから伸びがなく下がってしまう。ラストまでじりじり下がって８着完敗。

ん～悪くないというかこれでここまで崩れるか、という感じ。もちろんスプリンターズＳの３着が内容的にもベストなので理想はペースをコントロールする形だろうけど、厳しい流れでもそれなりにやれていたので…勝ち負けはともかくにせよここまで崩れたのは意外。ちょっと様子を見たほうがいいのかな。タイプ的にはアイビスで見てみたかった馬だけどね。

９着02ダイアナヘイロー（武豊）

出負けして最後方から内のスペースをリカバーしつつ中団から中団まで上げていく。３～４角でも手ごたえがある状況だが外に出せないので内を選択して３列目。序盤で進路がなく詰まってしまい、Ｌ１でも詰まって終戦。

パトロールを見ると何とかスペースを拾おうとはしているんだけど、誰が悪いとかってよりは、あの位置にいた時点であの状況では捌けなかったと思う。出負けして、さらに展開運もなかった。仮にあの状況でも馬群がかみ合えば差してきた可能性自体はあるとは思っていたし、タイプ的にみても後半型の脚を持ってはいるのでペースさえ速ければポジションはそこまで気にしなくても良いタイプだと思う（使える脚が短いだけなのでスローでみんな余力があれば別だが）。なので出負けした段階でもむしろ前が飛ばすレースなので逆にいいかもしれないなと思っていたのは確か。ただやっぱ詰まるんよね、函館の３列目以降の内は。例年詰まるからこれはもうそういうレースだと思わないといけない。まあダイアナヘイローがそうなるとはさすがに思っていなかったが。+10kgの影響もこの競馬だといいか悪いかわからんね。直線捌けていたらもうちょっと違ったと思うから。

11着13キングハート（北村宏）

五分のスタートから押して追走もやはりポジショニングでは苦労して中団から下がって後方となる。３～４角でも呼応方中目で仕掛けを待って直線。序盤でそこからばてた馬を拾う程度のなだれ込み。

ん～この馬ももうちょっとやれていいとは思うんだよね。流れとしてもハイペースだったわけだし、後ろになりすぎたのが意外だった。オーシャンＳでは結構いい感じで入れていただけに、ナックビーナスがああいう競馬をした中でこちらは持ち味を発揮できなかったなあ。馬場自体は超高速の昨年でもやれているぐらいなので、そこは関係ないと思うしおそらく状態が良くなかった、-20kgが影響している可能性を考える必要はあると思う。

最近登場した「うまコラボ」というサイトの指数がかなりよく当たっていて利用者急増中とのことで仲間内でも話題になっています。

で、うまコラボの何が凄いの？

↑無料登録できたので、私自身も使って試してみました。